あのSnow Manのこと綴らせて下さい

ジャニーズのSnow Manのことを綴ります

最強の「カワイイ」男、岩本照が世間に見つかった

(『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP 2022』のネタバレがあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつかは。

 

 そうは思っていた。

 

 しかし。

 

 こんなに理想的な形で見つかろうとは。

 

 

 

 照くんはわりとメンバーに対して「カワイイ」と言う。

 ふっかさんに対しては、ふっかさんがイジってほしいということがわかるから、「カワイイ」とはあまり言わないけれど、実はすごくカワイイと思ってるんだろうなと端々に感じることがある。(たまに隠しきれずに「カワイイ」と発言している)

 

 それは彼が弟と妹がいる兄で面倒見がいいという素質もあるだろうけど、単純に「カワイイ」ものが好きな人なんだと思う。

 あの外見だから、それがギャップになってしまうけれど、ただ単に「カワイイ」ものが好きなひとりの男子だ。(“男性”というよりは、私からすると“男子”って感じ。おばちゃんからするとSnow Manは男子の集まりって感じだね)

「カワイイ」ものを「カワイイ」と感じる感性が高いという気もする。

 

 それでもって、実は「カワイイ」と言われたい人なんだなと思ってる。

 

 だから、周囲にまめに「カワイイ」って言うのだと思う。

 自分が言ってほしいから。

 

 照くんが自覚があるかどうかはわからないけれど、『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP 2022』にて、9歳のときおみくんに「カワイイ」と言われて、とても喜んでいたところを見て、やっぱり「カワイイ」と言われたい人なんだと思った。

 9歳の、しかも男の子が言うわけだから、真に、本当に、まったくもって清らかに、ときおみくんは照くんを「カワイイ」と思ってるはずだ。

 これが9歳の女の子が言った場合ではニュアンスが違ってくる。女というものは、何歳であっても、たいがいのものを「カワイイ」と思う母性を持ってるからだ。

 だから照くんは、ときおみくんに「カワイイ」と言われて、本当に嬉しかったんだと思う。

 

 

 Snow Manの中で照くんを一番「カワイイ」と思うことは、一般的な感覚ではあまりないと思う。

 もちろん、Snow Manを知っていくと、照くんはSnow Manの中でなかなかな「カワイイ」人ランキング上位にくるのだが、それはSnow Manファンになってグループ全体を把握していった後の話だ。

 

 知ったとしても、あの男らしい外見と礼儀正しい振る舞い、リーダーとしての責任感ある言動、素晴らしい振り付けする多才さ、そして力強くもしなやかで美しいパフォーマンスを披露する姿などから「カワイイ」と思うよりは、「カッコいい」「男として尊敬する」「男の中の男」と思う人のほうが多い気がする。

 あと、ジャニーズという性質もあって、照くんを「カワイイ」と思った人がいたとして、それは大部分が女性ファンである可能性が高い。

 男性ファンが、照くんを「カワイイ」と思うことは少ないと思うのだ。

 

 だけど、実は照くんは、とても「カワイイ」人だ。

 虫が苦手とか、チョコが好きとか、シルバニアが好きとか、笑うとクシャッとなってしまうとか、理由はもちろんいろいろとあるけれど、Snow Manのために常に最高のパフォーマンスを提供しようと心がけたり、ひたむきにSASUKEのためにトレーニングしたり、メンバーの中でもとにかく一途なところが、女性からすると母性をくすぐられるような「カワイイ」がある。

 

 だけど、男性が照くんを「カワイイ」と思うポイントは、少し違うような気がする。

 もちろん、その男らしい姿からは想像もできないほどの、クシャッとした笑顔も理由のひとつだとは思うけれど、少年の頃に見た夢を実現させ続けようと努力している、そんなひたむきさが「カワイイ」と思うのかなと。

 とくに大人になった男性は、照くんが少年の頃から夢見続けている「最高のパフォーマーになる」という夢に向かって自分を貫き続ける姿勢が、プロサッカー選手やマンガ家になれなかった男子たちの心を刺激するのかなと思った。

 夢を実現できなかった、あるいはなかなか実現できていない男性たちからすると、まるで夢見ていた頃の自分を応援するような気持ちもあるのかなと。

 あと、SASUKEを見ていて、自分ができないことを認め、そして素直に教えを乞う姿勢、そして先輩も後輩もどちらに対しても誠実に対応するところも「カワイイ」と感じてもらえるポイントなのかなと思った。

 

 そう。

 照くんは素直で、いつも本気なのだ。

 それが、男性にとっては、ひいては9歳の男の子にすら「カワイイ」と思わせるポイントなのかなと感じた。なんていうか、自分を慕ってくれる部活の後輩感があるというか。

 

 

 そんな照くんの魅力を最大限に引き出し、全国ネットの人気番組にさらしたのが、最強の岩本担ときおみくんだった。

 

 ときおみくんに対して、多くの岩本担がお礼を言っていたところからも、今回ときおみくんが果たした功績は非常に大きいと言える。

 

 外見から誤解もされやすいところがある岩本照という人が、どんなにSnow Manのアイドルとして、そしてリーダーとして真摯に生きていて、かつ可愛らしく魅力的人物であるかということを、最も理想的な形で世間に知らしめたからだ。

 

 ときおみくんが非常に礼儀正しい子で、それでいて照くん以外のメンバーは呼び捨てるという強火岩本担であるという面白さを見せたのと、照くんが泣いても自分は泣かないで尊敬する照くんの存在を立てていた姿勢が、とても9歳とは思えない、それでいて、とても9歳らしい振る舞いだったと思った。(さすがに最後は、ちょっとウルッとはしてたように見えたが)

 

 ダンスのレベルがうますぎずヘタすぎず、ちょうどよかったこと、東北に住んでいること、9歳らしい容姿と服装をしていること、手土産を必ず持ってくること(ご両親の気づかいだろうけど)、自分の気持ちをちゃんと言葉にできること、照くんに羊のかぶりものをかぶせること、大きく感情的な姿を見せることはないけれど親指を立ててグッドポーズで周囲を湧かせること、そしてとにかくひたすら照くんを「カワイイ」と言い続ける照くんのファンであること、すべてがパーフェクトだったと思う。

 そして、ときおみくんの周りには、すばらしいご家族やダンススクールや学校の先生、友達がいるんだなと想像できる。

 

 同じように夢をかなえたかったと悔しい思いをした他の少年たちもいたと思う。

「ときおみくんよりオレのほうが上手いのに」と思う子もいるかもしれないけれど、ときおみくんが多くの岩本担の称賛を受けたのは、ダンスがうまいからではなくて、岩本照という人を心底カッコよくてカワイイ人だと思い、照くんが自分のために考えて準備してくれたことを尊び、それをきちんと理解して礼儀正しく精一杯の頑張りで応えていた男の子だっだからだ。

 

 

 ときおみくんのおかげで岩本照の魅力がさらに世間に知られて、岩本担を増やしただろう。それがSnow Manの入り口となって、またSnow Manの新しいファンや理解者を増やすことになっただろう。

 そして、なんといっても、ときおみくんのもうひとつの大きな功績は「ファンはこうあるべき」という姿勢を世間に見せつけたことだ。(もちろん贅沢で恵まれた面はあるけれど)

 

 ときおみくんみたいな姿勢であれば、おまえも岩本照に会えるかもしれないよと言われて、礼儀正しく、いろんなことに真面目に打ち込むようになる少年たちが増えるといいな。

 そしてそんな彼らが少年から男性になっても、ずっと岩本照を「カワイイ」と言い続け、彼のように真摯な姿勢で生き続ける人がたくさん現れる未来となりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 そして照くん。

 あなたはまだ夢を追い続ける人ではあるけれど。

 夢をかなえてあげる側の人にもなってしまった。

 彼の前で涙を流したことを決して忘れずに。

 改めて。

 最強の「カワイイ」男であり続けてください。

 

 

 

 

 

 

 

Snow Manを素人さんに占ってもらってみた

 前回の記事で西洋占星術になかなか詳しい、でも占い師ではない知人にムリムリSnow Manを見てもらった。

 これは2022年の運勢がどうという話ではなくて、もともとこういう素質を持ってるのではないかという占いだ。

 で、ラウちゃん以外、出生時間がわからないから正確なことは占えないらしい。

 だから、だいたいの話だということだ。

 

