(※YouTube「深澤辰哉の気持ち」についてネタバレしているところがあります)
ラウちゃんがふっかさんを「ふっか」と呼び捨てるようになった。
「ふっか」というのはニックネームだから、正確には呼び捨てというのとはちょっと違うけど、「ふっかさん」と呼んでいたのが「ふっか」になったので、ちょっと呼び捨てって言ってもいいかな、と。
めめちゃんと康二くんは「ふっかさん」と呼んでいるし。
すげぇ。
ふっかさん、すげぇ。
ラウちゃんをそこまで信頼させたんだ。
絶対的親愛を持たせたんだ。
そして、ラウちゃんを完全なSnow Manのセンターに仕立てあげた………!
(もちろん、他7人のお兄ちゃんたちの力もありますが、一番の功労者はふっかさんだと思うので)
さすが私を一発でオトした男………!!(←おこがましい)
ラウちゃんとふっかさんが同じグループとして、正式に仕事をするようになったのは2019年の「SnowMan LIVE 2019~雪Man in the Show」や「滝沢歌舞伎ZERO」ということになるのだろうか。(YouTubeとISLAND TVはとりあえず置いといて)
ともかく、それ以前に濃厚接触(←言いかた)はなかったと思われる。
ということは。
約2年弱で、ラウちゃんとの絆を、そこまで深めたということである。
最年長と最年少。
11歳差。
なかなかである。
確かに同じグループになったわけだし、親しくなり、信頼しあうのは当然かと思う。
でもラウちゃんはいろんな経験のないまま、しかも高校生という状態でセンターという重責を抱えていたわけで。
しかも新しく作られたグループではなく、他に加入者がいたもののかなり実績のある既存のグループに入るという、特殊な状態だったわけで。
精神的負担はかなりのものだったと思う。(個人的にはここでの苦しみで、他メンバーとのキャリア差を帳消しにしてもいいのではと思ってる)
もちろん、グループ全員が大きく支えにはなったとは思うが、初期にとくにラウちゃんを助けたのが、めめちゃんと康二くんだったと思う。
というか、頼りやすかったというのが合ってるのかも。
だって立場が同じだったから。
でも、頼りやすいとはいえ彼らも加入組なのだ。
そこで既存メンバーとの橋渡し役を担ったのが、私はふっかさんだったと思ってる。
もちろん、それは彼がMCをやることが多いのと、最年長だったというのが主な理由だったとは思うが、私は彼が人に懐に入るのが上手というか、人あたりの良さがあるというか、どんなナメた態度をとってもいいと年下に思わせるような柔らかさがあるからじゃないかと感じている。
もちろん、実際ナメたら彼はなかなか恐ろしい人だとは思うのだが、「ナメた態度を取らないと失礼」と思わせるくらい、人に安心と信頼をもたらすのが深澤辰哉なのではないかと思った。
リーダー照くんだって、もちろんリーダーとして気を配っていたとは思う。
でも照くんは、可愛がられてもいいが、決してナメられてはいけないキャラだし、その立場にいる。(これについては、いつか書きたいと思う)
賢いラウちゃんは、ちゃんと照くんを可愛がって、リーダーとして接する。
そんなラウちゃんだから、うまく立ち回ってしまう恐れがあったかと思うのだ。
そつなく。
適度な距離感で誰とでもなかよく。
ビジネス的Snow Manのメンバーとしてのセンターとして。
もちろん、照くんも、舘様も、佐久間くんも、阿部ちゃんも、しょっぴーも、そんなことはさせない人たちではあるけれど、以前も書いたように、ふっかさん以外は「疑う」「計算する」ということが苦手、いや欠落してるといってもいい人たちなので、賢いラウちゃんのそんな“擬態”に気づくのに時間がかかる恐れがあった。(と思う)
ふっかさんはその可能性があることに、ラウちゃんの加入が決まって、そしてラウちゃんと話してみて早々に気づいたんだろう。
その頭の良さがあるゆえに、ラウちゃんがそつなくSnow Manのセンターになってしまう恐れがあることを。
ふっかさんが、そういうことに気づく人なんだなと確信したのは、春と年始に配信された「おいくら企画」を見ていたときだった。
ふっかさんは、結構まともな金額を出してくる。
それは世間の相場、つまり世間一般とはどういうものなのかということを知ってるということだ。
阿部ちゃんはそういうことを知識として持ってると思うが、ふっかさんは肌感覚でわかっている人という感じがした。
そういうことがわかるということは、世間や周囲が何を感じ、どう思っているかということをよく理解できる聡明さがある人なんだなと思った。(だから、あまり怒らないのかも。“わかる”から)
