世の中、本当に自分に向いてる仕事してる人って、どれくらいいるんだろ?
ちなみに私はしてないな。
でも働かなきゃいけないから働いてるよ。
おばちゃんになって、それなりに色々な人生経験があるから言うけど、本当に自分に向いてる仕事ができてる人って、あんまりいないんじゃないかな。
慣れとか鍛錬とかで、素晴らしい仕事ができるようになる人はたくさんいると思うけど。
あと、「向いてる」と「好き」も違うしね。
興味ある仕事ができてる人は、まずまずいるってことになるのかな?(多少「好き」も含まれるけど、完全に「好き」なだけの仕事を選べる人は本当に少ないと思う)
ある程度、興味あるところに就職活動しにいくもんね。あと自分ができそうなことだよね。
でも、就職難のときに就職した人は、「とにかく働かせてくれるところ!」って感じで、興味あるもないもなかっただろうし。
それでも希望の職場に就職できたとして、希望の仕事内容ができてる人はどれくらいいるんだろ?
あと働いてみて、この仕事向いてるんだって気づく場合もあるだろうし、周囲に向いてるって言われるけど好きじゃない場合だってあるだろうし、好きだと思ってやってみたら全然うまくできない場合もあるだろうし。
そうやって考えると「好き」で、しかも自分で「向いてる」って思える仕事に就けてる人って、あんまりいないんじゃないのかなぁ。
そういうことを乗り越えて、使命感はある人はいると思うけど。
めめちゃんはハッキリと「この仕事向いてない」って言った。
まあ番組の流れ的なこともあったかもしれないけど、彼の性格を考えると、本当にそう思ってるところはあるのかな、と。(ここはバラエティに限ってという発言だったかもしれないけど、とりあえずアイドルという括りで見ていくことにする)
それを聞いて、改めて思った。
このいわゆる「アイドル」って仕事、どういう人が向いてんだろ?って。
まず、「ジャニーズ」に所属してるってことで、「ジャニーズ」に所属してないアイドルの方々とは、区別が必要だなって思う。
他のアイドルがどういう経緯でアイドルになっていくか知らんけど、少なくともめめちゃんはジャニーさんっていう、ある意味特殊能力を持った人に選ばれたから、他とは違うと思うんだよね。
あと、今は違うのかもしれないけど、当時は明確に契約を結んだりしなかったみたいだから、合格したからって堂々と「オレ、ジャニーズ事務所のアイドルなんだ」って言えない状態だったのかなって。
定期的に仕事があるようになったら、言えるようになるのかな?
デビューしてから? でも、ジュニアで活躍してたらアイドルだって言ってるし、言ってていい気もするから違うのか。
でもジュニアって、立派なアイドルになるべく存在する制度(?っていうの?)なんだろうし(育成する場所なんだよね?)、そうするとアイドルの卵ってことなの?かな?
アイドルですって堂々と言える子と、アイドルの卵ですって子が混在してる感じがするのも、ジャニーズの特徴なのかなって。
じゃ、ジュニアの中で堂々と「自分はアイドルだ」って言える子って、どんな子?
誰が見ても美少年で、スタイルが良くて、踊りがうまい、歌もうまい、演技もうまいってパーフェクトな子ってことなのかな。(そうだったとしても、言わない子もいるよね)
そんな子、いっぱいいると思うんだよね。(それとも、あまりいないものなの?)
あと今だと、バラエティ能力も必要なのかな。(関西ジュニアさんは、明確に“笑い”ができないといけないらしいし)
でもバラエティって、しゃべれるのがいいってこともあるし、しゃべれないのがいいってこともあるし、頭の回転が速いからいい場合もあるし、おバカなのがいい場合もあるからなぁ。あと、顔や動きに特徴があるとか。
櫻井くんとかキャスターしてるけど、そもそも、あれはアイドルとして必要なスキルなんかな? キャスターしてるから、国民的アイドルになったのかな?