 さっくんについては前回の記事で書いたので省略。

 

 さっくんの次に、知人の目を引いたのがめめちゃんだった。(とにかく、さっくんホロスコープはすごいらしい)

・佐久間くんとは違うタイプで強烈なホロスコープ

・だけど、肝心の自分自身を司る惑星のパワーがイマイチ。だから、もうちょっとでカリスマになれそうなところを逃してる感じ。

・でも、もしカリスマになってたらグループ活動はできていないし、ジャニーズにいるタイプではなかったんじゃないか。

・仕事運がいい。でも、自分自身そのもののパワーが弱いところがあるから、周囲が持ってくる仕事を、素直にこなしていくのがいいんじゃないか。自分がこうしたいというのはうまくいきにくいし、もしかしたらそもそも自分では何が向いているのか、よくわからないかも。でも仕事運がいいから、周囲が持ってくる仕事は彼にピッタリ合っていて、成果を出すことができる。

・なんでもそつなくこなせてしまうから、自分に何が向いているのかわからないのかも。

・人生の運気の波が激しいけど、もまれながらも乗り切るタイプ。

・周囲に可愛がられる。助け船が多い。

・2021年はすごくいい運気だった。ターニングポイントになったんじゃないかな。

 

 

 次に知人が気になったのが康二くん。

・星座の境目に近い生まれ。双子座だけど、ほとんど蟹座に近い。こういう人は多才な人が多くて、芸能界で活躍してる人が多い。

・グループの中で、一番素直に「アイドル」している人。

・仕事運が良くて生涯恵まれる。人気運も高くて、一生愛してくれる濃いファンがつきやすい。

・2022年1~3月頃がすごく仕事運がいいから、ここでまた大きい仕事が決まるんじゃないか。(決まったとしてもファンへのお知らせは後になるもんね)

・「なかなかデビューできなかったの?とっくにデビューしててもおかしくないホロスコープだけどな。ジャニーさんとのビジネス的相性が良くなかったのかもね。おそらくジャニーさんのワンマン経営的なところがあった会社だろうから、能力はあってもデビューできなかった子が他にもいるかもね。あとジャニーズ向きではなかったとか。でも、それは別の会社に転職すると活躍できたりするから。会社選びも大切ってことだね」

・でも、どんな形にせよ、デビューしてたんじゃないかな。仕事運がいいから。

 

 

 その次は迷ってたけど、リーダーということで照くんに注目。

・人の何倍も努力することを要求される運勢。何を習得するにも時間がかかるけれど、一度習得してしまうと一生忘れない。

・とにかく諦めないというか、諦めることができない。

・とにかく始めたらやめられない。

・佐久間くんと似ているところがあって、いわゆる普通の会社員では挫折してたかも。だけど諦めない頑張り屋なので、どんなに自分が不向きだってわかってても倒れるまでやめないから、どんな仕事をしてたとしても頑張ってたと思う。

・だから佐久間くんとは、仕事についての意見が合いやすいのでは。

・スポーツをする、肉体美を見せるということで人気が得られる。(筋トレマニアだと伝えたら、「自分の肉体や運動神経を溺愛してるタイプだよ」と言われた)

・でも偏食傾向があるから、内臓については意識してケアが必要。

・結果を出すのに時間がかかる。というか、本人が長期スパンで物事を考えがちなところも、結果が出るのに時間がかかる一因になってる。

・振り付けをする人なんだよと言ったら「これで? それはもう、たくさんの勉強をしてきたんじゃないかな。ものすごくいろいろな経験もしてるんだろうね。とにかくすごい努力をしてるはず。ただ、スポーツや肉体美に関することが向いてるってことは、肉体の使いかたがわかるってことだから、体をどう動かすと、どう見えるかってことがわかる人なのかも」とのこと。

 

 

 次は出生時間がわかってるラウちゃん。

・彼も目黒くんと同じで、もう一歩でカリスマなホロスコープになる感じ。

・でも目黒くんと同じで、そうなってるとグループ活動はできてなかったと思う。

・岩本くんと同じで努力しないと、いろいろなことが習得できないタイプ。

・でも岩本くんより、どうしたら習得できるかということを効率的に考えることができる。

・もしくは新しいことをしたがらない。とにかく慎重。

・「後継ぎ」という運勢を持ってる。もし両親が自営業とかだったら後を継ぐ。

・「こういうホロスコープの人って長男が多いんだけど、次男なんだ? ジャニーズが芸能プロダクションとしてわりと老舗企業って考えると、将来は後を継いで幹部になって経営に関わっていくようになるかもね」

 

 

 次は照くんやラウールくんと同じくらいの力加減という舘様。(「力加減って?」「持ってるパワーって言えばいいかな」とのこと)

・この人もあと一歩というところでカリスマ的になれた。

・だけど目黒くんともラウールくんとも違うタイプで、怖いくらいの熱狂的なファンがつくタイプのカリスマになれる素質。

・そのせいもあるけど、この人のファンは他のファンよりコアな感じ。

・さっきから言っているように、カリスマだったらグループ活動できてない。

・器用だが、それを活かしきることができない不器用さがある不思議なタイプ。

・何をするにも障害が出てきやすい。

・ガンコ。

・群れるタイプではないから、基本的に単独行動が多い。

・ただ子分ができたら、ものすごく可愛がる。

・自分の中での親分的存在の人には服従。忠誠を誓う。

 

 

 次は、ちょっとめめちゃんに似てるらしい阿部ちゃん。

・この人も仕事運そのものは悪くないけど、自分自身を表すところのパワーが弱い。

・目黒くんと同じで運気の波が激しい面があって、しかも目黒くんと違って流されやすい。

・だから良くない運気の時に乗り切る方法を見つけておかないといけない。

・「勉強ができるの?ジャニーズで初の院卒?気象予報士の資格とか、世界遺産検定とか持ってる?好奇心が旺盛だから、興味あることは熱心に調べる傾向はあるよ。知識でトラブルを乗り切っていくのかな?」

・岩本くんとは違うタイプの諦めない人。

・色っぽいし、気さくで諦めないタイプだからホストに向いてる。(「え、いかにも優等生って感じで、制服も絶対着崩さないんだけど」「でも、落とそうと思ったら、壮絶な色気を出して迫るタイプだと思うよ。でも男っぽいというかオスって感じじゃなくて、女性が男性に迫るのに近い感じ。年上キラーじゃないかな」「だから、あざといのか…」)

 

 

 次はさっぱりしている感じのホロスコープだというしょっぴー。

・「塩顔なの?ホロスコープもあっさりしてるよ」

・器用なタイプ。ちょっと練習すれば、すぐに何でもできる。

・だけど、気持ちが大事なタイプで、「ダメだ」と思ったらダメになっちゃう。

・だから根性や努力が必要なことは苦手。

・でも体力があるから、持続性が必要なことも頑張ろうと思えば頑張れる。でも、とにかく気持ち次第。

・語学力があるから、海外を視野に入れるといい。

・恋愛運良くない。だからジャニーズのアイドルということを考えると、グループの中では彼が一番注意したほうがいい。とくに2022年はすっぱ抜かれやすい。

・「笑いのセンスがあるか?語学力があるから、あるといえばあるんじゃない?人と人をつなぐ会話ができるから、通訳とかも向いてる」

・このグループの中にいたら、渡辺くんが一番ホロスコープが薄い感じだから(顔も体もね…。体はずいぶん鍛えて厚くなってきたけど、線が細い人ではあるよね)、もしかしたら「俺には何もない」って思いやすいかも。

・だからこそ、グループの潤滑油的存在になれる。

 

 

 そして最後に見にくいといわれたふっかさん。

・わかりにくい性格。

・主体性がないような時もあれば、ガンコな時もある。社交性があるようで、でも人見知り。

・岩本くんや宮舘くんと同じで、何をするにも障害があって、努力が必要になってしまうタイプ。だけど、岩本くんや宮舘くんほど根性がない。

・仕事運はあまり良くない。だから何をしても「向いてる!」って思う仕事が見つからない。

・「グループのMCなんだけど」「そんなにおしゃべり上手じゃないはずだから、かなり努力してるんじゃないかな。ただ出生時間によっては星が応援体制になるから、そうなってるのかも。でも、そうだったとしても天才的にしゃべりがうまいわけじゃない。しゃべり仕事なら渡辺くんとか、向井くんとかのほうが向いてる」

