今思えば、あれがSixTONESがYouTubeの日本人初のアーティストプロモに選ばれた時だったんだなと。
市ヶ谷駅だったと思う。
改札口に上がる階段の両壁にSixTONESひとりひとりの、ほぼ顔がアップのポスターが貼られていた。
そのうちひとりのメンバーの顔に噛んだガムがつけられて、そして、それを取ろうとした痕が残っていた。
その時、思った。
「ああ、この子たち売れるんだろうな」
もちろん、ポスターにガムをつけたり落書きしたりすることは許されない。
よくわからないけれど、公共物を汚したり壊したりしてるので器物損壊罪になるのかなと思うし。
それに単純に性根が良くない。
いろいろな感情を持ってしての行為だったとしても、犯罪になる可能性があることをしてはいけないからだ。
あと個人的にはいわゆる不幸になる人に多い行動だと思う。
でも、ともかくポスターにそういうことをされるということは、
・注目度が高い人である
・強く売り出している最中である
・(この場合ガムを付けられるくらい、そしてそれを取ろうとする人がいるくらい)良くも悪くも強い感情を持たせることができる人である
ということだ。
つまり、多くの人に注目されている人、あるいはされるようになる人だということだ。
人からの関心が高くなければ、そんなことはされない。
もちろんそういうことをされたメンバーのファンからすれば、「なんてヒドイ!」という行為だし、許されるものではない。
しかし、残念ながら高い人気を誇る人ほどアンチが出てくるものであり、ある意味それが指標になるかなと思う。(そして、さらに人気が高まるとアンチが減っていく)
Snow Manでも3人が加入した時にポスターが傷つけられたことがあったときいた。
でも、それは前述したように“売れる”前兆である場合が多い。
それだけSnow Manに、そして傷つけたメンバーに強い感情を持つ人が存在するからだ。
そのような行動を起こしたいと思うだけの人は、実際に行動を起こす人よりきっと多いわけだから、Snow Manに対して強い感情を持つ人がかなり存在したということになる。
そして、そんな出来事があったことを知ると、さらに強い感情を持つ人が増える。
「なんてヒドイことをするんだ。されたメンバーを応援しなきゃ」
「気持ちわかる。こんなに不満がある人が多いって運営にもっとわかってほしい」
「気持ちは理解できるけど、そんなことする人と一緒にされたくない」
「こんなことをする人が出ないようにしなきゃ。どうしたらいいんだろう」
「そんなことがあったんだ(⇒Snow Manに関心を持つようになる)」
などなど。
ともかくSnow Manへの感情が一歩、あるいはぐーんと進む人が増えてくるわけだ。
多くの人が目にするところでのポスターなどで、メンバーの顔を汚される、傷つけられるということは、非常に多くの人の感情を揺さぶる。
汚したり傷つけたりする人の目的としては、そのメンバーがこんなに嫌われているんだぞと知らしめる、いなくなればいい、目立たなくなればいい、売れなければいいといったマイナス感情の場合が多いと思うのだが、そんなことをしても意味がない。
というか、反対に話題になって、その人が注目される。
汚したり傷つけたりした人の目的とは正反対の事態が発生する。
そのメンバーのファンがかえって奮起する。
あなたのことをこんなに好きだよ、応援しているよ、と強く強く発信し出す。
そうすると、それをたまたま目にする人が増える。
注目され、認知度が上がる。
そうすると新たなファンが増える。
つまり汚したり傷つけたりしていた人の、最も望まない成果が現れるわけだ。
だから、そういうことをされたことがあるメンバーほど「売れる」ことになると思う。
それ以前に、そういうことをされるくらい人の感情を揺さぶる素質や状況を得ているわけだから、それはもう売れる予兆なのだ。
とくにアイドルという職業は特殊だから、誰からも好かれる人が残っていく世界ではない。
どれだけ人の感情を揺さぶることができるかが大事だと思う。
それがたとえマイナスの感情であっても、心を揺さぶった時点で、そのアイドルは勝利をつかんだといってもいいと思う。(ただし犯罪やルール違反的なことをしていない場合に限る)
それくらいでないと強い人気は得られないと思うからだ。
それだけマイナスの感情を持たせるということは、それだけプラスの感情を持たすこともできるということだからだ。
こういうメンバーがいるグループは売れる。
それがわかりやすいのがCDや映像作品の売り上げかなと思う。
Snow ManとSixTONESの売り上げが記録を作っていることを見れば明らかだ。
そして。
現在のところではあるが、傷つけられたメンバーが最もレギュラーを獲得している。
だから、多くの人が目にする場で顔を汚されたり傷つけられたりしたアイドルは注目株なのだ。
売れるのだ。
(これを読んでわざとポスターに傷つけたりする人もいないかとは思いますが、念のため。真に負の感情を持ってでの行為じゃないと意味がないのですよ~。そして、その方はなぜか不幸になることが多いです)