あのSnow Manのこと綴らせて下さい

アイドルグループSnow Manのことを綴ります

あのSnow Manのこと綴らせて下さい

 

 まず、これは私の誠に勝手な超個人的考えであること。

 また、ジャニーズというものをよく知らないで書いている可能性があること。

 そのことを前置きさせていただきたい。

 

 

 私はおそらくSnow Manメンバーの親世代の人間である。

 だから息子ぐらいの年齢になるアイドルにハマるなんて思ってなかった。

 でも少年隊、男闘呼組光GENJISMAPTOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼と、またそれ以降にデビューしたグループも、ジャニーズ勢がテレビに出ていたら見る程度にはジャニーズが好きだった。

 

 だからSnow Manの存在はなんとなく知っていたし、2019年1月に増員して話題になっていたことも知っていた。

 そして2020年1月22日にSixTONESと同時デビューすることになったのも。

 

 しかし、私がSnow Manにハマり出すのは2020年1月20日放送の『かみひとえ』に出演していたふっかさんを見てからなので、それまでは歌番組に出演している彼らを「あー、デビュー曲はこんな感じなのね」とサラリと見てるくらいだった。

 どんなメンバーがいるのかも知らず、名前がわかっているのはよくクイズ番組に出ている阿部ちゃんくらいだった。(クイズ番組好きなので)

 

 そんな私だったが前述した番組に出てたふっかさんを見て「なんてキレイな人だろう」と思ったことから、Snow Manにハマっていくこととなる。

 その番組で「デビューします、シングル出ます」と、ふっかさんが告知しているのを見て、「あ、この人Snow Manのメンバーなんだ」と初めて認識した。

 そして、その番組内での衝撃の言葉。

 

「ジュニアを15年やってまして、やっとデビューするんです」

 

「え?!」

 MCである博多華丸・大吉さんが本当に驚いた顔をしていた。

 私も同じ表情をした。

 そうなのだ。

 ふっかさんは27歳という年齢でのデビュー。

 しかも、15年もジュニアをやっていたというのだ。

 

 私はよくジュニアの制度(?っていうの? なんかこういうことができないとデビューできないとかって決まりがあるの?)がわからないのだけど、15年もやってたんだ、そうでもしないとデビューできないのかと愕然とした。(後日、関ジャニ∞の村上くんがMCの番組で村上くんも驚いてたから、なかなか珍しいことなんだと知るんだけどさ)

 

 そんな顔面と経歴のインパクトに、私はすっかりふっかさんに仕留められてしまう。

 それからはSnow Manを意識して、まずテレビ番組を見るようになった。

 

 世代が世代なのでYouTubeという媒体があることは知ってはいるが、ろくに見たことがなく、Snow Manがチャンネルを持っていることも、この時点ではわかっていない。スマホもロクに扱えない人間なので、Twitterもやっていないし。そもそもスマホほとんど見ないし。(ISLAND TVなんて、ずっと後に知る)

 デビューするということで、この期間はとくにテレビと雑誌に出まくっていたらしいということを後から知ったが、ともかく私はテレビだけをチェックしてた。

 

 そして、私が一目惚れしたふっかさんがグループの最年長で、最年少のラウちゃんとは11歳差であること、ふっかさんを含めた初期メンバー(っていうの?よくわからないけど)6人は10年以上もジュニアをやってきた苦労人であること、タッキーがグループ名を付けたことなど、いろいろなことを知っていく。

 

 そして、いろいろな感情が湧きに湧く。

 

「えーっ!! 平均年齢が24歳くらい?! こんなおばちゃんが応援するには、なんてちょうどいいのかしら! もう10代のコとか子供すぎて全然トキめかないからね! それなのにデビューなんて鮮度が高くて、高低差で耳がキーンとなるわ!(byフット後藤サン)」(最初ラウちゃんを学芸会に出ている子供の同級生的な感覚で見ていた。すぐに彼のポテンシャルと努力のスゴさに、そんな視点はなくなるんだけどさ)

 

「下積みが長いから(ラウちゃんはちょっと別だけど)、もう立ち振る舞いが落ち着いていて、なんて見ていて安心! でも初々しさもあって絶妙~!!」

 

「顔がイマイチとか言われてるの?! みんな個性的でカッコよかったり、愛らしかったりすると思うけど?! っていうか、アイドルの外見はどれだけ多くの人に印象を残す顔やスタイルをしてるかが重要だと思う! あと、自分の個性を活かしたしぐさや魅せ方! ただ美しいだけじゃダメなのよ!」(美しいのはもちろん武器になるけど、それだけだと飽きられやすい印象……)

 

SixTONESとvs売りでモメてるの?! そんなの運営側の思うツボじゃん! 売り出し成功してんじゃん! マーケティングの人(専門の人おるかどうか知らんけど)やったね! 今の時代って多少炎上しないと興味のない人の興味を引けないからね! ファンは念願のデビューってことで、ただただ燃えるだろうし! あえて乗る人もいるだろうし! 複雑な人もいるかもしんないけど!」

 