・健康と運動と気持ちいいことを組み合わせた仕事がいいから、整体なんだけど豪華な場所でやって極上の気分を味合わせてあげられるものとか、おいしいんだけどデトックス効果のある料理を考案するとか、そういったことが向いてる。

・体力があるけど、限界まで頑張って体を壊しやすい。

・でも女性に可愛がられるから、女性に助けてもらえる。

・そういった意味でも女性相手の仕事はいいから、アイドルは合ってるかも。

・色気があるけど、仕事には活かしにくい。

・「美容にお金かけてるんだ?それはすごくいいと思う。そういったところでも女性の気持ちがわかるから。美容男子が向いてるよ」「それ、しょっぴーなんだけど」「渡辺くんは向いてないけどなぁ。女の子の好きなものがわからないもん、渡辺くんは。あと、そんなに自分が綺麗になったり、可愛くなったりすることに関心がないよ。だけど深澤くんは関心が高いから、私的には美容男子は深澤くん。あ、でも、渡辺くんはモテたいって気持ちが強い人だよ」「しょっぴーが美容に関心が高いのはモテたいからか」「あと、このメンバーの中では個性が薄いから、引き立たたせるために言ってるのかも。でも、それだったらMCのほうが向いてる。深澤くんと渡辺くん、やることが逆ね」

 

 

 こうして見てもらうと、向いてないのに、それを武器にして頑張ってるメンバーもいることを知った。前に『「この仕事向いてない」から光り輝く目黒蓮』という記事で、実際に自分に本当にピッタリで、本当に自分が好きな仕事をしている人は、ほとんどいないんじゃないかということを書いた。

 それが、今こんなに勢いがあるSnow Manでも、この仕事が、またグループの中での立ち位置が素質と合っていない場合があるんだと知って、本当に好きな仕事をするって難しいんだなと思った。(もちろん占いだから絶対にそうだということではないけどね。他の占い師が見たら、向いてるって言う場合もあるだろうし。あくまでひとりの占いマニアの見解だから。ムリムリ見てもらっておいてなんだが。でも知人はそれでいいと言う。絶対的なことを言うことはできないのが占い。だからプロにはならないんだって)

 

「天職に就ける人は、今の日本社会の構造を考えると、あまりいないんじゃないかな。就けたとしても、仕事運と持ってる素質にズレがあると、うまくいかなくなっちゃうこともあるし、自分が就職する時の運気が良くない場合もあるしね。でも、ずっとその職業を続けなくてもいいわけだから、運気の良い時とかに転職するとうまくいくこともあるよ。もちろん、それまでに準備したり、情報集めたりする必要はあるけど。あと仕事運と金運も別物だから、仕事として楽しくてしかたなくても、お金に恵まれない人もいるよ。反対に儲かってても、全然不向きな仕事をしてる人もいるよ」

 

 そう聞くと、ますますやりたい仕事をするって難しい。

 儲けるって難しい。儲かったとしても難しい。

 だけど、天職に就けるチャンスがまったくないわけでもないし、人間関係や環境次第ってとこもあるんだなと。

 それに世界は変化しないわけじゃない。

 コロナが蔓延したことによって、人生が変わった人だってたくさんいるだろうし。

 ずっと続くと思ってたことが続かなくなった人もいるだろうし、こんなことができるとは思わなかったって人もいるだろうし、一発逆転した人もいるかもしれないし。

 コロナが収束したらまた違うだろうし、また何年後かには違う問題が世界で起きてるかもしれないし。

 そう考えると、今、Snow Manの活動をまったく障害がないわけじゃないけど、見れてること、応援できてることって、やっぱり貴重なんだなと思った。

 

 

 知人の占いを聞いての感想としては、ラウちゃんとかシンデレラボーイみたいに思ってたけど、努力が必要な運勢なんだ、とか。(まあ、急に既存のグループに放り込まれたわけだからね。さぞ努力したでしょうしね。センターであり続けるってことも相当なプレッシャーでしょうし)

 

 照くんと舘様が努力が必要な運勢っていうのは、そうかなぁって感じがする。だからとても頑張り屋で、そんなところにファンは惹かれるのかなって思う。

 

 阿部ちゃんとふっかさんが色気要員なんだ。ふっかさんは仕事で発揮できないらしいけど(わら)。でも、ふっかさんは『縁-YUAN-』で盛れてるって騒がれたことを考えると、確かに色気がある人なんだよなぁ。阿部ちゃんがあざといと言われるのは、すごい色気を奥底に持ってるからか…と思えるところも。

 

 めめちゃんが2021年の運気が良かったってのは納得。Snow Manを牽引したよね。

 

 あと、もう一歩でカリスマ的になれるはずだったといった人が結構多かったのも印象的。でも、そうだったとしたらグループ活動はできなかったんだ。そう考えると、申し訳ないけどちょっと足りてなくてありがとうって感じだな。

 

 康二くんが典型的なアイドルってのは納得かも。毎日ファンのためにブログ更新するし、ファンが求めてることを嫌味なくというか、一生懸命提供できる子だもんなぁ。

 

 しょっぴーがモテる人と評判なのに、恋愛運が悪いとかも意外。「モテるからこそ、大変なことになる人もいるでしょ」「なるほど」「でも基本的には女心がわからない人だから、悪気はないけど、相手に寂しい思いをさせたり、ガッカリさせたりしやすいよ。だからお母さんみたいに心が広くて、細やかに面倒見てあげられるような人じゃないと」「………それは、ちょっとわかるような気がする」

 

 あと努力が必要な運勢って感じの人が多い印象だったのも、このグループの歴史を考えると納得できるような。

 

「でも、仕事はね、努力が必要な運勢の人のほうが大成しやすいんだよね。だって、努力し続けるから。日本人って努力する人が好きだからさ」

 

 そうかも。

 Snow Manのファンになる理由のひとつとしては、努力を続けてきた人たちだってことが大きいもんね。

 

「でも、あくまで占いだから。しかも素人が完全なるデータを元に見たわけじゃないから、そんなこと言う人もいるんだーくらいで受け止めて」

 

 はーい。

 ムリムリ見てくれてありがとう。

 でも、Snow Manを違う視点で見ることができて、おもしろかったな。

 

 

「よかったら、メンバー全員の相性も」

「やだよ」

 

 

 

 

 

 

「占い」のランキングって意味ないらしいぞ

(YouTubeSnow Manの2022年を占う!』のネタバレがあります)

 



 

 

 

 

 

 YouTubeSnow Manの2022年を占う!』にてメンバーの運勢ランキングが発表された。

 

 こう言ってはなんだが。

 知人の言葉を借りれば、占いのランキングは意味がないそう。

 エンタメとして楽しむようにしたほうがいいとのこと。

 

 

 それなりの年月を生きているので、占いにそれなりに詳しい人が知人にいたりするのだが(占い師ではない。趣味らしい)、その人曰く、人の運勢を見るのは簡単ではないそうだ。

(だから占い師になるほど、詳しくなれないと知人は言う。占い師として活動している人はたくさんいるが、占いはとても奥深いところがあるから、あまり詳しくない状態でやってる人もいるんじゃないかなと言っていた。「そんなんで占い師ができるの?」ときいたら、「話術ってとこもあるよ」と言っていた。コワ~)

 

 姓名判断でひどいことを言われた学生時代、本当にそうなのかと調べたら、いろいろな流派というか判断の仕方があって、占い師によっては違う結果が出ることを知った身としては、YouTubeに登場したたったひとりの占い師の言葉を完全に信じる必要はないかなと思う。(よろしければ拙速の記事『ふっかさんorフッカさん』を読んでいただければ)

