めめちゃんが『わたしの幸せな結婚』という小説→漫画化もされている作品に出ることに。
いわゆる実写化だ。
私は大変申し訳ないのだけど、この作品のことは知らなくて、現時点でも読んでいない状態。
だから、どうこう言えるわけでもないのだけどさ。
どうもめめちゃんが演じる役が、めめちゃんとイメージが違うらしい。
とはいっても、ほんのちょっとのビジュアルが公開されただけだから、動くとどうなんだって話もあるとは思う。
でも、原作ファンから「イメージが違う」「ジャニーズか」「原作を大切にしていない」的な言葉がわりと出てるらしい。
照くんもマンガ原作の『モエカレはオレンジ色』という実写化作品に出るけど(これも原作は未履修)、とくにイメージじゃないといったことは出ていなかったような……?
ということは、わりとイメージに近かったのかな?
そんでもってSnow Manは『おそ松さん』というアニメを実写化しちゃってるけど、これは最初、原作ファンからもスノファンからも、とても戸惑いの声が多かった。
これは、どちら側からも同じくらいだったんじゃないかな。
ビジュアル公開されても「大丈夫……?」と、ファンからすら思われていたほどで、ある意味「原作を大切にしていない」とか言う以前の問題って感じだったよねぇ。だから、ちょっとそこらへんの実写化とは毛色が違ったように思う。
それに、これはそもそもの作品がなかなかハチャメチャな内容だったということもあって、そこをうまく利用した作品だったから、「原作を大切にしていない」といった反応は薄かった気がする。(もちろん、嫌な人はいるでしょうけど)
原作があるものは、なるべく似せようとはしてると思うけど、興行成績を出そうっていうのが大前提で製作されるから、きっと基本的には「客を呼ぶにはどうしたらいいか」っていうのが一番先に立つのかなぁとは思う。
そうすると多少イメージが違っても、今、客を呼べる俳優やタレントは誰だってことになるんだと思うんだよね。
あとメイクとか衣装とかでムードを変えられる可能性はあるし、演出とかでもね、原作のイメージに近づける技術はあるって考えられるだろうし、そうすると本当にイメージが近い人というよりは、客が呼べる人で、ほどほどそのキャラクターになれそうな人をキャスティングするということになるのかな。
そういう意味ではめめちゃんと今田美桜さんがキャスティングされたってことは、客が呼べる人って判断されたわけだから、喜ばしいし、役柄もこなせるって考えられたってことよね。
動いているのを見ていないし、原作も読んでないからなんともいえないけど。
ともかくマンガでも小説でもアニメでも実写化されるときは、全面的に誰もが「OK!」「やった!」ってことにはならないと思うんだよな。
これはきっと永遠に解決しない。
だから「原作を大切にしてない」とか言う意見が出るのは当然。
そして、いかにキャラクターと演じる人に差があるかということを、いろいろな言葉で表現されてしまう。
これはしかたない。(攻撃的すぎる内容はいかがかなとは思うけども)
めめちゃんがいかにキャラと合っていないかということを言われてしまうと、もちろんめめちゃんのファンは悲しくなるし、めめちゃんは依頼を引き受けただけ、しかも彼のことだから精一杯演じるだろうと思うと、認めてあげて!的なことを言いたくなるのもわからないではない。
あと、「ジャニーズ」ってことが標的になりやすくもなる。それだけ「ジャニーズ」って世間に認識されてる、つまり有名ってことだけどさ。
「ジャニーズだから主演なんだ」「ジャニーズタレント出演させておけば儲かるってことだろう」「キャラ無視で、ともかくジャニーズ出しとけば客が来るって算段だろう」と言われるわけ。
これって完全に否定できないところが難しいよね。
さっきも書いたけど、人気ある人の主演映画なら、ある程度は儲けられるだろうという考えでキャスティングしてるはずだもん。
めめちゃんは、とくにSnow Manを牽引してるといってもいい活躍をしていて、人気もかなりあると思うし、キャスティングされても不思議じゃないなぁという感じ。
でも、儲けないとその映画に関わった人が、会社が、借金を抱えてしまうかもしれない。
次の仕事につながらなくなってしまうかもしれない。
だから「儲けよう」という考えを無しにして映画を製作することは難しい。
もしお金のこと考えずに製作したとしても、ヒットすればいいけれど、誰かが、会社が、借金を背負う確率ははるかに高い。
そうすると次の映画が製作されなくなってしまう。
大げさな言い方をすれば、映画、という世界がなくなってしまう恐れがある。
じゃ原作ないもの、完全にオリジナルストーリーりものを製作すればいいじゃんってなると思うんだけど、誰がそのストーリーを考えるのかとなると、ある程度著名な小説家?脚本家?じゃないと難しいと思うんだよね。
で、その人たちに書いてもらうには締め切りを用意するんだろうけど、すぐに書いてもらえるタイミングかどうかも確認しないといけないし、きちんと締め切りが守られるかどうかって話にもなるし、守ってくれたとして、それからキャスティングを考えて……ってなると、もしかしたらいろいろなタイミングを合わせるのが難しいのもかもしれない。
そしたら、そもそもその人たちがすでに書いてる原作を使ったほうが速いって感じもするしなぁ。
そしたら、原作があるってことになるもんね。
そもそも、そういうオリジナルストーリーにする時って誰が原案を準備するのかなぁ?
