11月30日の『ベストアーティスト2024』の出演が決定。
披露する曲が「EMPIRE」と「タペストリー」ということがわかって、恒例の(←もはや恒例と言ってもいいよね)「なんで『タペストリー』なの?!」「目黒を贔屓してる!」「日テレに少しも関係してないのに」「日テレに関係してるなら『we’ll go together』だろ」とSNSが騒ぎに。
そうすると、(これも恒例になってきてるけど)
そのことに絡めてめめちゃんへの不満(もっといろいろなものが書かれていますが、とりあえず簡単に言うと、ということで)が出る。
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「出せさてもらえるだけで感謝しないと」「私はこの曲好きだから嬉しい」「しかも収録でわざわざ2曲も」「グラミー賞で紹介されている曲のひとつだから」「確かにめめの主演映画の主題歌だけど、曲はSnow Man9人のもの」という意見が出る。
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「目黒だけを贔屓していると思わせる売りかたをしてるのが悪い」「贔屓されてる担は黙ってろ」「不満を言うことも許されないのか」「楽しみにしているのに、歌割りが少なくテレビにアップで映る回数も少ない担の気持ちをわからないのか」という意見が出る。
って感じかな。
不満を言うほうの気持ちもわからないではない。
でも、それをめめちゃんのせいするのは的外れっていうか、してはいけないことだよね。どの曲を披露するかをめめちゃんが独断で決めてるっていうなら、まだ話はわかるけどさ。もしそうだっていう確固たる証拠があるなら文句言ってもいいと思うよ。
だけど証拠はないよね?だったら、めめちゃんのせいにするのは問題外。
芸能界って、私たちが思う以上に贔屓と忖度の世界なんだよ。そして、それをしちゃいけないって決まりがある世界じゃないんだよね。
売れるものを売る。
売れるものを贔屓する。
そういう世界。
だから、贔屓が出たってしょうがないんだよ。
ビジネス的に言えば、彼らは“商品”だからね。
売れるものを売るのは当然。
そうしないと企業でも個人事業主でも倒産しちゃうからさ。
だから売るほうからしたら、グループがどうとか関係ないってところはあると思う。周囲も売れる人に依頼してくるだろうしね。受ける側だって儲かるのに、それを断る必要も理由もないよね。(仕事内容がイメージに合う合わないとか、そういう選択するってことはあるだろうけども)
もちろんグループのそばにいる人、身内みたいな人は、全員が同じくらい売れてくれればいいと思ってるだろう。
だけど個性がそれぞれあるということをウリにしているグループが、全員同じレベルで売れるのって、ほぼ不可能なんじゃないかな。
だって、それぞれ個性があるってことは売り込むジャンルが違う。それぞれのジャンルの市場規模が同じじゃないから、それぞれ同じ仕事量をこなしたとしてもギャラには差が出るだろうからね。儲けが同じ金額になることは、ほぼないと思う。
そしたら、その中で一番儲けを出した人が“贔屓”されるようになる。だって儲けてくるんだもん。当然だよね。
そして、また儲けてくる。そしたら、また依頼が来る。そしたら、また儲かる……、の繰り返し。その人に仕事が集中していくことになる。
それは資本主義の日本では当然のことなんだよね。その一番儲けてくる人を社内はもちろんだけど、社外だって“贔屓”するようになるよね。とくに社外なんて、グループのことなんて知ったこっちゃないもん。自社のものを売ってくれればいいんだもん。一番売ってくれそうな人に依頼するに決まってるよね。
とくに文句が出る歌割りも、レコード会社は商売だから「売れる」ように作る。(歌割りがどうやって決められてるか知らないけど)
残念な言いかただけど、歌割りが少ないメンバーは、歌割りが多いメンバーより「売る」力が少ないって判断されてる可能性がある。
歌割りが少ないメンバーのファンからしたら、同じグループで、そのグループから公式に発売されるものなのに、そんな不満を抱かせるなんて!って文句言いたくなるのは当然。それはそうだと思う。しかも、めちゃくちゃヘタで、多くの人が「ああ、彼はヘタだからしかたない……」って、あきらめられるような実力差を感じられるわけでもないしね。
そこで売れなかったらいいんだけど、今のところSnow Manは売れちゃってると言っていい。そうするとレコード会社は「このやりかたをすると売れるんだ」と思う。そうしたら、やりかたを変えないよね。だって売れるんだもん。
そういう意味では「運営のやりかたが悪い」っていうのは的外れってことだよね。だって売れてるんだもん。
