ラウちゃんにはできなかっただろうな。
そう思う。
ラウちゃんは8人のお兄ちゃんたちに比べて、ジャニーズの舞台の経験があまりないままデビューしてしまった。(ということだよね?)
だから、誰かを引き立てる役ということはできないというか、そういう経験をほとんど積まないままになってしまった。
でも。
そもそもラウちゃんは「バックダンサー」になれない人なんだと思う。
ふっかさんも「ラウが端っこにいたらおかしいのよ」と言ってたけど、まさにそうなんだと思う。ラウちゃんはセンターでなければ「活きない」タイプ。
これって先輩のバックにつかせてもらって、経験を積んでいくジャニーズとしては不幸なんじゃないかと思う。
もしバックをずっと経験するようなことになっていたら、個性が死んじゃったんじゃないかな。まあ、そんなことになってたら、それ以前に辞めそうだけど。
それくらい彼は目立ち始めていたんだと思う。
まだ中学生半ばくらいまでは、なんとか周囲のジュニアの中にいても溶け込むというか、差はなかったのかもしれないけど、それを過ぎたあたりから、周囲から浮き始めたと思われる。
ダンスのスキルもスゴかったとは思うけど、とにかく容姿が目を引いたんじゃないかな。
ハーフうんぬんはともかく、「なんか目立つ」って感じだったのでは。
話は逸れるけど、安室奈美恵はもともとSUPER MONKEY'Sというグループで活動してた。だけど、後にそれが「安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S」と改名されたことからわかるように、他のメンバーと横並びで活動できなくなってしまった。後にMAXとなるメンバーのひとりが「みんな安室奈美恵を見る。誰も私たちのことなんか見ない」(←ニュアンス)と言っていたように、他メンバーとダンスや歌のスキルに差がなかったとしても、あるいは劣っていたとしても、目を引く子だったからだ。(安室奈美恵が他メンバーより歌やダンススキルが劣っていたというわけではないので、あしからず)
これって、何が原因なのかって説明しづらい。
もしその子より他に容姿がいいメンバーがいたとしても(繰り返して言うけど、安室奈美恵が劣ってたというわけではないのであしからず)、なぜかその子を見ちゃう。
どんなに端にいたとしても。
なんか、見ちゃう。
そんな子。
そんな子っているんだよな、たまに。
ラウちゃんは、このパターンだったんじゃないかって。
あと抜擢したのがタッキーだったとして、ラウちゃんの日常の言動もSnow Manに入れようって思う要素だったのかも。
ラウちゃんには、阿部ちゃんとは違う賢さがある。
阿部ちゃんは本当に勉強ができる賢さなんだけど、抜けてるとこもあるじゃない?(ホテルの部屋出るときにカギ忘れて締め出されるとかetc.)
でもラウちゃんは抜けてるとこがない感じ。(まだ年齢的に経験してなくて知らないことがあるなと感じることはある)
人狼とかジョーカーゲームしているときを見てもらうと、その頭の回転の速さというか、状況を把握する能力の高さは恐ろしいものがある。計算高さっていうのかな。
ふっかさんはちょっと違うと思うけど、他の7人は良くも悪くも「疑う」「計算する」(数学の計算じゃないよ)という能力が低い方々だと私は思ってて。
これが彼らの魅力であり、Snow Manが「なかよし」の一因だとは思ってるけど、なかなかデビューできなかった原因だったってとこもあるかもって思う。
なんていうか芸能界で生き抜くには、どこかズルさや計算高さみたいなものが必要なことがあると思うんだけど、7人はこれが欠けているというか、そういうのが無くて正々堂々とピュアな人たちって感じがして。
それを際立たせる役割もラウちゃんにはあったのかなって。
ピュアも際立つと武器になるから。
ラウちゃんだってもちろんピュアなところはあるけど、もしかしたら「計算されたピュア」なのかもしれないと思うときがある。阿部ちゃんを“カワイイ”のライバルと言っているとこからも。
加入当時はふっかさんがよく面倒を見てたみたいだから、ふっかさんが教えるというか、伝えていた面もあるかと思う。(最近も違う形で面倒を見続けてるとは思うけど)
Snow Manに足りないものを補ってもらうために、いや、活かす力があるから君はやってきたんだよ、って。
ある意味ピュアピュアなお兄ちゃんたちを際立たせるには、そして輝かせるには、はるかに年下で、なんか目立っちゃう、そして“計算ができる”ラウちゃんが必要だったんじゃないかな。
すんごくわかりやすく言うと、語弊があるとは思うけど。
ヒール役的なポジションを任されたというか。
ピュアな正義の味方を引き立たせるには、ズルい敵やライバルが必要なわけじゃない?
