(「あざとくて何が悪いの?!」のネタバレがあります)
先日『あざとくて何が悪いの?!』にラウちゃんとしょっぴーが出演。
当然、阿部ちゃんのことを紹介したのだが、簡単に言うとラウちゃんが、阿部ちゃんのそのあざとい行動は計算のうえでのことだ的なことを言った。
それはイジりというか、その場を盛り上げるための発言だったということは明らかなんだけど、なかにはそれを「阿部ちゃんは、計算でやってるわけじゃない」「自然とやっているのに、なんで計算とかいうんだ」と、ややお怒り的なことをおっしゃっている方がいた。
Snow Manのファンになって、そういう経験をするようになったんだけど、結構イジりを許せない人がいるんだなぁと。
たしかに時代が相手を貶めるような笑いではなくなってきているとは思うけど、そういうイジりをしておくことで、次に阿部ちゃんがその番組に来たときに、その話がふられて、より印象に残るやりとりが発生する可能性が高くなると思う。というか、そもそも出演のチャンスが増えることになると思うんだよね。「メンバーが出演された時、こんなこと言ってましたよ」って、そのフリの回収の場を作ってもらいやすくなる。
それに、ここでの印象で、他番組でも「あざといを計算してやってるの?」と、阿部ちゃんがフィーチャーされる瞬間ができやすい可能性がある。
そうすると阿部ちゃんが何かしら発言したり、リアクションを取ったりすることになる。
そうすると、阿部ちゃんという人が、さらに多くの人に認識される可能性が出てくるわけだ。
「阿部ちゃんはそんな人じゃないのに、計算でやってるとか思われるのが心外だ。かわいそうだ」という意見もあるとは思うが、それは阿部ちゃんを信頼していないことになるのかなと思う面がある。
そんなことを言われたくらいで、阿部ちゃんという人が「計算高くて、カメラが向いてる時だけあざとい行動を取るような人」と認識されるだろうか?
阿部ちゃんの発言や周囲とのやりとりを見ていれば、阿部ちゃんがそんな人ではないということは、簡単に明らかになると思うのだ。
そもそも阿部ちゃんのファンになった人は、阿部ちゃんがそんな計算高いことなどしない、周囲を純粋に応援できる、とても優しくて気づかいができて、そしてファン思いの人だってことを目撃してファンになったんじゃないの?
メンバーのラウちゃんのイジりくらいで「計算高い男だ」って思われてしまうような程度の人なの?
それって、自分の好きな人を低く見てることにならない?
それって、メンバーからのイジりぐらいで、阿部ちゃんは誤解されてしまう程度の人なんだって言ってることにならない?
番組に出演して「計算高い人なの?」とイジられて注目される機会が増えるということは、阿部ちゃんの真の魅力をアピールする機会が増えることになると思うんだけどなぁ。
興味を持ってもらって、Snow ManのYouTubeとか見てもらえば、阿部ちゃんの人格がどんなものかは、すぐに理解してもらえるはず。
最近は阿部ちゃんも、自らをアピールするチャンスがあったら積極的に発言する場面もあるけれど、基本的には周囲を優先する優しさがある人なので、ありとあらゆるシーンで自分をずけずけアピールするということはないだろう。(そうしたほうが魅力が輝く人もいるが、阿部ちゃん向きではない)
そうすると、MCや他のゲストなどからイジっていただくことがあったほうが、魅力をアピールするチャンス、つまり、テレビであれば顔が映ったり発言したりするチャンスが増える。
ラウちゃんはそういうところがよくわかっていて、だから阿部ちゃんのことを「計算している」とイジったんだと思う。『あざとくて~』の時は、とくに阿部ちゃん本人が出演していなかったから、なおさら。
出演している自分たちより、阿部ちゃんが印象に残るようにしていた。(しょっぴーもそういうところのカンはいいから、ラウちゃんに協力してたね)
ラウちゃんはいつもSnow Manのヒール的な役割を担って、メンバーを、とくに優しくて自らを積極的にアピールしない傾向が強いメンバーに対して、そういう言動をしている。(ふっかさんには、いわずもがな。舘様には「あんなにバカなのに」と言って、舘様が「ラウールくん言い過ぎだぞ」というウィットに富んだ返しができるところをアピールしてた。舘様もずいぶんお口が滑らかに動くようになられたと感じる。照くんにも「ポーズは一丁前」などとイジって、照くんの一見近寄りがたい雰囲気があるけれど、実は愛らしいところがあるという面を目立たせている)