 とくにあのYouTubeに登場した占い師さんは、エンタメ要素が強いのかなと思った。「ふざけてますよね?!」というツッコミをしたくなるような占い師じゃないと、YouTubeのチャンネルとしてはおもしろくないからかな、と。(島田秀平さんが手相でKY線とか独自のネーミングをつけているが、伝統的な面を重んじる占い師の中には「そんな言い方しない」と反発もあるらしい。どのジャンルも新旧の軋轢はあるもんなんだね)

 もしくは当たりすぎる占い師がいいんだろうけど、それこそマジでシャレにならんみたいな結果が出た時に困るから、YouTubeという媒体においては、ああいう感じの占い師さんが適切ではあると思う。

 

 1位だった舘様はいいとして、最下位だったさっくんが本当に運勢が悪いのかという話になるが、知人曰く「そのグループでは最下位かもしれないけど、ジャニーズ全体とか、日本国民全体とかで見たらわかんないよ。ジャニーズ全体で見てSnow Manが1位から9位まで独占してたら、運勢が悪いとは言えないんじゃない?」とのこと。

 

 確かに。

 

 

「だから世界とは言わないけど、せめて日本国民全部を調べてランキングしないと、本当のランキングとはいえないんじゃないかな」とのことだった。

 

 確かに。

 

 

「で、そんなことは不可能だから、テレビとかでやってるランキングなんて意味がないのよ。その人の運勢が2022年、どういう運勢かってことしかわからない。佐久間くんはひとつ夢が叶うと言われてたんでしょ?そのひとつの夢が本人にとって、ものすごく嬉しいことだったら、もし他に不幸なことがあったとしても、佐久間くんは『いい年だった!』って言うかもしれない。本人がどう感じるかがポイントだから、その年の運勢がどうこうって言うより、結局その人の性質がもの言うかな。10億円当たったとしても、その人がそれを嬉しいと思わなければ幸運なこととは言えないからね」

だそうだ。

 

 

「詳しくないから」と嫌がる知人に、それでもムリムリさっくんのことを見てもらった。

 ちなみに知人はいわゆる星占い、西洋占星術というやつしかわからないそうだ。

 Snow Manを占っていた占い師は、その西洋占星術四柱推命の2つの占いを組み合わせて見てるらしい。

「だから占いって一口に言っても、私みたいに占星術しか見れない場合もあるし、その占い師みたいに2つの占いを組み合わせて見てる場合もあるし、独自の方法で見てる占い師もいるし、いろいろいるの。どれが正しいかなんてわからないから、いっぱい占い方法があるんだろうしね。それに組み合わせが多い占い師ほどいいってわけでもないからね。ひとつの占いじゃ当たらないから、いろんな占いを組み合わせて見てる人もいるから。学校の先生もいろいろいるでしょ。それと一緒」

だそうだ。

 

「あと西洋占星術は、例えば蟹座ってことだけで、よく毎日の占いとかでランキング出されてるけど、個人を見るときは、もっともっとたくさんの星を使って見るから、同じ蟹座でも、それこそ1位の蟹座もいれば12位の蟹座も出てくるよ」

だそうだ。

 

 とにかく、個人のことを占うのは簡単じゃないらしい。

 

 で、なんだかんだ頼んで見てもらうと、西洋占星術は出生時間がわからないと正確なことはわからないらしい。

 だから、「だいたい」ということを踏まえてほしいそう。

 ちなみに、知人はSnow Manをほとんど知らない。

 

 そんな知人がさっくんを占ったところ。

・ものすごく強烈なホロスコープの持ち主。自分というものが確立しきってる。

・だから、あまりその年の運勢とかに左右されなさそう。“自分”がしっかりあるから。

・もともと持ってる仕事運がそんなに良くないから、仕事を仕事と思わないような仕事だといいんじゃないか。

・印象が強烈だから、ニガテとされることも多いし、すごく好かれることも多い。(「他のメンバー見てないからわからないけど、こんなに強烈なホロスコープはなかなか無いことを考えると、この人センターなの?」ときかれた。違うと言ったら、「あ、クセが強いから、ジャニーズのセンターは難しいのか…」と言っていた。ジャニーズじゃないところだったら、センターだったんじゃないかなと言っていた。また、ジャニーズではない、趣味とかの延長線にある仕事だったら、もっと早く世に出ていたんじゃないか、とも)

・周囲への影響力が強い。彼が発言したことや起こしたアクションに、みんな引っ張られる。それが良い時もあれば悪い時もある。

・ものすごい直感型。論理的な説明は全くできない。だから、いわゆる会社員向きじゃない。

・ものすごい不思議ちゃんの要素と、ものすごい現実主義なところが混在していてワケわかんない人。

・恋人や奥さんの影響をとても強く受けるから、本当によく吟味してお相手選びしたほうがいい。「だけど、直感型だからなぁ……」と言っていた。

・ルールや礼儀に厳しいけど、間違って覚えてたりしてて恥かくことがある。

・2022年については、5~10月は確かに良くないかもだけど、それ以外の期間はむしろ良いそう。

 

 

 2022年は西洋占星術的には、星の動きが複雑で、何座が一番いいとかは言いにくいそうだ。

「だから、どの星座が一番良いとか悪いとかはないし、ホロスコープはたくさんの星とかを使って見るから、あくまで個人の運勢を見ないと意味がない。蟹座の人なんて世界で何万人もいるのに、その蟹座の人全員が同じ運勢のわけがないでしょ。だから、個人の運勢を見ないと意味がないの。だから、自分の本当の運勢を知りたかったら、個人的に占ってもらわないと」

だそうだ。

 

 

 姓名判断された時も思ったが、たった一人の占い師の判断なんて、絶対的なもんじゃない。ましてYouTubeやテレビはエンタメだから、おもしろくしようとしてるところがある。それを理解しつつ、占いってものを楽しんだり、参考にしたりするべきと、知人に改めて言われた。

 

 

 それはそうとして、占い師ではないけど、ちょっと知識がある知人が見たところによると、2022年のさっくんの運勢はさほど悪いわけじゃないらしい。

 それに、その年の運気とかに左右されにくいくらい強烈なホロスコープらしいから、さっくんはそのままでいればいいんじゃないだろうか。

 確かに自分ってものが確立しきってる人って感じだもんな。

 あの個性派集団Snow Manの中にあっても、ダントツといっていいくらいだもんな。

 仕事が遊びの延長っていうか、趣味の延長になっているようにも思うし。

 でも仕事運良くない人なんだ。意外な気がするけど、なかなかデビューできなかったというところが、仕事運が良くないってことなのかな?

 でも、グループだから、全員の仕事運を見ないとグループの仕事運はわからないよね?

 そこをきいてみると、「そりゃ、全員の仕事運と、全員の相性を見ないと判断できない」そうだ。「9人いるんでしょ?9人×9人分の相性見るなんて、数が多すぎて面倒だから嫌だ」と言われてしまい、見てもらうことはできなかった。

 

「仕事運が良い人だったとしても相性の悪い人と仕事をしていたらうまくいかなくなるし、仕事運が良くない人だったとしても相性の良い人と仕事をしたらうまくいくこともあるし、持っている運勢が良いからって油断できないところもあるし、悪いからってあきらめることもないのよ。これは恋愛や結婚も同じ。だから相性が重要かな」とのことなので、Snow Manの中にさっくんにとって仕事運を良くしてくれる相性の人がいるのかもしれない。もしかしたら、全員と相性が良いのかもしれないしね。

 

 

 知人にいつも言われるが、占いと言ってもいろいろな種類があるし、同じ西洋占星術を使っていたとしても占い師によって違うことを言う場合があるし、テレビはエンタメ要素が強いことが多いし、編集のせいで占い師が意図していない内容になっている場合もあるかもしれないから、あくまでエンタメとして受け取ったほうがいいそう。

 

「だから、私が言ったこともエンタメとして受け取ってよ。佐久間くんとやらが絶対にそういう人だということではないから。出生時間わかんないし」

とクギ刺された。

 

 

 メディアでの占いはエンタメ。

 こちらが気にかかるようなことを言われたとしても、たったひとりの占い師の判断なんだし、他の占い師はまったく真逆のことを言うかもしれない。

 そういう前提があることを意識しながら、占いのランキングは楽しむべきなんだな。

 

 というか、ランキングはあまり意味がないんだった。

 せめて日本国民全員の運勢を見て判断したものでないと。

 

