V6が解散した。
ディスコ「ヴェルファーレ」で記者会見していた彼らをテレビで見ていたときは、こんなに長続きするとは正直思ってなかったな…。(ディスコで記者会見なんて、チャラさ全開だったしさ…。新しかったけどさ…。ディスコブームに乗ってるのがモロって感じだったしさ……)
解散直前に出演したいくつかの歌番組を見て、改めてクオリティの高いパフォーマンスをする方々だったんだなと思った。
よく考えれば、なかなかのアクロバットもしていた方たちだったしね。
解散のライブを見たかったけれど、仕事で見れなかった。
だけどファンでもない私が見れないということは、たいしたことではない。
ファンなのに見れない人がいたりしなかったかな。
もし、そういう方がいたとしたら、なんて残酷な運命なんだろう。
グループのファンだった方は、これからはファン活動ができないことになる。
もちろん今まで発売&提供されてきたものや、そしてこれから発売されるメディアなどを楽しむことができるが、グループが存在していないうえでの活動だ。
今までとは全く違うものだろう。
それぞれ個人を好きだった方だって、解散したグループにいた個人となるから、今までと同じではない。
今までと完全に同じ気持ちやスタンスでファンでいられないだろう。(いようとする方はいるかもしれないけど)
Snow Manは、まだデビューして2年。
でも他グループでは、いろいろなことが原因となって、メンバーがいなくなるなどして、解散とまではいかないまでも、カタチが変わってしまっているグループがある。
Snow Manにだって、本人が望まなかったとしても、そういう可能性があるってことを肝に銘じながら、彼らのファンをしていかないといけないなと思った。
そして、V6のようにメンバー全員が例えば26年経ったところで、ファンもけじめがつけやすい(解散にけじめがつけやすいも何もないかもしれないけれど)終わりかたをしてほしいなと。
岡田くんが「モデルケースになるといいな」(←ニュアンス)と言っていたことからも、本当にV6は素晴らしいラストを見せてくれたと思う。
もちろん、悲しいし。
もちろん、寂しいし。
だけど。
「さようなら」を直接言わせてくれる機会を作ってくれたことがありがたいと言っているV6ファンの言葉を見て、「そうか、そういう機会すら与えられなかったファンもいるグループもあるんだな」と思った。
それはしかたのないことなんだけど、できればこのように「さようなら」とメンバーとファンが伝え合うことができる空間や時間を用意できるのがベストだとは思った。
Snow Manもそういうグループにしてあげたいというのは、非常におこがましいけれど、ファンとして彼らが納得の活動を続け、そしてたくさんのファンと後輩たちに見守られながら活動を終了できるようにしてあげたいと思った。
それがずっと先の未来であることが大前提ではあるけど、たった今、この瞬間、彼らのファンでいられることが、どれだけ貴重なことかということは胸に刻んでいたほうがいいのかなと思った。
もちろんどのようなファンでいるかは人それぞれだし、楽しみかたや熱の入れようも、その人の自由だ。
その人が楽しめる状態でファンでいることが大切だ。
だけど、それはSnow Manという対象があるからできること、Snow Manっていう対象がなかったらできなかったこと、という大前提がある認識は持っていたい。
Snow Manが存在しなかったら、私は“ファン”にすらなれなかったということだから。
こんなに楽しい時間を過ごせるように、そしてときには感情を揺さぶられるようになることはなかったということだから。
なかなかのおばちゃんだけど、彼らを楽しめる時代を過ごせていることに感謝しかないから。
そして。
希望としては。
「これも初を獲ったぜ!」と言いながら、彼らが30周年とか40周年とか、歴代のジャニーズの中で、オリジナルメンバーでもっとも長く活動し続けたグループとして、いやアイドル界で初の記録を達成して、メンバーもファンも納得の終わりかたをしてほしいな。
ただただファンでいさせてくれる尊さを改めて気づかせてくれたV6に、深い感謝と尊敬をこめて。