「あとセールスポイントとして、メディア側も書きやすいよね! 『史上初の同時デビュー』って! 書きやすくないと、さしてジャニーズに興味のない媒体は取り上げてくれないもんね。自分たちで売りの文言考えるのメンドくさいから」

 

「康二くんいるじゃん!(←めっちゃ、しゃべりが上手なコだって、なんかの番組で認識してた)」

 

「正真正銘の幼馴染がいるの?! そんなことある?!」

 

「ハーフはわかる、アニオタもわかる、筋肉もわかる、モデルバカもわかる、美容も脱毛もわからないではない、だけど“貴族”“国王”って何………???」

 

「ふっかさんって、こんなにイジられたがりなの?! 三枚目ポジションなの?! こんなにキレイなのに?!」

 

「なんで、ふっかさんと照くんは当然のようにペアルックなの……?」(←YouTube認識した)

 

「CFBって、照くんが振り付けしたの? すっごいじゃん! 何回見てもアキないよ!!」(←YouTube認識した)

 

 などなど。

 

 他のデビュー組がデビューした時、こんなにいろんなこと思うことってなかったような気がするのよ。

 だからこそ、ファンにならなかったと思うの。

 もちろん、それぞれが素晴らしい人たちで構成されているからこそデビューして活躍されてるわけだから、魅力がないってわけじゃない。実際テレビに出ているときは見てたりしてたんだし。

 

 だけど、なんていうか、こんなに色々と感情を揺さぶられるほどではなかった。

 どんな恋愛ドラマも映画もちっともトキめかなくなっちゃってたこんなおばちゃんがトキめかされた。

 人生がこんなに潤い出すなんて。(でも実際のお肌は潤まないけどね!乾燥しっぱなしよ!)

 こんなに夢中になれることに、この年齢でも新たに巡り逢えるなんて。

 

 そしてCDを買って、デビュー曲以外のパフォーマンスやYouTubeでのおちゃめっぷりや人柄の良さに触れて、どちらにおいても、なんて能力が高くて魅力的な人たちだろう!と思った。

 ダンスも歌もみんな上手いし、自分だけでなくメンバーそれぞれを活かそうとする心意気が美しい。(とくに、あの経験が浅いラウちゃんをセンターとして成立させていることが、ラウちゃん自身も、お兄ちゃんたちも、なんてポテンシャルが高いんだろう!と感心した)

 

 そして、ひとりとしてメンバーを大切に思ってない人がいないってことが、あからさまにわかるグループだとも思った。

 どのグループも、そりゃメンバーを大切に思っているだろうけど、こんなに素直に「メンバーが好きです」「メンバーが大切です」「プライベートで一緒でも、別に構いません」と全員がそういう態度のグループは、今までのジャニーズではあまりなかったように思う。

 そんな、実は難しい「なかよし」という関係性もなのも、彼らにハマっていく一因だった。

 

 グラビアやテレビ出演で数人ずつが出ることになったとしても、どんな組み合わせになっても、それぞれの組み合わせの良さがあって、誰と誰の組み合わせがイチオシだって言えないくらい、誰が誰と組合わさってもイイね!と思えるグループなんて、なかなかないんじゃないんだろうか。(6人時代からのシンメという考えかたはあるらしいけど。あと、個人的にイチオシが出てくるのは当然のことだと思う。かく言う私もやや“いわふか”だし)

 

 それと『売れっ子ちゃん』という番組でピースの又吉さんが彼らのことを「少年漫画のワクワク感」と表現していて、「素晴らしい! まさに、そう!」と思った。さすが芥川賞作家!と感心してしまった。

「もともとベースとなるグループに新しいメンバーが加わって、それぞれ紡いできた物語と合体するわけじゃないですか。キャプテン翼でいうと高校で戦っていたライバル同士が日本代表で一緒になって、チームとしてパスを回していくような。物語の太さが増していくから応援したくなるんじゃないかと」(←ニュアンス)

 そう。

 まさに、そういうことですよ、又吉さん。

 彼らは常にワクワクさせてくれて、たまにハラハラさせてくれる連載中の大人気漫画みたいな存在なんですよ。後世に金字塔として称えられるようになるわけですよ。

 おっしゃる通りですよ。

 だから、ハマるんだ!

 なんか、又吉さんの例えがスコーン!と腑に落ちました。(「キャプテン翼」読んでたし見てたしな)

 

 この、長期連載になる「Snow Man」を、私はできる限り楽しみたい。

 こんなおばちゃんに、生きがいをくれてありがとう!

 

 とくに2020年は大変な年になっていったから、どれだけあなたたちが心の拠り所だったか。(本人たちには有人でできなくて申し訳ないけど、なかでもデビューライブを複数回、配信で見れたのは大きかった。チケットの取り方の難しさを後から知った人間だからね。そもそも、すでに販売終了してたし。あ、あと「滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie」も!でも、あんなにムビチケ取るのが大変だなんて知らなかったよ!)

 

 もうすぐデビュー1周年だね。

 まずは「Grandeur」でのミリオンをプレゼントすべく、おばちゃん、家計をやりくりするわ!

 SNS使い方わかんないから(なんか『burst』って活動とかあるんでしょ?)、現金でいくから!