 

 

 

 

 

 人生なんて、良い時も悪い時もあるのが当然。

 だから毎年占ってもらえば、その年によって言われることは違うだろう。

 

 

 Snow Manはそれぞれ違う人間なんだから、運勢もそれぞれ違うだろうし、今年はこの人が活躍しやすい、今年はこの人がとくにフィ―チャーされやすいということもあるだろう。

 もちろん厳しいという年もあるだろう。

 でも、それは生きていれば当然だから、彼らが自分自身でいつも「良い年だった」と思えるようになってくれれば嬉しいし、ファンとして、もちろん彼らにしてあげられることに限界はあるけれど、その一助になれればいいなぁと思う。

 

 

 

「ところで、私の今年の運勢は?」

「佐久間くん占ったから、もう疲れた」

「まあまあ、いいお菓子出すから」

 

 そうして、2年ぶりに会った知人を懐柔することに専念する私であった。

 

 

 

 

 

なるほど、ひと目でわかるから夢中になるのか

 

 

 Perfumeが全員ずっと髪型を変えない理由のひとつに、「覚えてもらうため」ということを挙げていて、なるほどと思った。

 ずっと同じ髪型を貫くことによって、基本的には髪型が変わらないアニメやマンガのキャラのように、かしゆか、あ~ちゃん、のっち、というキャラクターが成立するわけだ。

 そして、おっしゃるように、断然覚えてもらいやすい。

 

 Perfumeは、3人がさほど背丈や体型に差がない感じがするから、後ろ姿になった時、シルエットになった時、一瞬で誰がどれかと判別するのは難しいかもしれない。

 だけど、ずっと同じ髪型を貫くことで、外観のキャラが確立しているから、後ろ姿だろうがシルエットになろうが、どれがかしゆかで、あ~ちゃんで、のっちかということが一目瞭然だ。

 

 そして、その髪型がそれぞれの性格に合っていると、ますますキャラが確立されていく。キャラが明確だと、好きになったり応援したりしやすい気がする。

 コスプレだってしやすい。今って、ここも大事な気がする。

 

 

 

『「YumYumYum ~SpicyGirl~」Silhouette ver.』が公開された時、私たちはシルエットだけで、誰が誰か判別することができた。

 これってPerfumeと同じなんじゃないだろうか。

 髪型は変化していく人もいるけれど、体型、よく用意される衣装のデザイン、踊りかたなどが、それぞれ個性的で、ある意味不変な状態にあるから判別できるんじゃないか。(髪型については、めめちゃんがテクノ、さっくんがピンクや金髪などの明るい色と、やや印象が定まっている面もある)

 それが9人もいるのにかぶっていない。

 それって、実は奇跡的なんじゃないの?

 9人もいたら、ひと組くらいはそっくりだったりする人たちがいてもおかしくないんじゃないの?

 だけど、私たちは9人を判別できる。

 

 

 アニメやマンガのキャラみたいに個性がしっかりしているから、ひと目で誰とわかるから見つけやすいし、好きになりやすいんじゃないか。

 そうすると2次元ヲタの人も好きになりやすい気がする。

 だってアニメやマンガのキャラ設定みたいに、Snow Manはそれぞれを紹介できる。というか、そういう紹介文が書きやすい。しかも月日が経っても、その内容がほとんど変化しない。アニメやマンガのキャラのように。

 それはキャラが確立しているからだ。

 外観からも。中身からも。

 

 思えば自分だってどちらかというと2次元ヲタで、ジャニーズはテレビを点けていて出演していれば見るという程度だった。雑誌なんかもあえて読んだりしたことがなかった。もちろん、おもしろそうな番組であれば気をつけて見たりもしていたが、こんなにしっかりとファンだと自覚してメディアを追っているのはSnow Manが初めてだ。

 アニメやマンガに親しんでいた私のような層にも、Snow Manはヒットしやすいキャラ設定ができあがってるわけだ。

 

 すぐに見つけられるっていうのは、すぐに誰ってわかるということは、演者としては重要なポイントになるんだなと思う。

 ジャニーズデビュー組全員のシルエットを並べた時、もしかしたら私たちはSnow Man全員をすぐに見つけられるかもしれない。

 それだけ、彼らは全身でキャラを確立している可能性がある。

 

 だから、彼らに夢中になっていく。

 

 

 容姿が美しいのも、もちろんひとつの武器だし、それに夢中になっていく人もいる。

 だけどアイドルの場合、容姿が美しいだけじゃなくて、たとえシルエットだったとしても、ひと目でその人だとわかることが重要なのかなと感じた。

 

 

『「YumYumYum ~SpicyGirl~」Silhouette ver.』を出そうと考えたのが誰かわからないけれど、それだけSnow Manがメンバーそれぞれ個性あふれるグループだと自信があるからこそ出したんだろうし、シルエットだけでわかる凄みに気づいてもらいたかったのかもしれない。

 私はダンスのことはわからないけれど、シルエットにすることによって、よりSnow Manのダンスのすごさも伝わるのかもしれない。

 そして、それぞれの個性も。

 

おそ松さん』という設定ありきの映画公開が予定されているSnow Manだけど、彼らの日常を映画やアニメやマンガにしようと思えばすることができるような気がする。

 だって、もうキャラ設定はできてるわけだし、グループとしての背景もドラマチックだ。

 あとはいい脚本さえあれば、立派な映画やアニメやマンガができるような気がする。

 

Snow Manをアニメ化!』

Snow Manをマンガ化!』

 なんて逆転現象が起きてもおかしくないんじゃない?

 

 そして、今度こそキャラを活かしたSnow Manオリジナルストーリーの主演映画が公開されるといいな。(連続ドラマでもいいぞ!)

 

 脚本、書きやすいと思うんだけど?

 

 

 

 

 

 

“素のまんま”じゃないメディア

 

 

 ちょこっとだけメディアに関わる仕事をしている。

 その関係で、数人のライターさんと、ちょこっと会話をしたことがある。

 

 それでビックリしたのが。

 ほとんどの記事は、“そのまま”ではないことが多いということ。

 

 

 どういう意味かというと。

 

 まずインタビューなどは、基本的にはそのまま記載しない。

 しゃべっている言葉なので、文章にすると意味が通じないことがあるから。

 そういう点からも、まったく完全に忠実に記載することはほとんどない。

 もちろん、相手のしゃべっている言葉やニュアンスなどを、なるべく崩さないようにはする。

 

 そうすると、対象が送付してきた原稿もそのまま記載しない。

 文章がすばらしく上手い作家先生とかなら別だけど、読みにくいところとか、方言なのに標準語と思って使っちゃってるとことか、掲載誌によっては具体的な商品名を出しちゃいけないとか、単純に誤字があったりすることもあるから、そのまま記載できない。(あまりにひらがなが多い場合も手を加えるらしい)

 

 あと、その雑誌やサイトのカラーというか、スタンスというものがある。

 その文章が、雑誌やサイトにそぐわない場合は、語尾や単語を変えたり、ときには大きく言い換えたりする。

 すっごくわかりやすい例でいえば、子供向け雑誌に「彼女とは1日何回でも抱きあってキスしてたいな」なんてことを実際におっしゃっていたとしても書けないわけ。

 子供向けというスタンスのもと「カノジョとは、なるべくいっしょにいたいな」などと書き換えられることになる。

 

 大きな会社や運営ほど、その雑誌やサイトのカラーやスタンスをよく理解しているベテランライターさんがいることが多く、どんなインタビューも原稿も、その雑誌やサイトのスタンスに合った内容に仕上げるのだ。

 

 

 となると。

 

 素材そのままで掲載されることは、ほとんど無いということだ。

 

 ということは、厳密に言っちゃうと、私たちはSnow Manの“素のまんま”のインタビューを読んでいない、いや読めないということになる。

 だから記事を読むときは、そういう風にワンクッションがあるんだと思ってみる必要があるのかも。(メンバー手書きのものがそのまま掲載されていない場合は、メンバーの誰かが書いた文章だったとしても、前述のような理由で絶対チェックが入ってるはず)

 

