ティファニーといったら。
私の親の世代は「朝食」。
私たちは「オープンハート」。
そして、今の子たちからしたら「Snow Man」になるんだろうか。
私がティファニーを明確に把握したのは大学生の時。
そりゃ超有名映画『ティファニーで朝食を』は知っていたけれど、まったくブランドに興味がなかった私は、ティファニーがアクセサリーや陶器を売っているらしいということぐらいしか知らなかった。もちろん店舗にも行ったことがなかった。(今も)
バブル真っ最中で、彼氏がいる子はクリスマスに赤プリ(旧赤坂プリンスホテル)に泊まって、ティファニーのオープンハートのネックレスをもらうのが定番?のようになっていた。
といっても私には全然関係ない話。そのネックレスもシルバーだとか、ゴールドだとか、プラチナだとか、ダイヤがついているとかいないとかでランクがあると騒いでいるクラスメイトの話を聞きかじるくらいだった。
(それよりは某アニメのDVD-BOXを買ってくれたほうが数倍嬉しかった)
その頃に、ティファニーがユニセックスやメンズ向けの商品を販売していたかどうかは知らないけれど(カフスくらいはあったかもしれんが)、すくなくとも、それを身に着けている男性と遭遇したことはなかった。
というか、男性でアクセサリーを着けている人がほとんどいなかった印象だ。
ピアスをあけている人もほとんどいなかったと思う。
いや、知らんけど。
ともかくティファニーはやっぱり女性向けのもの、という印象だった。
そんなティファニーがメンズなのかユニセックスなのか知らないけれど、男性がつけてもいいデザインを出すようになったんだなと知ったのは去年のこと。
『Snow Mania S1』のジャケットで照くんが身につけていたネックレスが、ふっかさんの私物だったというエピを知った時だった。
「ふっかさんはティファニーが好きなんだな。っていうか、ティファニーはメンズラインも出すようになったんだ。舘様はセリーヌの服が好きらしいけど、これも私が大学生やOLの頃は完全に女性向けのブランドだった、と思う。詳しくないから知らんけど。しかも、かなり女性的でエレガントなデザインが多かった気がする」と思った。
世間では男性も女性と同様にアクセサリーをつける人が本当に多くなった。
だから、さまざまなブランドが男性向けのラインに参入したんだと思う。
そしてメイクもかなり男性の間で浸透してきたんだなと思ったのは、ラウちゃんがディオールのリップスティックとコラボしたのを知った時だ。
ラウちゃんはそれ以前にTGCに出ていて、それがひとつのきっかけにはなったのかと思う。それともこのディオールとのコラボが決まっていたから、事務所もファッションのお仕事を入れるようにしていたのかな?
その時系列はわからないけど、男性が明らかに女性向けの有名コスメブランドのモデルとして抜擢されたのはやっぱり印象的だった。
ディオールの化粧品も私たち世代ではハイブランドとして人気だったから。
(よく海外旅行土産でリップスティックをもらったなぁ。でも匂いがキツくて苦手だったなぁ。何を食べてもディオールの味がするって有名だったよ)
そんなラウちゃんは身長もぐんぐん伸ばして、ますますモデルとしてふさわしい体型と顔面を形成していった。
今回のティファニーお仕事の件は、そんなラウちゃんが呼び寄せたのかなと思う。
TGCやディオールでのラウちゃんのモデルっぽい美しさと表現力を、ティファニーの人たちは見ていたんじゃないかな。
その後もTGCや雑誌で、アイドルではなくモデルとしての顔を見せて、メンノンやパリコレを獲得していくわけだけど。
あと、“ジャニーズ所属”っていう肩書きがうまく働いた例なのかも、とも思った。
ジャニーズは国内であれば、ほとんどの人が知ってる。
それにやっぱりメディアに露出する力が強い。
だから良くも悪くも保持している宣伝力が強い。
そんな宣伝力とモデルとしてふさわしい体型と顔面を持ったラウちゃんが、ハイブランドの仕事をグループにもたらしたんだなーって思った。
それはスペシャル動画がラウちゃんからスタートするところからも物語ってる気がする。
あと、ディオールのBGMは『KISSIN’ MY LIPS』だったわけだけど、あっという間にミリオンを達成してSnow Manに販売力があるということも世間に見せつけた。その後に発売したCDや映像作品も次々に記録を出していった。
これもティファニーの人たちがSnow Manをアンバサダーに選んだ理由だろう。
そう。
今回アンバサダーはラウちゃんだけじゃないってところが、すごいんだよね。
それまでは、なんていうか、ハイブランドはラウちゃんだけが関わるような感じがあったんだけど、今回は違う。
Snow Man全員が就任した。
入口はラウちゃんだったんじゃないかなとは思うけど、Snow Manというグループを見てみたら、グループでの販売力がすごいということを認識したんだろう。
そしてラウちゃんが混じっていても、身長と体型のアンバランスさをさほど感じないことにも気づいたんじゃないかな。
そう。
Snow Manというグループは、ラウちゃんというモデルそのものといってもいい身長と体型と顔面を持った人がいても、浮かないポテンシャルを持った人たちの集合体なんだって気づかれたんだよ!
あと、衣装もいろいろなブランドを取り入れていて(『KISSIN’ MY LIPS』あたりからかな?)、その着こなしも評価されたんじゃないかな。
それはメンバーがラウちゃんに影響を受けたところもあると思う。
もともとファッションやメイクに興味があったメンバーもいたけど、ハイブランドと仕事をするラウちゃんを見て、とてもいい刺激を受けたんじゃないかなぁ。
でも衣装にブランドを利用しようと決めたのは事務所のスタッフなのかな?(ジャニーズらしいオリジナルと、ブランドと、2つのバージョンが用意されてる?かな?)
ここもきっかけはラウちゃんにモデル業をやらせたいというのが最初だったんじゃないかと思うんだよね。
だったら衣装も有名ブランド使っていきましょう、と。
そんな戦略が、とうとうSnow Manにティファニーとの仕事をもたらしたんじゃないかな。
(ふっかさんが愛用してるから、というのも理由かもだけど。そうだとしたら、それはそれでスゴイ話だな!)
これからも、たくさんのブランドやメーカーがSnow Manを起用していくだろうな。
でも高価なものばかりじゃなくて、ミンティアや不二家みたいな買いやすいものもやってちょうだいね。