来年公演予定の『滝沢歌舞伎』という名称が使えるかどうかは現時点でわからない。
そもそも開催されるかどうかもわからない。
でも。
それ以前に。
Snow Manは『滝沢歌舞伎』を継ぐものと思っているのか。
それとも、いつか超えるものと思っているのか。
ここをどう思ってるかによって、結果はまったく違ってくるんじゃないんだろうか。
タッキーが表舞台に出てくるかもしれない。
タッキーがTwitterを始めた。
とても話題になっている。
タッキーのファンにとっては、直接彼の声がきけるから嬉しいのではないか。
もしかしたら、姿だって見せるかもしれない。
もう2度と表舞台では見られない、直接彼の考えをきく機会がほとんどないと思っていたファンにとっては、退所は実は大歓迎のできごとなのかもしれない。
ともかく、タッキーが望むことができますように。
Snow Manを育ててくれて、私たちに出会わせてくれたことは感謝してもしきれません。
本当にありがとう。
そんなタッキーが松竹さんから何年も真摯な姿勢を見せて勝ち取った舞台『滝沢歌舞伎』。
これを受け継いでいくもの、……わかりやすくいうと世襲していくもの、としてとらえるのか。
それとも、次の代が立派に受け継いだと先代が判断したところで、まったく新しい名に変更するものなのか。(タッキーが完全無欠にSnow Manに任せられると思うってことね。完全に自分の手から離すということ)
Snow Manがどちらととらえているかで、『滝沢歌舞伎』はまったく違う方向に向かうことになると思う。
『滝沢歌舞伎』という名称を世襲するように扱うとしたら、ふたつの考えかたがある。
ひとつは、今はまだSnow Manが『滝沢歌舞伎』引き継いでいる“最中”であるということ。
これは滝沢くんが少なくとも今年までは演出に関わっていたことから、完全に手を離れていないのでそう考えることができる。
そうすると、まだ、Snow Manに完全に受け継がれたわけではないということになる。
もうひとつは、もうSnow Manが完全に受け継いだ状態である、ということ。
そうすると、『滝沢歌舞伎』を世襲のように“受け継いだ”ということになる。
そして、それを受け継いだSnow Manが次の世代を育て、その世代に任せる状態にあるということになる。(今のところだとSnow Manの次の世代はINPACTorsになるのかな?)
こう考えると、Snow Manは少なくとも今年の『滝沢歌舞伎』までは、タッキーに演出をお願いしていた状態ということになる。
このふたつのことから、タッキーから受け継いでいる“最中”だから『滝沢歌舞伎』という名称なんだな、ともとらえられるし、『滝沢歌舞伎』はSnow Manが完全に受け継いだけれど、それは世襲していくものだから、誰がやっても『滝沢歌舞伎』という名称は変わらないものなんだな、ともとらえられる。
じゃ、世襲じゃなくて、Snow Manが完全無欠に『滝沢歌舞伎』を受け継いだ、もう独立していいですよ、とタッキーが太鼓判を押したとしよう。
そうすると、Snow Manが完璧に受け継いだんだから、Snow Manの名を冠したものにしなければいけませんよ、ということになる。
まあ、なりそうもないけど、ようは『Snow Man歌舞伎』とかいう名称にしなくちゃいけませんってことだ。(この考えかただと、もしINPACTorsが次に受け継いだとしたら、次は『INPACTors歌舞伎』となるわけだ)
『滝沢歌舞伎』が世襲だとして、2023年に『滝沢歌舞伎』が公演されるとしたら、それはあくまで『滝沢歌舞伎』としなければならない。だって世襲したものだから。
だけど、ここで問題になりそうなのは「歌舞伎」という言葉の権利を持ってる松竹さんが許可を出すかということだ。
そして退所したタッキーが自分が苦労して創始した『滝沢歌舞伎』の使用の許可を出すかということもある。それとも退所したから、どう使われようと文句が言えない?のかな?
ここの権利について、もしかしたら弁護士通して話し合ってる?のかもしれない。
事務所はどうなんだろう?