 これライターさんの名前が示してあるものは、その人が名前を出して書いたものだから、責任を持って書きましたという宣言がされていることになる。

 だから、ある意味、信頼して読める。その記事の書きかたや表現の仕方が好きかどうかは、ともかくとして。

 ただ、そのライターさんが雑誌やサイトのカラーやスタンスに合わせまくって、結構“素”をアレンジしてしまうと、また話は違う。

 けれど、編集部や運営側としては、それを望んでいるのでOKということになる。

 

 ライターの名前が書かれていていたとしても、そのようにアレンジが加わる可能性があるのだから、無記名のものなんて信用度がグンと下がることになる。

 

 それなのに、その無記名の記事を見て、私たちは一喜一憂する場合があるのだ。

 

 記事にグループやメンバーの名が登場すると、ついつい見てしまう。(今ってSNSで勝手に流れてきちゃうこともあるしね)

 見てしまうことはしかたないとして、それが全幅の信頼を置ける内容であるかどうかは確認しなければならない。

 とくにセンセーショナルなタイトルや内容の場合は。

 

 ある程度、年齢を重ねていたり経験値があったりする場合は、その記事に対して「本当?ウソじゃない?」「ウソだわ」「これは本当の話だわ」と、ジャッジする思考が働くかもしれないけど(正しく機能しているかどうかは、また別の話)、有名な雑誌やサイトが出していたら、簡単に信じてしまう人もいるんじゃないだろうか。

 

 じゃ、動画や音声なら大丈夫かというと、これがそうでもないらしい。“編集”というものによって、Snow Manが発した言葉や動作が番組などの望む方向性へと変えられてしまう場合がある。今は加工技術だってスゴイしね。

 

 とくにTVなんかはプロデューサーとか番組の意図に合った編集になっちゃうだろうから、もしかしたらSnow Manらしくないなと思っちゃうような編集をされちゃうかもしれない。

 Snow Manがそういうつもりで言ったことじゃないこと、そういうつもりでやったことじゃないことが、プロデューサーや番組が望んだものに編集されてしまう可能性だってあるわけだ。

 

 じゃあ、編集が『悪』なのかってことになるけど。

 

 でも、その反対にSnow Manが「イマイチだった」と思っていたものを、編集によって活かされる場合もあるかもしれない。

 だから本当はそういう意味じゃなかったことも、編集によって活きてSnow Manが感謝したくなってしまう場合もあるかもしれないんだよね。

 

 だから“素のまんま”だけが良い、正しいってわけじゃない。

 

 

 私たちは、提供する側が絶対的に正しくあれ、事実だけ知らせろと思いがちだけど、エンターテインメントの面では、リライトや編集をしないと、それが私たちに見せられるようなエンタメにならないことがある。

 いや、エンタメはSnow Manという演者と、読んだり見たり聞いたりする私たちの間に、必ずたくさんの人が介在しないと、エンタメにならないんだよね。

 

 

 私たちが目にしたり耳したりするSnow Manは、ほとんどが“素のまんま”ではないということを自覚したうえで、楽しみ、そして時には意見をしていかなくちゃいけない。(非難や批判をする場合は、やりかたや言葉遣いをよく吟味したうえで)

 

 

 でも結局、私たちが正しいジャッジができるかどうかにかかってるんだよねぇ。

 責任はメディア側じゃないんだよ。Snow Manじゃないんだよ。

 

 だって、エンタメを作るほうは、私たちのことを優先して考えるはず。

 Snow Manのことを優先したりはしない。

 だって、Snow Manは私たちが存在ないと成り立たない職業だから。

 

 だからといって私たちが「お客様なんだから」「視聴者様なんだから」「読者様なんだから」「会員様なんだから」とおごったり、過度な要求をしすぎたりしてしまうのは、おかしいこと、恥ずかしいこと。

 ここがおかしくなってしまうと、メディアもおかしくなっていってしまう。

 そして、私たちが望まないエンタメが作られてしまうことになる。

 

 Snow Manを傷つけてしまうことになる。

 

 

 だから“素のまんま”じゃなくても、エンタメにはそういうリライトや編集っていうルールがあるんだということをわかったうえで、私たちはSnow Manを楽しまなきゃいけない。

 

 だって、世界中のゲームも、ルールがあるから楽しめるわけでしょ?

 ルールがなかったら、ゲームにならないからね。

 

 

ジャニーズ事務所所属のSnow Manというアイドルであるというルール』を理解したうえで、彼らを見たり聞いたり読んだり応援したりしていかないとね。

 

 

『シンメ』の中でも「縁-YUÁN-」な関係を見せつけてくる“いわふか”

 

 

 

「なんだ、この二人………」と思ったのが最初だった。

 それは私がSnow ManYouTubeにチャンネルを持っていることを、やっとこさ知って、数日をかけて地道に見続け、ジュニアとしては最終回の卒業旅行を見たときだった。

 

 

 

 

 私がSnow Manのファンになった入口はふっかさんだった。

 だから、最初のうちはふっかさんのことだけを追っていた。

 そうすると、なぜかよく隣にいる人がいることに気づく。

 それが照くんだった。

 

 私はジャニーズというものをよく知らない状態でファンになっていたので、なぜ照くんがふっかさんの隣によくいるのかわからなかった。

 なんか立ち位置的なものが決まってるのかなくらいに思っていた。

 そしてだんだんと『シンメ』という言葉が存在することを知る。

 でも、私はデビュー後のファンなので、この言葉に辿り着くまでに時間がかかっていたんだと思う。

 その『シンメ』という言葉はSnow Manが6人時代のときにはよく使われていたが、9人になってからはあまり使われていなかったからだ。

 

『あべさく』

『だてなべ』

『いわふか』

 

 これがSnow Man6人時代の『シンメ』だということだった。

 

 

「『シンメ』って?」

 そんな言葉を聞いたことがなかった。

 調べると“シンメトリー”の略で、どうもジャニーズでは、立ち位置が対象で歌やハモりの見せ場が同じになることが多い関係のことを言うのだと知る。

『コンビ』とは違う?のか?と思ったが、どうもジャニーズ独特の呼び方のようだ。

 

 まあまあ長く生きてるから、テレビに出ているジャニーズを適度に見てきたが、そんな呼び方があることは知らなかった。

 だいたいジャニーズは、ほとんどが複数人で構成されるグループだし、とくにその中の二人をピックアップするようなことがあるなんて知らなかった。

 というか、『シンメ』という言葉を聞いたことはなかったので、私が見ていた頃はあまり確立していなかったんだと思う。(それとも、単に知らなかっただけか)

 

 ともかく、ふっかさんの『シンメ』が照くんだということを認識すると、私は次々と疑問を抱くことになる。

 

「ペアルックしてるけど、お互い、まったく照れがないのは『シンメ』だから?」

「ラウちゃんに『そこで産まれた子がボク~』と言われてるけど、とくにコメントもなく、それが自然という顔すらしているように見えるのは『シンメ』だから?」

「舞台の部屋割りのときにラウちゃん含め親子部屋って、照くん自ら言ってたんだ。『シンメ』だから?」

「ふっかさんも照が父親で、俺が母親かなとか言ってる。『シンメ』だから?」

「グラビアの写りかたが、ベッタリなことが多い。あ、それともこの二人がメンバー全員にベッタリして写るタイプ? ……………いや、そうでもないな。誰にでもベッタリの康二くんとラウちゃん以外では、お互いが相手のとき以外はベッタリ写ってない。『シンメ』だから?」

「え、ふっかさん潔癖気味なの? 最初康二くんがくっついてくるの嫌がってたの? じゃあ、照くんとグラビアでナチュラルにくっついているのって『シンメ』だから?」

「一緒に旅行したり買い物したり食事したりしにいくことが頻繁みたいだけど、『シンメ』だから?」

「お揃いのものを買うことが、とくになんでもないことのように自然みたいだけど、『シンメ』だから?」

 

 コロナが流行してからは、一緒に出かけたりできなくなっただろうから、注目し出した頃よりは、そう感じることが少なくなったけれど、二人がインタビューやグラビアなどで『シンメ』になる時は、やっぱり感じてしまうのだ。

 

 

 親子や夫婦や恋人より、距離が近い。……感じがする。と。

 

 

 これが『シンメ』というものなのかと思い、他2組をチェックしてみるけれど、どうも違うらしい。

 幼馴染で『シンメ』なゆり組なら、同様な感じかと思ったら、ここは手をつなぐことすら照れがある関係で、「あー、そうよねー、成人男性同士だったら、普通はそんな感じよねー」と、一番すんなりとわかりやすい関係だった。

 

 あべさくも距離がなかなか近いけれど、この二人、実はなかなかメンタルが強いところがあるようで、二人で絡んで写ることにまったく照れがないというか、ファンが喜ぶだろうなという写りかたを惜しまない傾向がある。「こういうの好きでしょ?」という、ある意味あざとさすらある。お互いを活かして魅せる能力に長けている。(←だからシンメなのか)

 

 そうすると、なんていうんだろう…、いわふかのしっとり感というか、ベッタリ感というか、どう表現していいか難しいのだが、その距離感にますます違和感がある。

 

 なんでだ?

