(『関ジャム完全燃SHOW』『オトラクション』『もしも!動画AIランド』のネタバレがあります)
『関ジャム完全燃SHOW』にて『Crazy F-R-E-S-H Beat』の振り付けの凄さを世界的活躍をしていたTAKAHIRO先生が解説してくれた。
ダンスがさっぱりわからない私が、唯一繰り返し見たダンスMVだ。(ダンスMVといってもいいよね?)
『CFB』はいわずもがな、照くんが振り付け。
TAKAHIRO先生の説明は、腕の動かし方がどうだとか腰の入れ方がどうだとかという説明ではなかったので、ダンスがわからない私でも楽しめた。
何より照くんがホメられていて、単純に嬉しかった。ウキウキした。
『CFB』というのは、TAKAHIRO先生曰く、とても作り込まれているということだったが、多くのファンがSNSで言っていたように、照くんは『CFB』を40分くらいで作ったと言っていた。
TAKAHIRO先生がとても作り込んでいるというものを40分で作り上げられる照くんは、単純にスゴイ人なんだと言ってしまえば、それまで。
才能がある、センスがあるということで片づけられなくもない。
でも、いくらセンスがあっても40分で作り上げることは難しいんじゃないかなと個人的には思った。
もちろん、センスがあるから、TAKAHIRO先生に「作り込まれている」といわれるような振り付けを短時間で考えられるんだろう。
そういう素地はある人なんだと思う。
音楽的センスがあるんだなと感じたのは、以前出演した『オトラクション』という番組で、音符を並べ替えるゲームをしているのを見たときだった。
選曲もよかったのかもしれないけれど、明らかに他の出演者より少ない回数で音を確認して照くんは正しく音符を並べた。その日出演した人の中では最速だった。(舘様もなかなかの短時間だったのだけれど)
それを見て、とても少ない回数で、あるいは一発で音を正確に把握する能力が高い人なんだなと思った。
その音の把握の速さが、ピアノを習っていたというから、その時に培われたものかどうかはわからないけれど、とにかく音を正確に把握する能力が高いんだと思った。
だからこそ、振り付けができるのかなと思った。
振り付けって音を把握しないとできないものだと思うから。
あと、テレビ番組などで生歌唱しても、めったに音を外さない人らしいということも知った。
そういうところからも、音を正しく把握し、そしてそれを自分で正確に発出できる能力もあるんだなと思った。
同じく『オトラクション』でリズムゲームをしているのを見て、リズム感もあるんだなと思った。
照くんはそんなにゲームをしている人ではないらしいので、いわゆるリズムゲームでリズム感を鍛えられている人ではないんだろうから、単純にリズム感がある人なんだろう。
ドローンから逃げきれていたのも、ある意味リズム感がいいからなんじゃないかな。
ドローンがどういう動きをするのかということを正確に把握できるということは、いろいろな動きのリズムを把握できるからなんじゃないだろうか。
でも、音を正確に把握できて、それを正確に発出できて、正確にリズムに乗れる人なんて、たくさんいると思う。
でも照くんが素晴らしい振り付けをできるのは、さらにそこに“ショーマンシップがある”からなんだと思う。
ふっかさんが『それスノ』のおいくら企画で手品を披露した時に、KiLaさんに「ショーマンシップがある」と言われていた。
これはふっかさんに限ってではなくて、Snow Man全員に言えることだと思う。
これは長年舞台に出ていたSnow Manだからこそ培われたもの。
毎日、生で、同じものでありながら、その時の空気やタイミングを感じながら演じ、またハプニングなんかに対応してきたSnow Manだからこそ育めたもの。
そんなショーマンシップがある照くんだからこそ、『CFB』の振り付けを40分で完成させらたんじゃないか。
TAKAHIRO先生が照くんの振り付けは視線誘導術がスゴイと言っていた。それはまさに、見られることを意識してきた、いや視線を集めるにはどうしたらいいかということを試行錯誤し続けてきた彼だからこそのものなんだと思う。
元来の音楽的センス、リズム感の良さなどに加えて、長年のジュニア生活で得た「どうしたら注目してもらえるか」「どうしたらデビューできるか」「どうしたらお客さんを楽しませられるか」という試行錯誤が彼のショーマンシップを育てた。
それが活きた結果なんじゃないか。
今回のダンスの説明を、いくつもダンスについて語る動画を見てもわからなかった私が楽しめたのは、TAKAHIRO先生がダンスそのものではなく、そのダンスをどう見せているかという“演出”に近い話をしてくれたからだと思う。
ダンスがうまい人はきっとたくさんいる。説明してくれたTAKAHIRO先生だって、そのひとりだ。
だけど“ファン”という私たちを意識して、ダンサーではない“アイドル”として魅せていかなければならないSnow Manは、ただダンスや歌がうまいだけではダメなんだろう。
そこにショーマンシップも要求されてるんだなぁと、しみじみと感じた。
そして、照くんはそれに立派に応えているんだと思った。
あと、ドローンの動きを把握できる照くんは、メンバーの動きのクセを把握するなんて簡単なんだろう。
それも素晴らしい振り付けをする素地になっている。
「振り付けの時、あまりみんなの前で踊ってみせないようにしてる。個性をなくしちゃうから」と照くんは言う。
個性を殺していないのに、揃って見える彼らのダンス。(私の気のせいじゃないよね?)
それも照くんの振り付けのスゴさなんだろうか。
それとも全員の個性をなくさないような振り付けを最初から考えてるんだろうか。
それはそれでスゴイ話だけど。
そして、それに応えるメンバーもスゴイんだろうけど。
応えてくれるから、照くんもやりがいがあるんだろうけど。
ともかく照くんはセンスがいいんだなぁと、改めて実感させられた番組だった。
関ジャニ∞先輩方が「安泰だ」って言ってたから、Snow Manはもう安泰らしい。わら。(ジャニーズがって意味だったけど、そうともとれるから)
告白のセンスもなかなかな照くんだけど、料理や時々お洋服のセンスがイマイチなところがあるのも魅力的だよ。
いや、そういうところがあるからこそ、ステキな振り付けを考えられるのかもね。
何もかもパーフェクトすぎる人は、心の奥底をえぐるパフォーマンスはできないかもしれないから。