踊りに関しては、ジャニーズではすぐにできないとバックにつけないらしいから、みんなある程度スキルがあるってことだよね。
歌は素人の私から見てもヘタな子もいる。でも、それをウリにして、それを愛しいと思うファンもいる。これは歌だけで勝負する歌手の世界ではありえないから、アイドルならではなんだと思う。
演技がうまくなくても、歌や踊りがうまいって子もいるだろうし。その反対だってあるだろうし。
歌や踊りや演技がうまくても、バラエティではちっともつまんない場合もあるだろうし。その反対もあるだろうし。
頭が良くても悪くても、それで番組に呼ばれれば、それはそれで成立してるわけだし。でも、「ボクは頭がいいから(悪いから)アイドルです!」って言うのも違う気がするし。(コンセプトをそこに置くとするなら、また話は違うけど)
阿部ちゃんは「頭がいいからアイドル」なんじゃなくて、「アイドルだけどインテリ」ってことなんだよね。(櫻井くんが先駆者だね)
………そうやって考えると、なんていうか、明確な基準っていうか、絶対的な条件って説明するのが難しいな、アイドルって。
じゃ、「この仕事向いてない」って言うめめちゃんはどうなのか。
踊りは前述したように、ある程度はできてることになるし、今Snow Manで踊っていて、周囲からヘタだの言われてるのを見たことがないからできているんだと思うし、まったく踊りのことわからない私からすれば、立派に踊れてると思う。
歌だって、ヘタだって言われてるのを見たことがないし、「それスノ」の企画でカラオケ特技として披露して、いわゆる一般人である面接の方に上手いって言われてたぐらいだから、上手い部類に入るんだろうし。歌に関してまったく知識のない私だけど、上手いと思うし。
おバカだってことでいじられて、おいしいし。(ただ、本人のここでのスタンスがよくわからないところはある)
演技も近々で放送された「教場Ⅱ」で、ヘタだったよねって言うのは聞かないし。
モデルしてて、モデルに向かないっていうのも聞いたことないし。(モデルで向いてない場合って、体つきが変化しやすいとか? それだったら、ちゃんとキープしてるってことだから問題ないってことだよね。あと向いてないなら、とっくに辞めさせられてると思うんだよね)
「ひとつのことしかできない」から向いてないってこと?
でも、少なくともそれはバラエティでしか私個人は感じたことがないけど、でも「それスノ」なんかはそれをおいしくしてるから、そうだとするとバラエティ的にはいい場合もあるってことになるけど?
前述したけど、バラエティで呼ばれたら(初回お試しはあるにせよ)、それは成立するとみなされたからであって、めめちゃん自身が判断するところではない気もする。(まあ、グループでの番組は出演しなくちゃいけないけどさ)
それとも歌と踊りと演技とかに「ひとつしかできない」ことが悪影響するってこと?
でも、おそらく一般的な感覚である私が見て、「あー、ひとつのことしかできてないわ、ダメじゃん、マイナスじゃん」と思うような場面は見たことないけどなぁ。
もちろん、めめちゃんがそう言うんだから、めめちゃんの中では何か「向いてない」と思う要素があるんでしょう。
でも、だからこそ、彼は「アイドル」でいられるのかなと思う。
「向いてない」からこそ、極めてやろうと思う心意気が出てきて、「アイドル」でいられるのかなって。
そうじゃなかったら、めめちゃんはとっくに辞めてたかもしれない。
「向いてない」と思える才能があるから、「アイドル」として頑張れるのかなって。
「向いてない」って気づけてるからこそ、自分を磨き続ける努力、いろんなことに挑戦していこうっていう気迫が出てくるのかなって。
だから、めめちゃん、苦しいかもしれないけど、いつまでも「この仕事向いてない」って思っててね。
そう思いながら、光り輝き続けてね。
同じように「この仕事向いてない」って思いながら働いてる人たちの希望になってね。
もしかしたら、「向いてる」って思ったときは、めめちゃんが「アイドル」を辞めるときなのかも。
歩みを止めるときになってしまうかも。
「向いてる」ことばかりが仕事になるわけじゃない。
残酷かもしれないけど、仕事になる、売れるってことは、「好き」で「向いてる」ことをしているとは限らない。
「向いてない」と思うからこそ、なのかもしれない。
とくに才能と魅了を要求される世界はね。
でも「自信」は持つべきだと思うよ。
「向いてないけど結果出します」って。
そうじゃないと、自分にもSnow Manにもファンにも失礼になるからね。
まあ、めめちゃんは言ってるよね。
「どの仕事もやります。」って。
結果、出す気だよね。