 なんで、こんなに、くっつくというか、二人でいることが当然すぎるという顔をするんだ?

 

 そう思っていたら、照くんがあちこちのメディアで「ふっかは、もう一人のオレ」的な発言をしていることを見聞して、「すげー、うちも含めたそこらへんの夫婦より、よっぽど夫婦みたいな関係で、それでいて夫婦以上の関係だな」と思ってしまった。(夫にそんなこと思わないわ~。もし万が一、万に一つでも、万に一つの確率で、そう思ったとしても公言できないわ~)

 

 そんなこと、なかなか言えないぞ。

 っていうか、それ以前にそんな風に思わないな。

 だって、夫婦だもん。

 別の人間だもん。

 

 まあ、いわふかが本当に夫婦じゃないからこそ、そんなこと言えるのかもしれないけど。

 

 

 でも、彼らがジャニーズとして過ごしてきた背景、照くんの性格、ふっかさんの性格を考えると、そうなってしまうのかなぁとも思った。

 

 照くんは、なかなか嫉妬深い人のようだ。

 彼女がスカート履くのはイヤだし、毎日会いたいし、他の男と食事に行ったら、それはもう浮気だと断言する男だ。

 

 これって、すっごく安易に簡単に言っちゃうと不安になりやすい子なのかなと思う。

 マイナス思考が強いというか。

 自分に自信がないというか。

 

 以前『怖がりだからこそリーダーな岩本照』という記事を書いたが、照くんは怖がりだ。それを素直に表現して、克服しようとする。そして、しないところもある。

 そんな照くんは、ある意味、扱いが難しい子なのかもしれない。

 怖がりだけど強がりで、真面目で、自分が好きなものは必死に愛して守ろうとする。

 感受性が強くて、人一倍傷つきやすい傾向もある。(だからセンスがイイんだろうが)

 

 そんな照くんを10代という若さの頃から受け入れ続けたのが、ふっかさんだけだったのかもしれない。

 さっくん、阿部ちゃん、しょっぴー、舘様だって、もちろん寄り添わない人たちではなかったけど、学校が違ったり、まだそれぞれが自分のことで精一杯だった10代という若さの中、ふっかさんだけが照くんに向き合っていたのかもしれない。

 

 ふっかさんだって大変だったとは思うけど、彼は良くも悪くも懐が広くて深い「好かれる人」だ。

 照くんの望むまま、とにかくそばにいたのかもしれない。(高校生の時は学年が違うのに登下校を一緒にしていたというし)

 もしくは、そうしないと照くんが荒れたり、自暴自棄になりそうだったりしたのかもしれない。

 ふっかさんは自分もそうなりそうになりながら、照くんのそばにいることで、自分を鼓舞していたのかもしれない。照くんを支えることを自分の支えにしていたのかもしれない。

 

 そんなギリギリの状態は年齢を重ねるほどに増していって、ますますお互いが大切で重要な位置を占めていく。

 そして照くんは「もう一人の自分」とまで、ふっかさんを表現するようになる。

 

 

 ………これ、自分が友達に言われたらどう思うかな、と考えた。

 正直「重い」と思う。

 そう思う人も多いんじゃないかな。

 恋人に言われても「重い」と思う人が多いんじゃないかな。

 もちろん、付き合い始めとか、気持ちがワケわからんくらい盛り上がっていたら嬉しいかもしれないけれど、付き合いが始まって、例えば5年以上経ったところで言われたら、どうかな~。

 うーん、やっぱり「重い」と思っちゃうかな~。結婚前提とかだったら、また違うかも、だけど。

 じゃ、夫婦になったとしたら、「重い」と思わないのかな。

 ………うーん、私は「重い」と思ってしまうけどな。もしくは「違う」、だな。

 ともかく、つきあいが長い恋人だったとしても「重い」と思ってしまう可能性が高いことを、友達に、――親友だったとしても、そう言われたら「重い」と思ってしまうんじゃないだろうか。

 だって、基本的に親友とは家族になれないんだから。

 

 よくジャニーズにする質問で「メンバーはどんな存在ですか」ときくことがあるけど、ほとんどが「家族より一緒にいるから家族といってもいいかもしれないけれど、友達でもないし、特別な存在」と答えていることが多いと思う。

 

 そんな特別な存在であるメンバーの中でも、照くんにとってふっかさんは、さらに特別な存在らしい。

 

 もう、それは「縁-YUÁN-」が聞こえてきそうなくらいな関係なんだな、と思っちゃったよ。

「赤い糸どころかロープで結ばれてるから、いつだってふっかがどこにいるかわかるし、いざとなったらそれを引っ張って助けられるんスよ。オレ体鍛えてるし、ふっかくらい、すぐ引き上げてみせます」って言われそうな感じ。(←ヒドイ妄想)

「赤い糸っていうか、もうこれロープになっちゃうくらい絆が太くなっちゃってますけど、これって照のせいなんですよ。でも照らしいですよね。カワイイでしょ」って言われそうな感じ。(←これまたヒドイ妄想)

 

 今までのジャニーズの人の中でも、または現役のグループの中でも、もしかしたらメンバーのことを「もう一人の自分」と思ったり感じたりしてた人、あるいは現在進行形の人がいるかもしれないけれど、あからさまに隠さない二人が“いわふか”だけだったんだよね。

 というか、“いわふか”しか見たことがない。

 そんな二人に出会ったのが衝撃だったんだよな。

 

 

「たとえ恋人でも嫉妬は絶対にしない」という、どこか人に固執しない傾向があるふっかさん。

 だけど激重な照くんや、「逃げないように」待ちぶせしてくる河合くんのような人に絡まれ……もとい、そばにいてほしいと望まれれば、それをいくらでも受け入れる許容がある。

 そして、その後、ちゃんとその相手が喜ぶような態度を取るんだよね。

 もしくは、絶対に不安にさせないようにしてるんだよな。

 

 怖がりで、非常に過酷な世界で戦っている照くんにとって、ふっかさんはパフォーマンスにおいてだけでなく、いろいろな面で『シンメ』だったんだろうな。

 

 ふっかさんだって、こんなに自分を信頼しきって濃厚な関係を築きたがる人が初めてだったのかもしれない。

 父性を刺激されまくったのかもしれない。

 ………いや母性に近いのかも? 自分が産んだくらいの気持ちなのかも?(ラウちゃんに対しても、その傾向アリだしね。だからお丸ができるのか。それともお丸を演じているうちに、そういう気持ちも理解できるようになったのか)

 

 

 もしかしたら、私はいわゆる“運命の人”を「みぃつけた!」(by『Snow Man’s Life』)人たちを見ているのかなとも思った。

 

“運命の人”ってきくと、普通は生涯添い遂げる夫婦や恋人を想像するけど、自分の人生を大きく変える人が“運命の人”なんだって、某占い師に言われたことがある。(ある辻占い師に姓名判断されてひどい結果だったから、他の占い師にも何回かみてもらったりしてたんだよね)

 極端な言いかたをすれば異性も同性も年齢も国籍も関係なくて、自分をいじめた相手も“運命の人”の可能性があるんだってさ。DVしてきた親や恋人も。離婚した相手も。もちろん、“運命の人”ではない場合もあるそうだけど。

 とにかく自分の人生観に強い影響を及ぼした人、自分の人生に深く関わってきた人が“運命の人”である可能性が高いことは高いらしい。

 もちろん、生涯添い遂げる相手も“運命の人”である可能性が高いから、できれば、そういうステキな相手が“運命の人”だといいよね。(そういや、舘様はしょっぴーを“運命の人”とか言ってたような………?)