「こんなやりかたしていたら、いつか売れなくなる」という意見もあって、それはそうかもしれないけど、「今売れるんだからいいじゃん」ってことなんだよね。「売れる時に売らないでどうする」ってことなんだよね。
もしそうだったとしたら、ひどいと思う。理不尽だよね。
でも、もしかしたら長期的に考えられた戦略なのかもしれない。そこはファンはうかがいしれないから、なんとも言えない。
ともかく贔屓だろうが、理不尽だろうが売れるものを売る。
今の芸能界や資本主義ってそういうもんなんだよ。
だから、『タペストリー』を披露するってだけで、こんなにSNSがザワつくんだよね。それが“贔屓”ではなかったとしても、“贔屓”に感じてしまうような世界なんだよ。
もしくは“贔屓”そのものかもしれない。ベストアーティストのスタッフが「目黒さんの映画の主題歌の『タペストリー』をお願いします!」って言ってきたかもしれない。Snow Man側はよほどの理由がなければ断らないと思う。だって出演させてもらうんだから。しかも事務所の先輩がMCしてる番組なんだから。
そうだったとして「先方の要望で、この選曲になりました」ってSnow Man側が言ったらどうなる?その番組に文句を言う人が出てくるんじゃない?「目黒を贔屓する番組なんか見ない!」ってさ。そしたら、Snow Manはそう言われたとしても言わないよね、その番組が叩かれることになるんだもん。もしかしたらMCしてる先輩を叩く人だって出てくるかもしれない。そしたら仕事しづらくなるよね。先輩に謝罪とかすることになるかもしれないよね。かといって自分たちで決めたって言っても叩かれるしね。どうやって、その曲の選択になったか、語らないのが正解ってことになるよね。
まあ仮定として「いや、違うのでお願いします」ってSnow Man側が言ったとしよう。そしたら「お願いしたのに拒絶された!」って評判が立つ恐れがあるよね。そう考えたら断れないよね。
ともかく、「贔屓だ!」って言ったって、儲かっているうちは聞く耳持たれないってこと。
残念だけどね。
「だって贔屓したら売れますからね。あなたの担当さんを贔屓して、同じ売り上げを出せるんですか?」って言われることになる。
これは売ってみないとわからない。
もちろん、もっと売り上げを出す可能性もあるけど、もし出せなかったら、もっと歌割りを減らされてしまう恐れもあるってこと。
そういう残酷な世界で彼らは生きてるんだよね。
だから「贔屓」されるには、どのメンバーよりも「売れる」って証明するしかない。
「そのチャンスをくれないじゃない!」って言う人もいるけど、確かに売れてる人はチャンスをもらったかもしれないけど、それはその人がチャンスをもらえる運と実力があったから。それはその人のもの。
だから、その人を蹴落とせば自担に仕事が来るってわけじゃない。だって、そもそも戦うジャンルが違うんだから。同じグループとはいえ、違う人間と人生なんだから。
それに今のSnow Manのメディアへの露出を考えると、みんなチャンスはあるはず。他のグループやタレントと比較したら、ものすごくあるんじゃないかな?
ただ公式に発売されるものに関しては改善しろと言っていい。CDとかDVDとか購入した瞬間に「消費者」になるからね。消費者は商品に不満を感じたら伝えていいからね。ただ、その時の文言が販売する側が納得する的確な理由じゃないといけないけどね。
だけど、先に書いたように「でもそのほうが儲かりますので」「大多数の方にはご好評いただいております」って言われたら、改善されないよね。
だから、いくら不満を表明したって意味がない。それよりも自分の担当の魅力や実力がいかに素晴らしいかを布教して、ファンを増やすのが自分の不満を解消する方法なんだよ。
この人にはこんなにたくさんのファンがいて、こんなに「売れる」んだよって思わせるしかない。
不満を言うと、その不満を言われた担当のファンが反発して争いが起きる。それを見た他の人が「あの担当のファンは文句ばかりで良くない印象。そんなファンがついてるタレントってどうなの」って思われる恐れだってある。
とくにそれを企業が感じたらどうなる?
そんなファンがいる担当に仕事を依頼するかな?
不満はマイナスしか生まないと思うな。
自分の担当を苦しめることになるんじゃないかな。
もっとチャンスをなくしてしまうことになりかねないんじゃない?
不満を言い続けて、「売れる」という基準ではなく歌割りが逆転したとして。
歌割りが少なくなった担当のファンに「今まで多かったらいいでしょ!」って言うのかな。
「やった!私たちが苦しんだ気持ちを味わえ!」って言うのかな。
そんなファンを、担当はファンだって受け入れられるのかな。
そういう人なの?
あなたの担当は。