監督?とか? 監督が脚本家と相談して?とか?
オリジナルストーリーものが少なくて、原作があるものを映画にすることが多いことを考えると、なんか難しいというか、やりにくいところがあるんだろうね。
(昔ヒットしたものや海外でヒットしたものをリメイクしたりするしね)
それにオリジナルストーリーを作成したとして、たまたま既存の作品と似ちゃうと「あのマンガとそっくり」「あの小説のマネじゃない?」と贋作騒ぎになる恐れがある。
そうすると原作があるもの、しかも人気があるものは、他に似たものがないってことだから人気があるんだろうし、もし似ていたものがあったらとっくに指摘されるだろうけどもされていないわけだし………と、そこをクリアしていることになる。
人気があれば、集客を見込める!ってことにもなるんだろうし。
それに原作があると、製作に関わる人全員が同じイメージを持ちやすいってのもあるよね。
そりゃあすごい人数が関わるわけだから、共通認識を持ってもらったほうが仕事しやすいもん。
実はこれが一番ポイントになってるかも。
あと多かれ少なかれ、絶対に反対意見や賛成意見が出てくる。
ともかくSNSをにぎわす確率が高い。
そうすると、いろいろな人が目にする。
そうすると「観ようかな」という人が出てくる可能性だってある。
今の時代って、良くも悪くもSNSをにぎわさないとダメって感じだもんね。
だから原作があるものを実写化するのかなぁと思った。
ともかく、めめちゃんがイメージじゃないって言われて、確かにいい気はしないかもしれないけど、そう思う人がいるのはしかたないこと。
それに動いてるめめちゃんを見たら変わるかもしれないし変わらないかもしれない。反対にいいと思ってた人が映画見たら「イメージと違う」となるかもしれないし。
めめちゃんがどんなにステキなアイドルであっても、真摯に演技をする人であっても、原作とイメージが違うと思う人には、そんなの意味がないことなんだよね。
その気持ちを覆す方法があるとしたら、それはめめちゃんが誠実に取り組んだ仕事ぶりを見てもらうことだけ。
ファンがどうこう言ったって、ほとんどは通じないんだと思う。
だから映画を見てもいない人の、“目黒蓮”を見てもいない人のコメントは気にするだけムダなんじゃないかな。
せめて見た人のコメントに反応すべきじゃないかな。
反応するにしてもね。
でも、何より自分自身が見てどう思うかを大切にしたいかな。
「イメージ合わねー!」って思うかもしれないし、「ピッタリだった!」って思うかもしれないし。
ファンだからって、「合ってない」と思ってもムリに「合ってる」と思う必要はないと思うんだよね。
率直にそう伝えて、もっと目黒蓮はこういう役がいいと思うって発信していけばいいと思うし。
合っていれば、ホメまくればいいし。
めめちゃんは、まだデビューして3年。
いろいろな役をやってみて、周囲から「合わなかったね!」っていうものも体験すべきだと思う。
人生ずっと「ピッタリな役しかやったことないね!」っていうのは、いい役者にはならないと思うんだよなぁ。
その合わなかったという経験が糧になって、もっとすごいハマリ役を見出すきっかけになるかもしれないしね。
だからといって、今度の映画の役が合わないとは、現時点、見てないからわからないんだけどさ。
「イメージ合わない!」って言われて憤慨する前に、「確かに!だけど、『消えた初恋』というドラマの目黒蓮は原作から抜け出たような素晴らしさだったので、よかったら見てください!」って返すような余裕を持ったファンでいたいよねぇ。
まあ、とにもかくにも映画を見てからの話ですわ(;´∀`)