あのSnow Manのこと綴らせて下さい

アイドルグループSnow Manのことを綴ります

アイドルがタイムレスになるには

 

 

Sexy Zone』が改名、『timelesz』に。
 そして新メンバーを募集とのこと。
 もちろん、賛否両論起こるわけで…。


 私はSnow Manがデビューしてからのファンなので、Snow Manが増員された時のことは知らない。
 きっとtimeleszのように賛否両論起きただろう。
 増員については、デビュー組、デビューしてない組というのは、あまり関係ない気がする。
 彼らのファンがいるからこそ、賛否両論が起こるわけだからね。
 増員するためのシステム的なことは違うだろうけど。

 今も先代がいた事務所のシステムについて、詳細を私は知っているわけではない。
 だからこそ一般的な感覚に近いかもということをふまえるけれど。

 自分たちの希望でグループは基本的には組まれず、組まれたとしても、いつデビューできるかもわからず、デビューしたとしても、それぞれの生き方や考え方によって、グループや事務所を辞めたりする。デビューしようがしまいが、グループがなくなることもある。

 とても不安定で不確実。

 そんな存在だから、私はたちファンがつくという面もあるんだよね。
 どこか儚さを感じないと、生身のアイドルって推せないような気がする。
 そういう存在だからこそ、惹かれるというか。

 それが苦手、避けたいと思うと二次元推しが安心できるのかな。(いや、二次元でもいろいろあるだろうけど、生身の人間よりは変化は起こりにくいかな、と)

 

 

 風磨くんが自身のSNSで直接ファンの言葉を受けとめて答えてるのをみたけど、彼がとても若いうちから、先代事務所からデビューを勝ち取り、いろいろあったグループに所属し続け、個人仕事もすごいアイドルとしての矜持を見たな、と思う。

 本当に頭が良くて、実力がある人だな、と。

 もちろん、そんな彼もファンがいるからこそアイドルなんだけど、ファンも彼らを愛してると思うけど、所詮ファンでしかない。

 誰かが「ファンはいつでもやめられるけど、彼らは人生なんだよな」と言っていて、まさしくそうだなと思った。

 

 私が若いころ、アイドルは手の届かない存在で、このSNSのようにアイドルとほぼ直接やりとりすることはできなかった。
 それが良いか悪いかは一生結論は出ない気がするけど、ともかく、今のアイドルはそんな時代に生きてる。

 そのため、私が若いころよりファンは勘違いしやすい気はする。
「ファンである自分の意見を聞くべき」
「私の好きになった存在で持続すべき」って。

 

 でも、それなりに年月を生きてきたおばちゃんだから言うけど、変わらない商品が“大きな”利益を生み続けることは稀。
 大きな利益や人気を獲得するには、やはり変化が必要なんだよね。
 彼らを“商品”と称するのは違うと思うかもしれないけど、ビジネス的には、私たちファンは“アイドルという商品”にお金を払ってることになる。(お金をかけない推しかたもあるけれど、アイドルは職業なので経済が発生すると考えます)
「そんな大きくならなくたっていい」とも思うかもしれないけど、上を目指さない商品は売れなくなっていくし、売れ続けないとファンが喜ぶことを、自分たちがしたい活動をできなくなっていくんだよな。


 Snow Manが増員した時はデビューしてなかったけど、ある程度長く続いてたグループで、そこに増員があってデビューとなり、今では事務所(新会社になりましたが)イチのファンクラブ会員数を誇るようになった。(嵐はお休み中なので除外します)
 年末のYouTubeの無料配信を、あの規模でできる経済力を持つグループになった。

 しょっぴーと仲の良い風磨くんは、彼から増員について直接何か聞いたり、聞かないにしても近くで様子を見ていたりした可能性は高い。
 だから、ただ増員したSnow Manを見ていたわけじゃないんだよね。
 中からも増員したSnow Manを見ていた。

 それを見て、“減る”自分たちグループを“増やそう”と思ったり、増えたSnow Manが経済的に成功しているのを見たりして、増員を考えるのは自然なことだったかも。
 ここ数年のオーディション番組の人気も、そこからデビューしたグループを応援するファンの熱量の大きさも考慮したんじゃないかな。

 現時点でオーディションの様子を公開するかどうかわからないけど、その様子を公開して視聴者投票とか実施すれば、今までのオーディション番組と同じではあるけれど、すでに実績を積んできたグループが実施したという点では、前例がないから話題になる。

 それに、その過程を見ることで増員されるメンバーが世間的に受け入れられやすくなるし、世間が応援したくなる可能性も高い。

 オーディションを実施したtimeleszの歴史や思いを改めて知ることにもなるから、3人に対して改めて思い入れが深くなったり、新しく彼らのファンになったりする人も出てくる。

 つまり増員を実施することは、今までと同じような活動を続けるより、ファン獲得の可能性が高い。
 そうすると自分たちやファンの望む経済力をつけられ、活動が広がることになる。
 それはアイドルとしての寿命を伸ばすことにもなる。

 私はセクゾのファンではないからこそ言うけど、セクゾの顔はケンティーだったと思う。
 というか、とくにデビューして数年はケンティーしか知らなかったし、ケンティーの印象が強かった。
 どうしてもセクゾといえばケンティーを一番に挙げてしまう。
 だからこそ彼は独りになることを選択した面があるし、そんな彼が抜けたグループを3人だけで強くするには、ある程度の限界を感じたから増員を決めた面もあると思う。

 それにグループ名を変えたからには、グループも変えよう、進歩しようと思ったんだろう。

 そう考えるとtimeleszというグループはすごいグループなんだと思う。
 すごい決断だと思う。

 

 timeleszのファンではないから勝手なことを言うけど、ビジネス的には素晴らしいんじゃないかな。
 ケンティーというグループの顔といえる人が抜け、パワーダウンしたといわれないよう3人だけで頑張ることもできたと思うけど、自分たちがデビューしたカタチの事務所がなくなり、グループ名も変えざるえなくて、3人で頑張るだけでは、この時代を生き抜いていけないと考えたんだよね。

 とても冷静でいて、とても無謀な判断で素晴らしいよ。
 他グループのファンだけど、とても興味ひかれるもの。
 ハラハラするし、ワクワクするもの。

 オーディション実施をしても、たとえ増員が決まっても、新生timeleszとして活動し始めても、賛否両論を巻き起こし続けることになるだろう。
 でも、それだけ話題になり続けるということ。
 ある程度の年数を活動してきたグループが、さらに長期間アイドルとして活動するための、最高のビジネスモデルのひとつになりうる可能性がある。

 風磨くんがそのプロジェクトのブレインであるならば、彼はものすごい才能を持ってると思うなあ。

 


 さあ、Snow Man、先輩はだてに先輩じゃないよ。(デビュー組の先輩として、ね)
 彼らの決断と行く末を、自分たちにも起こりうることとして、見つめる必要があるよ。

 

 ファンである私たちもね。