あのSnow Manのこと綴らせて下さい

アイドルグループSnow Manのことを綴ります

自分の好きなアイドルの作品を純粋に楽しむことができない場合、ファンとしてどうしたらいいんだろうね

 

 

 

 先日、『ボクとキミと』のMVが公開されたけれど、あくまで私は、残念ながら、これを快く繰り返して見ることができなくなってしまった。

 

 

 

 阿部ちゃんファンの言うことに共感したからだ。

 それが良いとか悪いとか以前に、とにかくそう思う人がいてもしょうがないよなぁと思った。

 そう思う人がいる作品が公式として存在していることが、とても残念だなあと思った。

 

 

 ここでいろいろなことを思ったので、整理できてないけど、ともかく書いてみる。

 整理できないくらい、残念だなぁと思ってる。現時点では。

 

 

 監督さんとしては作品だから、あの形がベストなんだということであれば、それはしかたない。

 そのMVを任されたのは監督さんだし、その作品を完成させる権利は彼にある。

 監督さんの能力を期待しての依頼だったんだろうしね。

 これを誰がお願いしてるかわからんし、どういう意図でお願いしたかわからないけど、ともかく依頼したわけだから、依頼された人は作品として出した。それだけ。

 

 

 これ、今は無料の状態で誰でも見れる。つまり金銭が発生してない状態だから、人によっては「タダで見てるんだから文句言うなよ」って言うこともできるんだよね。

 だけど、これが商品として販売されると、意味が違ってくる。

 だって商品になったから。

 で、阿部ちゃんを見るために買った人が存在した時、消費者として“感想”を伝える権利が出てくる。

 だって、お金払ってるんだから。

「阿部ちゃんを見るために商品を購入しましたが、他の8人と平等にパッケージされてると思ったのに封入されてませんけど?」って言うことができる。

 そりゃ事前に「阿部亮平のボリュームは少ないです。そのことをご理解の上、ご購入ください」って注意喚起されてたらしかたないかもしれん。(まあ、そんなことするとしたらアイドルグループとして販売してるんだから客を騙してることになるんじゃね?とも思うけど、とりあえず理屈としてね。チラシの写真と届いた商品に、あまりにも違いがあった時みたいな感じ? そんなおせち販売の事件がありましたなぁ)

 でも、そうじゃなかったら、公式のジャニーズのアイドルグループの商品として、消費者は購入する。

 全メンバーが平等にパッケージされてると思って買う。

 だって、公式の商品なんだもん。

 それが当然じゃない?

 だって公式だもん。

 

 

 それとも。

 ジャニーズのアイドルは、あるいはSnow Manは、そういう商品ではないってことなのかな?

 メンバーによって、パッケージのボリュームが違うってことなんかな?

 そのうえで、公式の商品を購入しろってこと?

 それって、どこ見たらわかるの? どっか書いてある?

 私は他のジャニーズのアイドルのこと知らないからわからないけどさ。

 それが普通のことなの?

 だったら、こんなに阿部ちゃんファンが落胆することはないと思うんだけどな。

 それを知ったSnow Man全員が大好きな私が、もうこのMVを見るのはやめようと思ってしまった。

 この曲も心地よく聞くことができなくなってしまった。

 せっかくのセカンドアルバムなのに、そのことを思い起こさせる曲が入ってしまった。

 アルバムを純粋に楽しむことができなくなってしまった。

 だから、これが商品として届いた時、商品の“感想”としては、そのことを伝えようと思ってしまった。

 だって私は消費者だから。

 

 

 

 その監督さんのTwitterに悲しいという気持ちを書いていらっしゃるファンがいた。

 これが良いことなのか悪いことなのかわからない。

 商品としてパッケージされる可能性があるとすれば、消費者として訴えてもいいと思う。

 だけどSnow Man陣営が依頼して完成された作品なんだから、そのことに文句を言うのはお門違い!って言う意見もわかる。

 

 じゃ、とにかく出てきた作品はSnow Man陣営がちゃんと考えて出したもんなんだから、一切文句言うんじゃねえよ!ってことかって言うと、それも違う気がする。

 だってSnow Manってファンがいないと成り立たない商売だからね。

 もちろん必要以上に攻撃的な意見にはなってはいけないけどもさ。

 

 

 これは本当に妄想極まりないけど。

 監督さんが「作品として阿部亮平は自分が望む表情をしなかった。だからカットがないんだよ」って言ったらどうなるのかなって思った。そうすると、監督さんが望むようなポテンシャルを阿部ちゃんが発揮できなかったってことになる。そうすると阿部ちゃんのせいになる一面もあるんだよね。

「それをうまく撮るのがプロでしょ」という意見も出てくるだろうけどさ。監督さんからしたら「いや、阿部ちゃんだってプロでしょ」と言うよ。

 こうなってくると水掛け論みたいになってきちゃうよなぁ。

 

 

