あのSnow Manのこと綴らせて下さい

アイドルグループSnow Manのことを綴ります

ゆり組の“設定”は二次元のその向こうへ 

 

 

 私は高校生くらいまで、どっぷり二次元ヲタだった。

 

 二次元のいいところのひとつは、とにかくムチャクチャな設定だったとしても、まかり通るということだと思う。

 そのありえない設定に萌え、たぎり、夢中になっていくのが二次元だ。(と思う)

 

 

 だけど。

 三次元で、アホみたいな設定(←設定??)のアイドルがいるということを知ったのは、Snow Manがデビューしたばかりの頃、何かの出演番組でだったと思う。

 

 

 誕生日こそ数カ月違うが、生まれた病院が一緒で、名前が「しょうた」「りょうた」と韻を踏んでて(byラウちゃん)、幼稚園が一緒で、双子の女の子をそれぞれ好きになって園内でWデートを重ね、小中学校は違うところに通っていたが習いごとでは一緒になることもあり、ジャニーズのオーディション会場で再会して、高校大学と同じところに通い、そして同じグループになって、しかもシンメ扱いされるようになった。

 

 

 そんな設定ある?(←設定??) 

 

 よくみなさんもおっしゃっているが、二次元でもそうそうない設定だし、二次元だったとしても「盛り過ぎ」と、漫画であればネームの段階で編集担当から、いくつか削ぎ落とされる可能性がある設定だ。

 

 まあ、それはよしとしよう。(よくないけど)

 そういうこともあるとしよう。(いや、ないと思うけど)

 

 しかし、この二人が「正義」(by阿部ちゃん)と言われるのは、その二次元を単に三次元化しただけではない。

 

 簡単に言うと、まだある。

 設定が。(←設定??)

 

 

  • 身長があまり変わらない

 Snow Manをよく知らないときに、だからシンメ(←そもそもシンメって言葉を知らなかったんだけどさ)なのかなと思わされたのだが、あべさくを見て明らかに違うということに気づいた。

 どうもパフォーマンスのバランスらしい。

 ということは、そのバランスが釣り合っているということだ。もしくは適切に補い合うことができるということだ。(たぶん)

 でも、身長があまり変わらないというところも、バランスがいいという印象を持ちやすい。

 

  • 体型がある意味、正反対

 しょっぴーは最近筋肉をつけてきてはいるが、基本的には細い。そして食べなくても平気。

 舘様は太っているというわけではないけど、肉がしっかりついている感じ。大食い。(←普段どれくらいお召し上がりになるか知りませんが)

 

  • 顔の印象が正反対

 しょっぴーも舘様も濃い顔ではないと思うが、しょっぴーはタレ目気味で、薄い唇。舘様はつり目で唇厚め。

 印象が正反対。

 

  • メンバーカラーが赤と青

 カラーセラピーなどの世界では対の関係ではないらしいが、少なくとも同系色ではないし、歴代のレンジャーものなどでは、情熱的な性格なことが多い主役のレッドのその傍らにいる冷静な相棒がブルーというイメージがあるかなと。

 だけど性格は舘様が青で、しょっぴーが赤じゃない?反対じゃない?というアンバランスさ。盛り過ぎ。

 

  • 性格が正反対

 どちらも熱いところがあるけれど、それを素直に発するのがしょっぴー。ほとんど出さないのが舘様。(←ただ、ライブなどでは素直に出されていることもある)

 それにしょっぴーは感情の波が大きく、舘様はいつも凪いでいるような印象。

 しょっぴーは恥ずかしがることが多いが、舘様は恥ずかしがることはほとんどない。(←私が舘様が恥ずかしがっているのを見たのは、『THE夜会』で康二くんに自宅の写真を公開されてた時だけ)

 

  • プライベートは、ちっとも仲良くない

 仕事以外でふたりで過ごすことは、めったにないと思われる。

 もし二人で過ごすとしたら、おそらく何か仕事関連で相談しなければならないなど、ともかく世界中が納得する大義名分があるはず。

 単に遊ぶ、といった関係性ではない。

 かといって、お互いを嫌いというわけではないし、信頼してないわけでもない。

 ここでいわゆる友達づきあいをしていたら、世間はこんなにふたりに萌えなかっただろう。

 ある意味、ここがゆり組の最大の“ミソ”。

 

 康二くんが加入したことで、一番変わったのはこのふたりなのでは。

 加入初期に康二くんから「かわいい」「好き」と連呼され抱きつかれまくったしょっぴー。嫌がりながらも満更じゃなかったしょっぴーは、あっという間に自分の美貌にさらに自信をつけ(←それが某雑誌の発売前重版や、たくさんの美容を冠したテーマのグラビアに呼ばれるようになるキッカケになったのでは)、とくに何もなくても連絡を取り、康二くんの家に行ってはお世話されるようになる。最近では「オレが康二を追っかけるようになった」的な発言までするように。