「そんなイジりが必要な番組に出なきゃいい」と思うかもしれないけれど、たぶんそういうことができないタレント(アイドル)は呼ばれないようになると思うんだよな。だって、今メディアで責任ある立場や決定権を持っている人は、私と同世代の、今ではコンプライアンス的にNGになることばかりをしてきた、そして見てきた世代なんだから。
長年そういう番組作りをしてきた人たちが、イジりがOKなタレント(アイドル)を使おうとする傾向は、まだしばらく続くと思う。もちろん、番組作りはあからさまではなくなっていくとは思うけど。
だけど芸人さんとか大御所の人とかが、そういう空気がわからず、あるいは悪ノリしてしまって、そういう方向に行くことがあるかもしれない。その時に欲しいのは、それにうまく対応できる人だと思うんだよね。
ラウちゃんは、それをわかってるんじゃないかな。まだ10代だから余計に、その世代の考えかたに違和感があるんだと思う。
だから、あえて迎合して、そしてあえて反発してるんじゃないかな。
それに国民的アイドルを目指すのであれば、そんなイジりすらもうまく利用して、自分の魅力をアピールする場に変えられるようにならないといけないと思う。
そういうことができる人が、これからは望まれると思うしね。
私は阿部ちゃんには、充分対応する力があると思うんだよな。(阿部ちゃんに限らず、Snow Man全員にあると思う)
だからラウちゃんからのイジり程度で、マイナスな印象を持たれたり、誤解されたりすることはないと思うよ。
そりゃ阿部ちゃんをちゃんと見たことなくて、ただそのイジりを見聞しただけの人であれば誤解することもあるかもしれないけど、その人がよっぽど発言力がある人でない限り、阿部ちゃんがそんな人間だって思われるような事態になることはないと思うな。
だって、あの阿部ちゃんだよ?
もし誤解されるとして、そうすると、やっぱり阿部ちゃんが自分をアピールする場を得るってことが大事になってくる。誤解をとく場が必要になる。
そうすると阿部ちゃんという人を多くの人が目にする機会を作る必要がある。
そうすると“イジり”が必要になってきちゃうんだよね。
そういうのに対応できる人が呼ばれるから。
ただ「魅力的な人です!」って言っても、とくにバラエティでは印象に残らないから、呼んでもらえない。音楽番組では、あえてそんな話をする機会は少ないだろうし。
そうすると、イジりをしてもスマートに返せる人が呼ばれることになる。
だから、イジりとかであえてマイナスな印象でひっかかりを作って、そしてそれを払拭する、まったく違う性質の魅力を持つ人間なんだってアピールしたほうが、よりステキな人なんだって印象が強く残ることになると思うんだけどな。
ふっかさんだって自ら発信という形ではあったけど、「カメラに抜かれない」というお題をもとに『バナナサンド』に出演した。提案はもしかしたら番組側からだったかもしれなかったけどさ。でも、これってある意味イジりを逆手に取った形だと思うんだよな。
それで日村さんの提案を受け入れて、いろんな音楽番組で実践して話題になって、そのことを知らない視聴者から「ダンスを忘れたの?」と疑問と興味を持たれ、そこで知られて、さらにはまたその内容でテレビが放送され、バナナマンのラジオにまで出演して……と、とても仕事が広がり、また新たなファンも獲得できたと思うのよ。(『バナナムーンGOLD』でのふっかさんだって、素晴らしい対応だったって言ってくださってるバナナマンファンの方が多かったように思うよ。しかも、ほとんどゲストは来ない番組なのに呼んでいただけてるんだよ。ほら、ここでも評価と人気を上げてるよ)
もちろん程度はあるかもしれないけど、ある程度のイジりはチャンスと思ったほうがいい。
Snow Manのポテンシャルなら、そのイジりを、自らが持つ魅力や実力を存分に発揮できるチャンスに変えられる。
そしたら、今度はその魅力や実力を活かした仕事が来る。
そしたら、私たちが最も望んだ、いや想像以上の規模でSnow Manがスゴイ仕事をできるようになる。
それが成功すれば、ますますSnow Man自身がやりたい仕事がやりやすくなる。
だから、もっとSnow Manを信じていいんじゃないかな。
だって、そんな魅力と実力を持った人たちだって知ってるでしょ?
だから、ファンなんでしょ?