 これまた妄想がひどいけど。

 まあ、そんなファンの声が届いて、彼が2度とSnow ManのMVを撮らないようになったとしよう。

 そんでもって彼が将来的にすごい監督になっちゃって、映画界とか映像界にすごい権力を持ったとする。

 Snow Manがチャンスをつかめそうになった時、この一件が原因でそのチャンスを反故にされたりしないかなぁと思ったりもしちゃった。

 

 そうすると、ファンとして何も言っちゃいけないような気もしてくる。

 阿部ちゃんを守るために。

 Snow Manを守るために。

 そう思って、すごく悲しいけど黙ってる人もいっぱいいるんだろうなーって。

 

 

 

 

 岡崎体育さんが「ジャニーズに楽曲提供すると、その年の年収が明らかに違う(潤う)」(←ニュアンス)って言ってたんだ。

 Snow Manは今のところ平均80万枚売り上げるよね。

 そしたら、その監督さんもかなり潤うことが考えられる。(ただし最初にいくらでお願いしますって形式だと、いくら作品が売れても入ってこない場合もある)

 そんなお金になる仕事なんだから、その消費者の意見をきかないっていうのはどうなんだろうって気もするし。

 少なくとも現時点で心象良くないファンがいるから、次に彼が関わったら作品見る前に「関わるな!」って拒絶反応する人も出てくるだろうしなぁ。

 それって、彼にとっても損してる気がするんだけどな。

 こっちも構えちゃうよね。「また、この人か」って。

 これがファンとしての楽しみなのに、なんでこんな思いをしなくちゃいけないの?って思うよなぁ。

 

 

 じゃ、その声を反映して商品になった時(あるいは上げ直しがあった時)、阿部ちゃんのカットが増えたとしよう。

 それが「ほら、これでいいだろ。文句ねぇだろ」って、とりあえず入れたけどって感じだったら、また紛糾するだろうしねぇ。

 ファンが望む形になったとして、監督さんは「やり直し」たことになるわけじゃない?

 その時、どう思うんだろうなぁって。

 彼もプロだから、「とりあえず入れた」って感じにはならないだろうけどさ。

 それとも望まない感じの映像で「だから入れてなかったんだよ」ってなっちゃうのかな?

 彼が「申し訳なかった」とコメントしたとしても「いえいえ、ありがとうございます。ステキな作品になりました」という人もあれば、「これから気をつけてくれれば」と言う人もあれば、「最初からこうしてくれればいいのに」って不満を持ち続ける人もいるだろうし、「そう思うなら、なんであんなMV作ったんですか」と不信を持ち続ける人もいれば、「本気でそう思ってます?」と疑い続ける人もいる。

 どうコメントするかどうかにもよるし、しないかもしれないし……。

 

 

 

 こういう意見って、ただ作品を提供したって監督さんにTwitterとかで直接伝えないで、Snow Man陣営に伝えればいいのかな?

『MENT RECORDING』に言えばいい?

 SNSでいう人も多いだろうけど、それって影響力あるのかなぁ?

 いや、影響力があるかどうかとか考えること自体、おこがましいのかなぁ。

 こんなこと考えるのファンじゃないのかなあ。

 当然読まれることはないだろうけど『素のまんま』とかに投稿してる人もいるだろうな。

 Snow Manが読むかもしれないって思って。

 それもどうなのって気もするし。

 でも、なんとかして、この悲しい気持ちをきいてほしい。

 そして改善してほしいって思うのもしかたない気もするし。

 

 

 それになんといっても、この事態をSnow Manがおそらく知ってるだろうなと思うと、これがまたなんとも………。

 阿部ちゃんは板挟みだろうなあ。

 ファンの気持ちも汲むだろうし、Snow Manが仕事として依頼した監督作品なわけだから、会社側の人間としての立場もあるしね。

 そうするとファンがこういう声をあげるのは、阿部ちゃんを苦しめてしまうよね。きっと。

 だから、阿部ちゃんのことを考えると、何も言うなってことにもなってくるよね。

 思うことがあっても「とってもステキだったよ!」って言うのがファンの正しい姿なんかなぁ。

 

 

 

 

 ともかく、こうなってしまった以上、この作品が残る以上、私は心から楽しむことができない状態ができてしまったという事実はある。

 

 こういうと「Snow Manがかわいそう。一生懸命に作ったものなのに」とかっていう人もいるんだろうな。

 Snow Manがそりゃ時間をかけて考えて、一生懸命作りあげたものってことは重々わかってるよ。

 だからこそ、なんだよ。

 だからこそ、悲しいんだよ。

 だからこそ、すべてのSnow Manファンが、そう思うようなものは作ってはいけないと思うんだよ。

 

「それでも、受け入れるのがファンじゃない?」

 確かにそうとも言えるけど、現時点で私は「残念だ」と思ってしまってるので、これはしかたないこと。

 また、そういう事態が起きているのは事実なわけだから、そういう気持ちを持つなっていうのも話が違うって思うし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………と、こんないろんなことを考えさせられてしまう。

 

 少なくとも、私の中では、この作品はそういう作品になってしまった。

 

 これは事実。

 

 

 

 

 ああ、残念だ、残念だ。

 

 

 

 今はそれしか言えない。