退所したタッキーの「滝沢」という名称を使うのを嫌がるのか。
それとも、それはあくまでただの公演の名称であるし、使わないと公演できないというなら使えば?みたいな感じなのか。使わないとまた世間に叩かれるしね。
それとも松竹さんが『滝沢歌舞伎』じゃないと公演しちゃいけないっていうならしかたがないって思うのか。
そこは今まで会社に尽くしてくれたタッキーに免じてOKとするのか。それとも、もうすでに発表しちゃったから、今回限りは許す、とするのか。
そもそもSnow Manが「世襲した」と思ってるなら、『滝沢歌舞伎』という名称でなければ『滝沢歌舞伎』を公演しないんじゃないかと私は思ってる。
だって世襲していかないといけないからね。
じゃタッキーから完全に受け継いだということだったとしたら。
例えば『Snow Man歌舞伎』として公演することになる……ということか。
ここで松竹さんから「歌舞伎」を使う許可が出なかったら、まったく違うタイトルなのに中身は『滝沢歌舞伎』が公演されるという事態が起きるんだろうか?
個人的には、『滝沢歌舞伎』という名称が使えないとしたら、Snow Manは『滝沢歌舞伎』をやらないんじゃないかと思う。
『滝沢歌舞伎』だから、あれらの演目をやるわけで、その名称を使えないなら、Snow Manはまったく違うエンタメを考えるんじゃないかと思う。(もしくは要求される)
タッキーが何かしらのメッセージを彼らに託してない限り。
これだと事務所はタッキーや松竹のしがらみを考えなくていいから万々歳ってとこだろう。
そういう意味ではSnow Manもやりやすいかもしれない。事務所に邪魔されないから。
ただ『滝沢歌舞伎』を超えるようなものを作り出さないといけないというプレッシャーは生まれるだろうけど。
でも、そうなったとしても彼らはやり遂げると思うから、そこは心配のタネではないと思う。
あとは、Snow Manが『滝沢歌舞伎』はいつか超えるべきものと思っていたとしたら、タッキーが退所してしまったタイミングでもあるし、あの事務所のことだし、前述とは違う過程にはなるけど、まったく新しいエンタメを提供してくる可能性がある。
良くも悪くもタッキーがジャニーズを去ってしまった今、新しい名称を使い始めるには、そして新しいエンタメを提供するには絶好のタイミングともいえる。
でも、このほうがSnow Man的には前向きな話かなと思う。
ましてタッキーが「『滝沢歌舞伎』を超える、Snow Manのオリジナルの舞台を作れ」と伝えていたとしたら、Snow Manは『滝沢歌舞伎』を封印するだろう。
タッキーは退所を決めた時に、『滝沢歌舞伎』に対して何かしらのことはしたはず、もしくはしようといてるはずだし、Snow Manにメッセージを送ってるはずだと思うから、Snow Manはそれを目指して動いているかもしれない。
だけど、それに事務所がOKを出すものかどうかわからない。
でも『滝沢歌舞伎』を公演しなかったら、事務所は世間からバッシングを受けると思うんだけどな。
Snow Manをかわいそうという人もいるだろうけど、事務所のいいなりにさせられてると批判する人も出てくるだろうし。
でも事務所としては、いつまでも退所した人を思い出させるものは排除したいだろうしね。
結局、Snow Manとタッキーが『滝沢歌舞伎』について、どのような約束をしているか、がすべてではあると思う。
タッキーはあの事務所のことをよくわかってるから、Snow Manとともに私たちが納得できる結論を出してくれると思うんだけどな。あるいは「なるほど!そういう手できたか!」と感心させてくれるかと期待してるんだけど……。
それとも想像以上に事務所は厄介なのか。
ともかくSnow Manが困らないよう、タッキーは策を講じてる、もしくは講じようとしてると思うんだけど。
とにかくSnow Manが納得して舞台に立てることを祈る。
(もし『滝沢歌舞伎』を公演するのだとしたら。
初日にタッキーを招待する気概を見せてほしいなぁ。
そして。
タッキーも堂々と見に来る大物ぶりを発揮してほしいなぁ)