Kinki Kidsの堂本剛くんは自分のやりたい音楽をするため、『ENDLICHERI☆ENDLICHERI』というプロジェクトを起こした。
その後も、名称を何回か変えたりしているが活動し続けている。
その活動について、KinKi Kidsでいる時は一切口にしないし宣伝などもせず、完全に切り離している。
関ジャニ∞の安田くんは、シングル『キミトミタイセカイ』(2021/2/10発売)において、無理言って初めて制作に関わらせてもらった的な発言をしていた。
それで思った。
ジャニーズって、自分たちの曲なのに、あまり制作とかに関わらせてもらえないってこと?
知識がまったくないから、どうなってるか知らないけどさ。
関わらせてもらえないのが普通っていうか、当然の世界なのかな?
例えばシングルを出すとします。
タイアップとかだったらその番組とか企業とかのイメージを考え、それに合った作詞家、作曲家、編曲家などが用意されるのかな?
曲ができたところで、レコーディングするんだろうけど、そこで彼らは指示通り歌う……んだよね?
あとMV撮影とかあるんだろうけど、ともかく楽曲については、彼らは歌うだけってことなのかな?
音楽制作に関わらないとなると、そういうことなのかな?
先に書いた剛くんの別プロジェクトとしての行動や安田くんの発言を見聞すると、音楽制作の部分にメンバーが関わることがいかに難しいのかということがわかる。
安田くんの所属する関ジャニ∞は『関ジャム 完全燃SHOW』という冠番組を持っている。
スタート時とはずいぶんムードが変わったが、音楽に対して真摯に向き合う番組だ。
それは彼らがTOKIOに次ぐバンド形態を前面に押すグループだったからだ。
辞めてしまった絶対的ボーカルだった渋谷すばるが音楽思考が強く、それに影響されていたのが一番の要因だったかと思う。でも乗り気ではないメンバーがいた中でも、音楽が得意ではないメンバーがいた中でも、バンドをやり続け音楽に特化した番組を勝ち取った。
安田くんはジャニーズの中でもかなりギターがうまいと言われているし、有名音楽雑誌の表紙も飾ったことがある(他メンバーも)。それはひとりのミュージシャンとして認められているということだ。(事務所の御膳立て程度では掲載してもらえない音楽雑誌に載っています)
そんな彼らだからこそ勝ち取った番組。
本格的なミュージシャンたちと触れ合い、正面から音楽に向き合う番組。
すばるくんとしては、とても喜ばしかったと思う。そして、それが彼をやっぱり音楽だけの世界に行きたいと思わせてしまった。
それだけ、この番組は音楽と向き合っているということだ。
そんな関ジャニ∞はメンバーが作詞作曲している曲も結構あるが、安田くんの発言を聞くと、自分が作詞作曲していても、あまり制作には関わらせてもらえなかったということになる。
しかも「無理を言って」関わらせてもらったというのが、今年発売したシングルでやっとだというのだ。それは自分が作詞したわけでも、作曲したわけでもない曲だったから、余計にハードルが高かったのかもしれない。
関ジャニ∞は今年17周年を迎える。
バンド活動もほぼ同年数。
それでも音楽制作に関わらせてもらえたのは、今年発売のシングルが初めてだというのだ。(関わり方の程度はあるかもしれないが、安田くんが明確に「関われた」と思ったのが今年発売のシングルだったということと認識する)
安田くんがずっと制作に関われなかった理由が、音楽的知識が浅かったから、あるいは他の理由があって関わらせることはできないという制作側の判断があったからだったのかはわからない。でもバンド活動を始めてある程度年数が経っていた頃には、まずまずの知識があったと考えられる。
数年前のある番組で即興でミュージカルを実演する時があり、安田くんは即興で歌ったのだが、ゲストのミュージカル俳優を「この曲知ってたんですか?」と驚かせるほどの実力だった。(安田くんはその曲を知らず、「だいたいこんな感じになるかなと思うて」と言っていた)
『関ジャム』でセッションしたミュージシャンの多くの人が「演奏が上手い」と評するし。
そこからも安田くんの音楽的センスや演奏技術は、いくつかの音楽雑誌からインタビューされているところからも、なかなかの実力があると考える。
そんな安田くんさえ、音楽制作にはずっと関わらせてもえらなかった。
自分たちの曲なのに。
そうするとデビューしてまだ2年目で、バンド活動をしていないSnow Manは、音楽制作には、きっと関わらせてもらえないし、意見を言うことなんて許されてないというか、そんなことをするということすら考えられてない可能性がある。
また作詞作曲、アレンジ、プロデュースする方々が、Snow Manをとってもよく知ってる人たちばかりとは限らない。
そうすると、歌割りについては、単純に歌声だけで判断する可能性がある。
それをどういう方法でやってるかはわからないけど。(一度全員、曲をフルで歌うとか?)