これはふっかさんがジュニアを長くやってきていて、しかもタッキーによく叱られていたというところから培った部分が大きいと思う。
お客さんがどう思うか。
自分がどのような立ち振る舞いをしたら好まれるのか。
Snow Manの中で、どのような役割を担ったらいいのか。
それを必死で見つけようとしているうちに、自分のことも周囲のことも見えてきた。
だから、ラウちゃんがそのようなビジネス的Snow Manになる恐れがあることにも気づいた。
もちろん、ふっかさんはそれを望まなかった。
そして最年長であることをおおいに利用した。
Snow ManでMCを担っていたことも幸いした。
ラウちゃんに力士の朝稽古かのように(←それくらい厳しく?したのではという表現をしたかっただけです。ハイ)
「こいよ、オレをイジってみろよ。そんなもんか? おまえは、その程度しか、最年長のオレをイジれないのか。そんなもんじゃねぇだろ。おまえの実力ならできるはずだ。来いよ。遠慮すんな」
と、ラウちゃんを優しく優しく追い込んだのでは。
もちろん、ラウちゃんは最初からそのイジりの絶妙な加減や程度をつかめてはいなかっただろう。
だから、ラウちゃんの言動に否定的な意見もあったかもしれない。
もしかしたら、年功序列感覚の強い日本社会において、ラウちゃんのふっかさんに対する言動に、今だに眉をひそめる方もいるかもしれない。
でも、もしラウちゃんがいつまでもふっかさんに対して、いわゆる先輩、あるいは上司に接するような態度を続けていたとしたら、Snow Manはあれほど魅力的なグループにはなっていなかったと思う。
ラウちゃんが心置きなくふっかさんをイジるから、ラウちゃんがイキイキとし、ふっかさんもイキイキとし、そして二人からのそのイキイキパワーが波及して、メンバー全員がイキイキするのだ。
ラウちゃんとふっかさんの間に、わずかでも年齢差とキャリアによる気づかいが存在していたら、Snow Manはうまく機能しなかったと思う。
ラウちゃんがふっかさんを気づかうということは、他メンバー、とくに既存メンバーにもそのような態度を取る可能性が高い。
そうしたら、どこか「気づかい」がある、ヘンな遠慮がある関係になってしまっていただろう。
いや、時間をかければ、いずれ今のような空気感にはなっていたかもしれない。
でも、ふっかさんは時間をかけたくなかったし、かける必要もないと考えた。
「自分を思いきりイジれるようになってくれ。そうすれば他メンバーとも、あっという間に家族のような、あるいは家族以上の関係になれるよ。そのカギはオレだ。開けろ」
だてに最年長じゃなくて、メンバーのことをはじめさまざまなことをよく見ている、実はSnow Manの精神的支柱であるふっかさんが、ラウちゃんからそのような扱いを受けることで、他メンバーも心底安心したに違いない。
「ふっかをイジれるなら、もう何も気にすることはないな」って。
そして自分たちも、リスペクトはあっても、遠慮はまったくない関係になっていく。
マジシャンKiLaさんがふっかさんのことを「単純に好かれる人、応援される人なんだろう」と評していた。
その言葉にメンバー全員があまりにも“当然”といった感じでうなづいていたことが、すべてを表している。
彼を知った人はきっと、どんな人でも彼を好きになり、応援してしまうのだ。
ある意味、最大の人たらしの才能を持った人なのだ。
(だから彼と少しでも関わった人の中で、ふっかさんのことを嫌いな人はいるわけないと思ってる)
そして、その直撃を受け、たらされまくった代表例がラウちゃんなのだ。
私は最近、ラウちゃんがふっかさんを好きすぎて、「ふっかさんの専属プロデューサーなのでは」と思ってしまうことがあるくらいだ。
よく見て。
ふっかさんが何かすれば必ず視聴者にわかるように、ふっかさんがおいしくなるように反応しているのがラウちゃんだから。(あと、照くんもなかなかだけどさ。照くんは視聴者を意識しないで、ただただ純粋にふっかさんに反応してる感じもするから、ちょっと違う。康二くんも反応してるけど、彼は別次元だから)
近々で言えば、すのちゅーぶ「深澤辰哉の気持ち」で、ふっかさんからもらったデニムジャケット脱ぎ捨ててオチつけてあげてるから。
あんなに、ふっかさんが喜ぶことしてあげちゃって。
あんなに深澤辰哉が輝くことしてあげちゃって。
名プロデューサーじゃん!
そんなラウちゃんをSnow Manのセンターに育てあげた深澤辰哉。
実はSnow Manの中で最も世間に近い感覚を持ってる深澤辰哉。
それゆえに、いろいろな人の気持ちを察することができる深澤辰哉。
実はSnow Manの中心にいて、全員の背中を支え、時には押してあげる深澤辰哉。
好かれないわけがない。