 また舘様が初めて自宅に招き入れた人物が康二くんになったことからも、舘様と康二くんのその仲良し度が想像できる。しょっぴーからは「康二のおかげで、よく笑うようになった」とまで評されている。

 

  • 「ゆり組」スタンスがブレブレ

 これは、ほとんどしょっぴ―発信。(以下ニュアンスです)

「生まれた頃から知ってるからな」「“ゆり組”休みたい」「黙っていても言いたいことはわかるんで」「そっとしておいてほしい」「もはや空気」などなど。

 アピールしてみたり、やっぱり放置してほしい的なこと言ってみたり、いざふたりで仕事となると、やはり幼馴染であることは“ウリ”になると考え、ちゃんとアピール。だけど「仲良しなんだ」的なことでくくられそうになると、必ず否定的コメント。でも完全に否定したいわけではないらしく、「空気」などという表現で、そこまで仲良しではないと伝える。(実際、プライベートを一緒に過ごすことはほとんどないようだし)

 そんなブレブレのしょっぴーに、舘様はその時その時で合わせてあげてる感じ。

 舘様は、ゆり組をアピールしていい許可がしょっぴーから出ると、「婚約してるようなもの」「前世で出会っている」などというかなり強めワードを、まったく照れもなく発する傾向があり、これがファンを大盛り上がりさせてしまうため、しょっぴーが休みたくなる一因になっている。舘様がこんな強いワードを発するのは、まさに「盛り上げたいから」なのかもしれない。ある意味、根っからのエンターテイナーなんだろうな……。それがわかるから、しょっぴーもいいやら悪いやらなんだろうな……。

 

 

 ともかく、私が思いつくだけで、こんなに設定がある。(←設定??)

 さまざまなことが正反対というのは、シンメ感を強める印象がある。

 シンメはそもそも対称という意味だからね。

 

 京都でちりめんで作られた干支のお守りを買ったことがあるんだけど、自分の干支と、その対称の位置にある干支が組み合わされてるものだった。

 向かい干支(←“向かい”!)といい、正反対の気質を持っているからこそ、お互いを補い合うことができる、良い縁を結んでくれるという意味があるそう。

 実際ふたりの干支は向かい干支ではないけれど、いろいろな正反対、つまり対称なところがあると思うと、ああ、まさにふたりはシンメの中のシンメだなと思ったりする。(←二次元ヲタの後遺症だな)

 

 そりゃ、こんなのを間近で見てたら「まじジャスティス」とも言いたくなるよね、阿部ちゃん!

 メンバーでそうなんだから、ファンなんて、たまったもんじゃない。

 

 

 

 康二くんのせいで、舘様が実はとても魅力的でユニークで“いじりやすい人”ということがアピールされる機会が増えてきた。

 そのおかげで舘様がバラエティでハネる場面も多くなってきた。YouTubeなんかでも。

 そのことをしょっぴーは、とても喜んでるんだと思うんだよね。

 自分とは全く正反対。感情をほとんど出さず、あまりしゃべらないのが舘様のキャラではあったと思うんだけど、しょっぴーはもどかしかったのかも。

 実はなかなかアホでおもしろい人なんだって、ずっと前から気づいてたのはしょっぴーだったと思うんだよね。(「結構アホですよ」って舘様のこと指差して言ってたこともあったし)

 だけど康二くんが加入するまで舘様自身がそれをアピールすることはなかったし、しょっぴーも舘様がそういうキャラを大切にしているなら何も言うまいって思ってたかもしれないし。

 

 でも康二くんが舘様をバンバンいじり出した。

 しょっぴーは歓喜した。(あまり表には出さないけど)

 

 その証拠に、康二くんがいないときは、しょっぴーが舘様のことを紹介するようになってきてるんだよね。(いるときでもチャンスがあれば積極的に言ってるかな)

「ちょっと変な人なんですよね」って(わら)。

 

 それに舘様がいろいろとやらかす……いえ、ご活躍なさる度に一番早く反応し、大きくリアクションしてあげてるのはしょっぴーかなと思うし、ずっとずっとポテンシャルを秘めていた幼馴染が花開き出したのを見て、「ほら、やっぱりな」とニヤついてるのはしょっぴーなのよ。

 だから、これからもますます「紹介」してくれると思うんだけど、こちらが騒ぎすぎると「休みたい」と言い出すから気をつけないとね。

 

 

 なんてったって、二次元設定越えまくりのふたりだから。

 

 非常に貴重だから、大切に大切に扱わないと!

 

 

 

 あ。

 

 最大の設定について書くの忘れてたわ。(←設定??)

 

 

 

 このふたりに“ゆり組”って、最大に端的かつ愛くるしい特別呼称がついてるってとこよ!

 

 

 

 

「ジャァスティィス!!」(←byサンシャイン池崎コスプレ阿部チャン)