私は素人だから本当にわからないけれど、そういう音楽制作をする人たちは、メンバーが何人いるかとか、誰にソロパートを割り振ったとか、そういう概念で制作はしないのかもしれない。いや、そんな概念すらないのかもしれない。
ただただ「いい曲」あるいは「売れる曲」あるいは「タイアップする企業が喜ぶ曲」にすることだけを考えて制作する。
そうすると「この歌詞にはこの声が合う」「このメロディにはこの声が映える」といった観点でしか、歌割りを決めないのでは。
そこで思うのが、Snow Manは歌がヘタな子はいないが、特徴が少ない印象はあるということ。
聞き馴染みがいい声の子が多いというか。
私は超素人だからこそ、あえて言うが、最初Snow Manの曲を聞いたとき、誰が歌っているか判別できたのは、しょっぴー、康二くん、ラウちゃん(最近、また変わってきたけどね)だけだった。
普段しゃべる声が特徴的な佐久間くんが、歌うととても聞きやすく、優しいトーンに変わるのにビックリした。
そう。
Snow Manって、全体的に優しくて、聞きやすくて、ある意味トゲのない印象の歌声の子がほとんどなのだ。
そうすると、制作側はやはりインパクトが強い、あるいはひっかかりのある声をメインとして選択してしまうのかなと思った。
とくにソロパートで。
そのせいで歌割りに差が出てしまっているのかと。
ひっかかりが少ない声が多いと、ハーモニーが作りやすい印象がある。
語弊があるかもしれないけど、合唱団というか、ミュージカルというか、アカペラというか、そういう感じ。
しかもひっかかりがあると思われる(個人的意見です。あくまで)しょっぴーや康二くん、ラウちゃんの声も、ハーモニーの中では、ちゃんと美しくバランスが取れている。
普通、特徴的な声はハーモニーの中にいても目立ってしまいがちだけど、Snow Manにはそれがない印象がある。
それとも特徴がある声すらも、美しいハーモニーで包み込める声が揃ってるということなのか。
関ジャニ∞の7人時代の曲を聞くと、誰がどこを歌っているか、あきれるくらいわかる。
正直、横山くんと村上くんはヘタで(本人たち自覚ありまくり)、聞くのがツライくらいだが、すばるくんや錦戸くんの特徴的な声に負けないという意味では、それくらいのインパクトを持つ声じゃないとバランスが取れなかったかもしれない。(この中で聞き馴染みのいい声は丸山くんくらいかなと思った)
それくらい関ジャニ∞のメンバーの声は、それぞれ特徴的で、Snow Manとは対照的だなと思った。
バンドじゃないと活かされない歌声なのかもしれないと思った。
そういう意味では、Snow Manはコーラスを前面に押し出せるグループなのかなと。
美しいハーモニーを、あの運動量の高いダンスをしながら奏でることができるグループ。
そういうことなのかもしれない、と。
私はおばちゃんなので、いろいろなジャニーズグループの歌を聞いてきたけど、Snow Manは歌が、ハーモニーが美しいグループとしてアピールしていいと思うんだけどな。
とにかくこの人数がいてヘタな子がひとりもいないのは、初めてな気がするのよ。どうしても人数がいると、ヘタな子がいたり、ヘタでもないけどすごく上手ってわけでもない子がいたりする。
それに自分たちが歌う曲が声に合っていない子だっているかもしれないし。歌のレッスンを受けたことがなくて、声の出し方を知らない子だっているかもしれないし。
(歌が素晴らしいとファン以外の多くの方々から評価されてるのはKinKi Kids以外、ジャニーズではいない気がする。あくまでアイドルとしての評価はされているけれど、音楽的に評価されているのはKinKi Kidsだけなような……。剛くんの病気のことがあったとはいえ、オーケストラをバックにつけられるくらいだからね。後はバンドとしての評価が高かったTOKIOになるのかな。初めて本格的フェスに参加したのはTOKIOだったしね)
ただ、やっぱり自分の推すメンバーにソロパートがない状態が続くのは寂しい。
それを解消するには、運営側に要望を出すのがいいのかもしれないけれど、運営側だって音楽制作する人たちに「依頼」をするわけで、「完全なる権利」を持っているわけではないのかなと思う。
とくに著名な方にお願いするとするならば、いや、ジャニーズはきっと著名な方にばかりお願いすると考えると、ますます運営側だって制作側に意見することはないだろう。
きっと完全に「お任せ」状態だ。
そりゃ「今回はこの子の主演映画の主題歌なんで」くらいは伝えるだろうけども。
Snow Man本人が要望を出したって、届かない可能性が高い。(まあ、現時点で彼らはそういう意見を言う気も、概念もないかもしれないけど)
よっぽど経験を積んで、著名な音楽雑誌の表紙を数々飾るくらいじゃないと、意見できる世界じゃないのかな、と。
そう考えると歌割りの不公平はなくならないのかなぁ。
あとはとにかく制作側にSnow Manを知ってもらい、それぞれのキャラを考慮した曲作りをしてもらうしかないのかも。
そういうアピールってマネジャーとかがするのかな?
SMAPの優秀マネだったIさんのことを考えると、そういう役割ってマネージャーさんとかになるのかなぁ。
ただ現代ってSNSがあるから、自分たちも希望や意見を発信することはできる。
それが制作側に届くかどうかはわからないけどさ。
でも、ただ「私の推しにもソロパートをください!」って言うだけじゃ通らない。
ソロパートを与えるにふさわしい理由を伝えないといけないってことだよね。
さて。
こんな素人おばちゃんが、プロの心を動かせるような理由を書けるかどうかはわからないけれど。
ともかく考えてみるわ。