あのSnow Manのこと綴らせて下さい

アイドルグループSnow Manのことを綴ります

規模のデカい二次創作なんだと思うことにしようかな

 

 中学生の頃からコミケという存在はなんとなく知っていて、個人で描いたマンガなどを売ったり買ったりしているらしいということは知っていた。

 だけど明確に理解したのは大学生になってからだった。

 きっかけは大学時代の友人の友人が同人活動をしていて、その人に友人とともに売り子をしてほしいと頼まれたことだった。

 その人は地方に住んでいて、幕張での開催のコミケに参加することになったが、普段一緒に活動している人が都合がつかず、手伝ってほしいとのことだった。

 で、手伝ったわけだが。

 その人は某少年マンガ(アニメ化された)の二次創作をしていて、そのジャンルにおいて、いろいろなサークルと交流があり、当日はそのサークルを回らなければならず、私と友人に売り子を頼んだのだった。(ちなみに私はその作品を、マンガでもアニメでも履修していた。だから引き受けたというところもある。が、履修していようがしていまいが売るだけなら関係ないと知るんだが)

 その人がいろいろなサークルをまわって物々交換してくる同人誌を、売り子をしている間チラチラと読ませていただき、そこでやっと同人誌というものがこういうものなんだと理解したのだった。

 本当に儲けが出るサークルはほんのひと握りで、同人誌は基本的にほとんど売れない、本当に好きでないと続けられないと知ったのも、この時だった。

 そこで、そのジャンルの二次創作に触れることとなり、いろいろな愛情?表現があるのだなぁと思った。

「ステキだな」「おもしろいな」「あんまり好きじゃない」「受け入れがたい」「原作をこんな解釈で?!」「いや、もう原作の設定ないやん」などなど。中には「原作者が続編描いた?!」と思うレベルのものまで。

 ともかく、いろんな表現がされていた。

 

 

 

 

 Snow Manが『おそ松さん』を実写映画化するとなって、SNSは大騒ぎになっているわけだが、私は『おそ松さん』を履修していないので、それがどういう感じなのかがわからない。

 なので、そのわからない状態で感じたことを、とりあえず書いておくこととする。

 

  • マンガ、アニメを実写化する時は賛否両論が沸き起こるし、この世のすべての人が賛成する作品はできないし、この世のすべての人が否定する作品もできないということだけはいえると思う。(小説原作の実写化が賛否両論が起きにくいのは、“ビジュアル”が挿絵程度にとどまってることが多いからなんだよな)

 

  • とにかく原作や出演者をないがしろにしていると感じさせてはならないんだよ、制作側!

 

  • インパクトが強く、ともかく話題になってるっぽい。話題性という点では合格点なのかも。あと良くも悪くも「『おそ松さん』実写化されたことあったよねー!」といろいろな立場の人から何年も語り継がれそうな気がする。それって良くも悪くも忘れられないということだから、芸能歴史的には正解なような気もする。

 

 

  • ある意味Snow Manが売れているという事実が具現化された案件。そうじゃなきゃ、どうもただものではないらしい『おそ松さん』という作品の実写化対象として抜擢されない。オリキャラまで作ってるし。

 

  • 「人気あるらしいSnow Manとか『おそ松さん』とか出しとけば、まあまあ興行成績もいけるんじゃね?」という制作側の安直な考えも透けて見えるような見えないような。

 

  • たぶん主題歌歌うから、レーベルさんも儲かるし。(ただ、どんな楽曲出してくるかは楽しみかな。彼ら、いろいろとできる人たちだからね)

 

  • グッズ出るだろうしね。

 

  • この話がどっち側から出たのかと考えた時、ジャニーズ側とは考えにくい……けど、どうなんだろ? 制作側からだとして、この映画を制作するメリットは“儲かるから”が一番だと思うんだよなぁ。コロナでエンタメ業界厳しい時だし、ますます“興行成績”の比重は高いと思うからさ。ということは、やっぱりSnow Manが儲かる対象として認められたということだよね(『おそ松さん』はもう売れるコンテンツとして数年前から認識されてたと思われる)。あと『おそ松さん』にSnow Manをキャスティングしようと思い、それを実現させた制作側の力量は、なかなかのものなのかもしれない。(東宝さんなのかな? 制作のシネバザールさん? はちのじさん?)

 

  • どんな作品にしあげてくるか楽しみでもあり、恐怖でもある。でも、歌舞伎履修済みの人が多いSnow Manファンは受け入れやすい、あるいは「ちゃんと最初から最後までストーリーになってる」って思うかも。それとも「歌舞伎とおんなじ(形式)だね」って思うか。

 

  • ジャニーズ側からの提案だったとして(その提案をした人は、ある意味優秀だと思うな)、そこには舞台中止でファンが荒れたことが関係してるのかなと思う。「ツアーとか舞台の発表じゃないの?」という人もいたけれど、コロナが拡大している状況を考えると、ツアーや舞台を計画したとして中止になる可能性はおおいにある。そうすると、またファンが荒れてSnow Manが傷つくという事態になる。だけど何かしら大きめの発表をしたい運営側としては、こういう話題性のある映画の話を出したかったのかな、と。

(舞台中止とかで騒ぎすぎると、結局、次がなかなか発表されなくなっちゃうんだよな。運営側が二の舞にならないようにと慎重になるから。結局、自分たちファンに返ってくるんだよな)

 

  • でもSnow Manも『おそ松さん』も傷つきかねない作品になりそうですけどね……、と思ってしまうけども。でも、それくらいだから話題になるのか。これで『おそ松さん』ファンの中でSnow Manを知ってくださる方もいるわけで。その反対もあるわけで。好きになるかどうかは別として。

 

  • おそ松さん』がParaviで履修できるようになってると聞き、そうなると『それスノ』を履修される方も現れるかもしれない。……そこにまで及んでるのか。そこまでくると、なんか、かなりお金クサい企画な気もするなぁ。(Paravi契約続けててよかったと思ったり?)

 

  • 双方がお互いのことを知るということになるフックとしては、とても大きいものだと考えると成功してるのかも。まず知ってもらわないと話にならないわけだから。

 

  • “バラエティーの子”向井康二がタイトルにある『おそ松』を演じるのに意図を感じる。

 

  • ラウちゃん、三浦界より難しい役だね!

 

 

 ………なんか、ずいぶんお金くさいなぁ……と感じるけど、これって規模のデカい二次創作なんだなって思えばいいのかなと思った。

 

 二次創作は二次創作する作家が、その作品に対して自由に感じたことを表現するわけだから、今回のこの実写映画もそういうことだなと。

 ただ規模がデカいだけで。

 コミケで同人誌買うのと一緒だなと。

 この二次創作は、原作アニメをどういう風に表現してるのかなって思えばいいんじゃないかな。

  

 そして見たら、いろいろと自由に感じればいいんじゃないかな。

 

 ただそれをSNSで発する時は、良くも悪くも慎重になったほうがいい確率が高い気がするけどもさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あと。

 

 チケット料金は、他の映画と同じく、たぶん大人1800円だよね?