そうしないとストーリーが始まらない。
誰もが見たいと思う作品にならない。
Snow Manを誰もが夢中になるストーリーにするには、ラウちゃんって圧倒的ヒール役が必要だったんじゃないかなって。
ちょっとピュアじゃないふっかさんをラウちゃんがいじるのも、ラウちゃんが自分に何を望まれているか、ふっかさんが何を望んでいるかわかるからだと思う。
ふっかさんも、ラウちゃんが何をしたらいいのか、何を目指しているのかわかるから、ああいう関係なんだと思う。
ふっかさんは早くに気づいたんだと思う。
Snow Manにラウちゃんがやってきた理由を。役目を。
そのときのラウちゃんは、自分でそれがわかってなかったかもしれないけど、お兄ちゃんたちと親しくなっていくにつれて、あの頭の回転の速さで自覚したんじゃないかな。
まだ15、6歳だった彼にとっては、過酷だった面もあると思う。
だけど、お兄ちゃんたちのピュアさと、“気づいてる”ふっかさんの後押しで、センターを担う覚悟と自覚を持ったんだと思う。
「ここ、いじる人(ズルい人)が誰もいないじゃん! オレが頑張らないと!」って。
(康二くんもメンバーをいじるけど、ラウちゃんのいじりとは違うので、また別の話。あとしょっぴーがツッコめるようになってきたけど最近のことだと思うし、いじりとはちょっと違うと思うので、それもまた別の話)
すごい覚悟だと思う。
すんげぇ賢いと思う。
そんな覚悟をしたラウちゃんは、ますます「センターにしかなれない」人になっていく。
だって、自分がセンターになって、周りのお兄ちゃんたちを輝かせなきゃいけないんだから。
それって、センターだけど、裏方的でもあると思う。
いや、実はすごい裏方なのかも。
だって、自分しかいないんだよ。
Snow Manっていう唯一無二のピュアな光を放つための主電源が。
そんなラウちゃんは「傷つく」って公言する。
それは自分がヒール的なポジションだってわかってるからじゃないかな。
大変だと思うし、落ち込むこともあると思う。
でも自分が言わないと、攻撃を自分に集中させないと、ピュアなお兄ちゃんたちが傷ついてしまう恐れがあるから、彼は言う。
「傷つく」って。
そして私たちに問いかけるんだ。
このSNSと切り離せない時代のアイドルを推す私たちに。
「傷つく」と公言するべきかどうか。
「傷つく」ことを記す人たちに、どう対応すべきか。
そう。
ラウちゃんはファンのためにまで、ヒール役であろうとする。
すんごいセンターがいるグループを好きになってしまったと思ったね。
そんな、すんごいセンターを、深い深い愛情で育ててるお兄ちゃんたちもまた、すんごいと思ってしまったね。
だってそうじゃなきゃ、ラウちゃんは「傷つく」って公言しないはず。
できないはず。
Snow Manというグループのセンターだから公言できるんだと思う。
その自覚があるから、公言できるんだと思う。
ラウちゃん。
お兄ちゃんたちを輝かせてくれてありがとう。
そして。
ラウちゃん自身が一番わかってるだろうけど。
お兄ちゃんたちは、あなたを絶対に守るし、守ってるはず。
だから安心してSnow Manのセンターであり続けてね。
おばちゃんも、お兄ちゃんらの足元にも及ばへんけど、ラウちゃんの味方やからね!(←なぜ関西弁?)
そんな小憎らしいこというヤツ、しばいたるから!(←なぜ関西弁?)
でも、そんなんしたら、そんなくっっっだらん失礼なヤツと同等になってしまうから、せぇへんけどな!(←いや、だから、なぜ関西弁?)