『SUMMER SONIC BANGKOK2025』にSnow Manが出演。
私は参加していないので、なんとも言えないところがあるけれど。
さっくんが有料ブログにて、すっごく簡潔に言うと「スマホで撮影してばかりで、盛り上がりが小さかったような気がする。今度はもうちょっと声を出してほしい。もちろん盛り上げてくれてた人もいたけども」的なことを発したわけだ。
それに対して「ひどい!盛り上がってたよ!」「後からお気持ち表明しないで、その時に言ってよ!」「観客がどう楽しむかなんて勝手だろう!」といったご意見が出たわけだ。
もちろん、さっくんの意見に同調する人もいた。撮影に夢中で、目の前にSnow Manがいるのに画面越しにしか見ていない人がたくさんいた。なかなか会えない存在になってる彼らのライブなのに、直接見ないでどうするの。もっと盛り上がってもいいはずだ。フェスだから他のアーティストさんも出演しているのに、失礼な態度をとる人もいた。現地の観客から苦言もあった。等々。
まず、Snow Manが初めて参加した海外フェスということが、いろいろな意見が出てしまった原因なんだろうね。
お互い初めてだから、何が正解かわからない。というか、正解があるかどうかもわからない。
だからこれについては、いろいろな意見があるということが今回のフェスでわかったということしか言えないのかなと思った。お互い勉強になったというか。
この経験を踏まえて、Snow Manたちもどうしていくか考えるだろうし、今回はタイだったけど、他の国だったらまた違うかもしれないしね。ルールやマナーががっちり決まっている国やフェスがあるかもしれないし。
こればっかりはお互い経験を積んでいくしかないんじゃないかなー。ファンも、いろいろなフェスの様子をチェックして参考にしていくとかね。
あと気になったのは、タイの空港でスマホで撮影するたくさんの人々に追いかけられている彼らの様子。
しかたないけれど、今って誰もがスマホを持っていて、すぐに撮影できる時代なんだよね。しかも素人でもかなりの高画質で撮影することができる。そして、すぐに世界に発信できる。
彼らって、一歩外に出れば、撮られる可能性がある状態なんだよね。
それって、ものすごいストレスだと思うんだ。
自分がその立場だったら、もう外に出たくなくなっちゃうかも。
反対にキレちらかして外に出て、何かやらかして、大炎上しちゃうかも。
アイドルという職業を選んだ時点でしかたないという人もいるけど、彼らに「そういう職業なんだから我慢しろ」というのは違うと思うんだよなー。
そもそも肖像権っていうのがあるからね。
基本的には許可なく撮影しちゃダメなんだよ。ただ、有名人の肖像権に関しては、いろいろな意見があるみたいだし、内容が明確化されていないから難しいところがあるけどね。
でも勝手に撮るのはマナー違反だし、肖像権に抵触する恐れは充分にある。(国内では)
それに想像してみてよ。自分が許可出してないのに、知らない何十人、何百人、何千人からスマホ向けられて、ずーっといつまでも追いかけられて撮影されることを。しかも、それが何日、何年続くかわからないんだよ?
それでも平気でいられる?
自分たちを無許可で撮影している人たちを、彼ら側(本人やスタッフ)が撮影して、それをAIで解析してもらえば個人が特定できるようになって、ルール次第では訴えることができるようになるんじゃないかな。AIすごいからね。これからきっと恐ろしい速さで進展していくだろうしね。ともかく、これから効果的な対策がとられることを望むわ。
そういう人たちに彼らが手を振る、笑顔を見せるといった好意的な態度を取ったことに苦言を呈している人もいたけど、その前に撮影している人を咎めるべきだよね。そういう人がいなければ彼らもそういうことをしないんだからさ。無視するとか冷たい態度を取らないから、相手が図に乗ってやめないんだって意見も理解できるけど、そうやって逆恨みされて危害を加えられたりしてもね……。だいたいそういう人って、どんな態度を取られたとしてもやめないと思うしね。
でも、反応しないことが重要かなとは思う。確かに。
でも、そういう人がいなくなることが最大の解決法なんだよね。無理だろうけどさ。
だから、やっぱり何か効果的な対策が取られるようになってほしい。
でも海外では撮られるのが当然で、それに反応してあげるのが当然ってところもあるらしい。
そうすると「日本では勝手に撮影するなって言うのに、海外では撮影してる人に反応するなんてズルイ」って文句が出るわけでしょ。
ここも難しいところだよね。郷に従えっていう意見もあるし、自国のルールを貫けっていう意見もあるし。
こう考えると、何が正解かはわからないよね。
でも、本人たちの許可ナシに撮影するのはやめたほうがいいと思う。
それはそう思う。
日本でのライブは今のところ、ほぼ撮影できない。だからスマホを向けている人はほとんどいない。
彼らが堂々と大勢の人の前で、“撮られる”っていうプレッシャーがない中でパフォーマンスできるってことは、私たちが思う以上にストレスから解放される場でもあるのかもしれない。
そんなライブに慣れていたさっくんが、今回スマホだらけの客席を見て少々ナーバスになってしまったことはしかたないのかな……とは思う。
観客の表情がスマホに阻まれてよく見えなくて、「楽しんでくれてるのかな?」って思ってしまったのかもしれないしね。
応援の声が大きいとか小さいとか以前に、スマホで撮影しながら生のライブを見るのってどう?っていうことを考えてほしかったのかなとも思ったり。
ともかく、今回は彼らもファンも初めての経験だった。
そして、いろいろな意見が出た。
彼らからも出た。
初めてのことなんだから、彼らも含めてさまざまな意見が出て当然であって、お互いが楽しめるルールやマナー、個人の自由を考えていくしかないと思う。
でも少なくとも国内では彼らの許可ナシに撮ることはやめてほしいな。
そもそも盗撮になる恐れがあるからね。それって犯罪だからね。
ドラマとかの撮影中だったら著作権とかも関わってきそうだし。
訴えられたら、高額の慰謝料を請求される恐れだってあるよ。
それに。
ずっとずっと“撮られている”彼らにストレスがかかりすぎたら。
……活動休止したり、辞めてしまったりするかもしれない。
そもそも私たちが“撮りたい”と思うのは、彼らあってこそ、というのを忘れてはならないよね。
それは絶対に忘れてはならないこと。