 でも、その占い師曰く、夫婦で最期まで添い遂げたからって“運命の人”とは限らないから、ややこしいんだって。

 

 

 でも。

 

 この二人はお互いが“運命の人”を見つけた状態の人たちなんですよって説明されたら。

 

「そうなんですねぇ」

 

 あっさり納得しちゃいそうだよ(わら)

 

 

 

 そんな現実とは思えないデスティニーな関係の二人がいるSnow Man

 

 見ちゃうよねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夫より私を大切にしてくれるSnow Man

 

 

 夫よりSnow Manのほうが私を大切にしてくれる。

 

 ……と言ってしまうと語弊がありまくりではある。

 

 

 夫は適度に夫としての立場を全うしてくれている。

 ジャニーズが嫌いなところはありがたいし(なぜそう思うかは過去記事『「ジャニーズ」を楽しむということ』を参照していただければ)、私がSnow Manのファンであることを薄々知ってはいても、だからどうこう言ってくることもないし。

 まったく夫に不満がないわけではないが、今こうやってSnow Manを楽しめているのは、夫が、そして自分自身がそういうことも楽しめる生活ができるように、お互いそれなりに気を使って、そして気を使わないで“生活している”からだ。

 

 だから、夫がいないとSnow Manを楽しむ生活はできないので、Snow Manのほうが夫より大切にしてくれる、という言いかたは、ちょっとおかしいのだ。

 

 

 が。

 

 私はおばちゃんで、なかなか長い期間ジャニーズのアイドルを見てきたが、最近のアイドルは、まあサービスが手厚いなぁと思う。

 それは私たちにSNSという、直接自分の考えを表現する場があり、そしてそれをアイドルが直接見聞することが可能な時代だということが大きく影響していると思う。

 

 だから、彼らは必要以上にファンの言葉に耳を傾けてしまっているように思う。

 無視できる人もいるけれど、無視しようとしてもメンバーやマネージャーや事務所が「気にしなさい」と言ってくることもあるだろう。

 確かに無視することで、余計に状況が悪くなってしまうこともあるからだ。

 

 ともかく、無視しにくい時代になってきているんだな、また何もかも見て耳にしてしまう時代になっちゃったんだな、とは思う。

 

 だからなのか、Snow Manは手厚い。(他グループは知らないからわからない)

 何かいいことがあればすぐに感謝の言葉を述べ、批判に対しても何かしら反応してることが多い。

 

 夫はこんなに反応してくれない。(してもらっても困るが)

 そもそも夫はCD売ったり、歌番組出たり、冠番組持ってたり、全国ツアーしたりしていないから、夫に対して「ミリオンおめでとう」「ステキな歌とダンスを見せてくれてありがとう」「この前の企画めちゃくちゃ笑った」「ライブがんばって」などと伝える機会がない。

 そのようなやりとりがそもそも発生しないから、夫が私を大切にしてくれてるんだなぁと実感する機会が少ないのだ。

 

 だから。

 夫よりSnow Manのほうが、私を楽しくさせる活動してくれて、そして感謝の言葉をはじめ、自分の気持ちを伝えようとしてくれる機会がはるかに多い。(もちろん、私に対してだけではないけれどね)

 

 そういう心づかいが、Snow Manのほうが夫よりはるかに多いから、私はSnow Manのほうが夫より私を大切にしてくれる、と思っちゃうのだ。

 

 そんな手厚い彼ら。

 だからこそ、勘違いというか、それに甘えてしまう人が出てくるんだなと思うことがある。

 

 ちょっと情報を入手したいなと思ってSNSを利用すると、思いもよらない言葉にぶつかることがある。

 それらを見て、私個人が感じるのは、

 

Snow Manは、あなたの夫じゃないよ?」

 

 ということだ。

 

 なんでこんなに、みんな自分の夫みたいな視点で彼らのことを見るんだろうと不思議に思うことがある。

 

 まあ確かに、好きなんだから、夫、あるいは彼氏を相手するみたいな気持ちになって、そういうことになってしまうのかなとは思う。

 だけど、昔は「○○くんの彼女になりたい!」「お嫁さんになりたい!」とは言ってみても、それはちゃんと不可能なことなんだってわかってた。(まあ、わかってない人もいたけども)

 そもそもアイドルは、今よりずっと遠い存在で、おおげさな言いかたをすれば神様に近い、想像上の生物に近い感覚で見ていた人が多かった。

 

 だけど今は、SNSが発達して、アイドルがファンの言葉を聞きやすくなってしまったことで、その言葉を受け入れることが多くなってしまった。

 

 だからファンは勘違いしていく。

 

 私の大好きなアイドルは何でも自分の言うことをきいてくれる人。

 

 私の大好きなアイドルは自分の理想通りの人。

 

 と。

 

 

 だから、自分が感じたことを何でも伝えていいと思ってる。

 

 だから、ちょっと自分の理想から外れたことを言ったりしたりすると、すぐに言う。

 

「それっておかしくない? ○○くんらしくないよ」って。

 

 

 まあ、確かにおかしいことを言っている場合もあるとは思うが、多くは「自分の思う通りの言動ではないことをすると許せない」ということらしい。

 

 確かにアイドルは夢を与える職業で、ファンの希望をなるべく叶える存在ではあると思うが、それ以前にひとりの人間である。

 

 それに法律のもとに婚姻届けを受理されていなければ、ファンはただのファンであって、アイドルの妻でもなんでもない。

 

 だからファンだからといって、理想じゃないことをしたアイドルに、自分の理想に反していると伝えるのはおかしいのだ。(確かに犯罪につながったり、道徳的におかしいということだったりについては、苦言を呈したり、批判したりしてもいいとは思うが)

 

 

 だから「ミリオンねらってます」と言ったことに、「それは違う」というのはおかしいのだ。

 

「ファンにプレッシャー与えてどうするの」

「それってCDをいっぱい買えって言ってるようなもの。それができないファンは、もうファンとして認めないってことでしょ?」

「ミリオンを達成させてあげたいとは思うけど、それを自分から言うのはおかしくない?それはステキな作品を提供することで、それを買いたいと思う人が現れて、そして自然に達成されるものじゃない?」

 

 ということは。

 

 彼らはファンにプレッシャーを与えて、CDを買ってくれない人はファンとして認めなくて、パフォーマンスのことなんかまったく考えず、ただただ数字にこだわりまくってる人たちだということになる。

 確かに理想から外れている。

 それは、伝えないといけないね。

 

 彼らをそういう人たちだと言うのなら。

 

 

 

 

 ところで、そんなファンの方々にうかがいたいことがある。

 

 Snow Manが少なくともシングル3曲ミリオンを達成していることで、わずかでも周囲に自慢したり、自慢に思わなかったことはあるだろうか。

 

 ファーストアルバムが今年度最高売り上げを記録したことを、ファンとして「なんて残念なんだ!」「こんな売り上げ達成しないでほしかった」「なんて悲しいことなんだろう」と思ったことがあるだろうか。

 

 もし、わずかでもシングル3曲がミリオンを達成していること、ファーストアルバムが今年度最高の売り上げを達成したことを「すごい!」「よかった!」「自慢!」と思ったのなら、「ミリオンを目指したい」といった彼らを批判する権利はないと思う。

 

 もし「ミリオンを目指したい」と彼らが発言することを批判するとするならば、彼らがミリオンを達成することでガッカリしてしまう、残念だ、辛い、悲しいなどのマイナスな気持ちを持ってないとおかしいからだ。

 

 ミリオンを達成していることを自慢している、あるいは喜ばしいことだと思ってるのに、「ミリオンを目指したい」ということは批判する。

 

 ………矛盾してませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 そして、おばちゃんは、ちょっと考えてみる。

 

 もしSnow Manが自分の夫であれば「ミリオンを目指すなんて言っちゃダメだよ」って言っていいのだろうかって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ………あれ?

 「離婚」という言葉が見えてくるのは気のせいだろうか。