ラウちゃんがパリのモデル事務所『BANANAS』に所属。
おそらく現在の日本のアイドルで、このようなモデル事務所に所属している人はいないんじゃないかな。
世界的に見てもモデル事務所に所属してるアイドルなんていないと思うけど。
(ただし世界は広いし、アイドルの定義が世界規模になるとどうかってとこもあるので、判断難しいけどね)
まあ、ともかく、ラウールはとんでもない子だってことですよ!
パリコレで歩けるって相当なこと。
歩くことを目指して、自分の足でPRするためのコンポジット(履歴書みたいなものといえばいいのかな)を持って、オーディションを渡り歩くのが当たり前。
ほんの数秒で判断されるし、門前払いされることも多々あるそうな。
ラウちゃんがそんな状況に身を置いて獲得したランウェイ、そしてモデル事務所所属という偉業は、少なくとも日本のアイドル界では聞いたことがない。
アイドルということがモデルという仕事に役立ってるかどうかはわからない。
アイドルって個性を出していくものだから、自分じゃなくて服を目立たせなければならないモデルになるには、その個性がジャマになってしまうんじゃないかなと思うし。
それとも、その個性があるからこそ、服も目立たせることができるんだろうか。
アイドルって踊ったり歌ったりセリフ言ったり写真を撮られたりする。
しかも、いろんなテーマで歌ったり踊ったりセリフ言ったり撮影されたりする。
そのテーマに合わせて表現していかないといけない。
しかも、それをたっくさんの人の前でやらないといけない時もある。
それはただモデルをしている人たちは、おそらく経験しないことだ。
それがモデルしか経験のない人と違ったポージングができる要素になるし、「服を目立たせてください」と言われた場合の的確なアクションを取ることにつながっていくのかなと思う。
あと人の目を引きつけるにはどうしたらいいかってことを、自然と身につけてるんじゃないかな、とも。
だって小さい頃から、自分のパフォーマンスでいかに人の視線を集めるかっていうことを考え続けてきてるんだもんね。
だって、それがアイドルだから。
それに何万人もの前に立ってパフォーマンスする経験なんて、モデルの方々はほとんどないと思うの。その経験も大きいと思う。
人から見られることに慣れてるって、モデルとして有利なんじゃないかな。
どう見られるかってことが、よくわかってるってことだと思うから。
だからこそ、服を目立たせる必要がある“モデル”もできるのかなと。
しかもラウちゃんは賢い。
どうやったら、“パリコレのランウェイを歩くモデル”になれるか、かなり戦略を練ったんじゃないかな。
ある意味、ラウちゃんにとっては“当然の結果”なのかもね。
そういう意味では、ラウちゃんはとっても優秀なビジネスマンでもあるなと思う。
どうやったら、その世界で仕事ができるのかっていうことを理解して、そのために必要な準備をして、確実に具現化してるわけだからね。
もちろん、それには大変なボディコントロールや英語などの言語力といった、とてつもない努力も含まれてるけどさ。
容姿に恵まれただけでは、こうはなれないわけだからさ。
容姿、知性、努力、そして稀有な経験が合わさったからこそ、アイドル+パリコレモデルになれたわけで。
そんな稀有な存在になったラウちゃんが、これからどんな世界を見せてくれるか楽しみだな。
アイドルとしての活動に関していえば、世界的ダンス大会に参加予定だし(←これもアイドルの範疇とはいえない?かな?)、主演映画と主題歌の怒涛のプロモ期間入るし、本当に体には気をつけてほしい。
まあ、酷使するのか、酷使しないようにするのか、そんなこと、賢い彼は考えてるんだろうけどね。
私みたいなただのファンなんかが心配することではないね。
……あ、とんでもないくだらないこと思いついてしまった。
アイドル+モデル=『アイデル』って、ラウちゃんのこと表現するのはどう?
だから。
くだらないって言ったじゃない。